どんな"ろくでなし"にも突然に訪れる最高の朝のように #雑記
残酷なものというのは、同時にフェアなものだ。だれしもに忖度なしで定まった結果が、定まったどおり訪れる。そこには優しさというボーナスポイントも、そして憎しみのようなペナルティもまた存在しない。フェアなものというのもまた、常に残酷なものである。
なかでも朝は特に残酷だ。訪れない。夜と親交を深めた分だけ、朝は私たちに冷たく接する。朝はだれしもにフェアであり、だからこそ残酷にもみえる振る舞いをする。実際ぼくが1年のうち朝を体験するのは、たったの数日程度だ。
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