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新豊洲のチームラボプラネッツがすごかった。作品の魅力と感想まとめ

新豊洲のteamLab Planets TOKYOへ行ってきた。
築地市場が豊洲に移転してからというもの、僕はまだ豊洲市場には行ったことがないが、今や豊洲エリアはインバウンド観光客がすごいことになっているらしい。
新豊洲のチームラボプラネッツについては、絶対に行くべき東京の観光地として海外ではかなり有名になっているらしく、平日にも関わらず大量の外国人でごった返しており、日本人を見つけるほうが難しいほどだった。

そんなインバウンドパワーに圧倒されつつも、チームラボのメディアアートを存分に楽しんできた。
クオリティの高いメディアアートはチームラボぐらいの規模感じゃないとなかなか味わえない。チケットはインバウンド価格だったが、かなり満足の行く内容だった。

当記事では、ネタバレになってしまうがチームラボプラネッツの素晴らしい作品の写真を記録しておこうと思う。

チームラボプラネッツの作品たち

空から噴き落ちる、地上に憑依する炎 / Universe of Fire Particles Falling from the Sky

入場しなくても楽しめる作品の一つが、この炎の柱のような作品。
ほとんど下調べせずに行って無意識に写真を撮っていたのだが、これもメディアアートの一部だということを後で知った。

様々な国からの観光客が長蛇の列をなしていた
館内ではロッカーに荷物を預けて裸足で鑑賞する

坂の上にある光の滝 / Waterfall of Light Particles at the Top of an Incline

裸足になってWater Areaに入場すると、水が流れるスロープが登場する。
真っ暗な空間の中、ひんやりした水の坂道を歩くのはかなり不思議な体験。好奇心が掻き立てられるイントロだった。
坂の上には白く光る滝が一本あり、地下水路を神秘的に照らしていた。

地下水路を探検しているよう
坂の上には一本の滝があった

やわらかいブラックホール - あなたの身体は空間であり、空間は他者の身体である / Soft Black Hole - Your Body Becomes a Space that Influences Another Body

滝エリアをすぎると水の床は終わり、真っ黒な部屋があった。
柔らかい床と壁に囲まれた部屋はブラックホールのような空間だった。歩くと足が床に沈むため、かなり歩きづらい。暗さも相まって、宇宙のブラックホールに飲み込まれそうな感じが何となく味わえた。

ちなみにかなり暗かったので、写真を撮りたい人は高感度の一眼レフカメラを持っていかないと撮影は厳しいと思う。

作品と作品の間は基本的に暗い通路が結ぶ

The Infinite Crystal Universe

暗闇を抜けると、文字通り無数のLEDが光る天国のような空間が待っていた。
LEDのカーテンが通路を作っており、鏡張りの床には人体が反射してまるで宇宙にいるかのような感覚だった。
海外だとこのような発想のアートはあまり見かけない気がするので、東京ならではのオリジナリティを感じるような作品だった。

マトリックスの世界のよう
すべてが反射する
光の色が次第に変わっていく
サイバーパンクっぽさもある演出
天井も床も鏡張りで、どこまでも続いていく世界
宇宙エリアを抜けると膝まで浸かる水が出現

人と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング / Drawing on the Water Surface Created by the Dance of Koi and People - Infinity

膝まくりをして水に浸かりながら進んでいくと、広い貯水エリアに出た。
プロジェクションマッピングで水面が照らされ、一面アート作品になっていた。鯉が泳いでいたり、カラフルなパターンに演出が切り替わったりして楽しい。
水に浸かりながらアートを見る感覚がすごく不思議で、いろんな器官がフル稼働しているような感覚だった。

きれいなパステルカラー
カメラのストラップを忘れたので、握力を緩めたらアウトな状況だった
色使いも独特
水の交換コストや電気代が気になってくる

生命は結晶化した儚い光 / Ephemeral Crystallized Light

隣の部屋にはまた別のアート作品があった。
無数の水が流れて光のようになっており、どこまでも続いている。ずっと眺めていると浮世離れした感覚になれる。

変容する空間、広がる立体的存在 - 平面化する3色と曖昧な9色 / Expanding Three-dimensional Existence in Transforming Space - Flattening 3 Colors and 9 Blurred Colors

水エリアを抜けると球体エリアに。
これらの球体は押して動かすことができるので、空間の形状は絶えず変わっていく。球体を一つ押すと球体を介して力が伝わり、遠くの球体に影響するのだが、コンセプト的に面白かった。
空間の色も刻一刻と移り変わっていくので、時間軸的観点でも楽しむことができた。

このエリアも床が鏡
紫系の色がきれい
球体の隙間に入っていく

Floating in the Falling Universe of Flowers

続いてはプラネタリウムのような空間へ。
地べたに座って半球体の壁や天井を眺めていると、没入感を味わうことができる。
様々な植物が映し出され、生命の神秘的なものを何となく感じた。デジタルでもあり、何となく近代絵画っぽさも表現しているような面白い作品だった。

素晴らしい映像作品
宇宙にいるかのような感覚
無数のひまわり
色使いがとても良かった。

呼応する小宇宙の苔庭 - 固形化された光の色, Dusk to Dawn / Moss Garden of Resonating Microcosms - Solidified Light Color, Dusk to Dawn

Water Areaが満足行く内容だったのでうっかり帰ろうとしたのだが、実はGardenというエリアもあるらしく、退場寸前で慌てて引き返してGardenへと入場した。
これは苔の上に卵のような不思議な物体がいくつも置かれている作品。
鑑賞時は知らなかったのだが、日没後のみこのように光る演出がされているらしい。絶妙な色味と艶感でかなり神秘的だった。

様々なカラーに光る卵的物体が置かれている
まるでSFの世界
別の惑星にいるかのようにも感じる
恐竜の卵にも見えてくる

Floating Flower Garden: 花と我と同根、庭と我と一体 / Floating Flower Garden: Flowers and I are of the Same Root, the Garden and I are One

最後は花のエリア。
写真で見ても圧巻だが、実際に身を置くとかなりの迫力。全て本物の生きている植物で、育成しながら展示しているというのだから驚きだった。
映画とかゲームの中の世界のようで、植物と一体になったかのような体験ができるので、とても面白かった。

夢中で写真を撮りたくなる
上も下も植物
鏡張り抜きでもきれいだった

まとめ

チームラボプラネッツは想像以上に満足でき、日本はメディアアートの分野ではかなり進んでいるのではと思えた展示内容だった。

言語化することができていないものの、全体的に作品からは東京っぽさを感じ、大人も子どもも楽しめる体験型アートだと思った。コンセプトも作品自体も素晴らしく、チームラボプラネッツの世界観にどっぷりとimmersionすることができた。
豊洲市場が近いこともありインバウンド観光客が多かったけれど、自分が外国人だったらチームラボプラネッツだけでもかなり魅力的に感じると思う。スタッフは皆バイリンガルだったし、実際に訪れてみてその人気ぶりに納得した。

古典的なアートだけでなく、このようなデジタルアートもまた面白そうなものがあればチェックしていきたいと思う。

ではまた。

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August
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