Think right 選択のパラドックス
現代において何をするにしても選択肢が本当に多いというのは誰もが感じるところだと思う。
選択肢が限りなく多い、それは一見すると幸せなことのように思う。
スーパーに行って、牛乳一つとっても何種類も陳列されていて値段や賞味期限、味、メーカーなどから好きなものを選べるというわけだ。
しかし選択肢が多すぎるということも時として不幸を呼ぶ。
これが'選択のパラドックス'である。
選択肢がありすぎると不幸になる理由として心理学者バリー•シュワルツは三つ挙げている。
1.選択肢が多すぎると考えることをやめてしまう
→スーパーにジャムを24種類陳列した場合と6種類陳列した場合では6種類の方が売り上げが高いことが分かった。結果として多くの種類を提示されると買うのをやめる人が多かった。
2.選択肢が多すぎると誤った決断を下してしまう
→例えば恋愛関係において、女なんて男なんて何人もいるんだからという決まり文句がある。ただ、そんな何万人もの中から正しい自分に合った条件の人を見つけることができるだろうか?20人の中から選ぶ方が遥かに楽だろう。
3.選択肢が多すぎると不満を感じるようになる
→選択肢が多すぎると自分の判断に確信を持たなくなる。確信を持たない答えというものはモヤモヤして当然だ。
このように選択肢が多すぎるというのも考えものだということだ、場合によっては生活の質を落としてしまうこともあるかもしれない。
これはよく経験がある人もいるかもしれないが大型のショッピング施設にいって何も買わずに出てしまう。そんな経験ないだろうか?
僕は特に服を買いに行く時にそんな事態に当たってしまう。だから外出する時着る服は大抵決まっている。服選びに何分と時間をかけることは絶対にない。
これは単に僕が服に興味がないからかもしれないが、5日分くらい着る服があれば十分だと思う。現に服の選択がなくなって僕自身すごく快適に過ごせているし、頭の回転を他のことに使うことができる。
1日の選択する機会を減らして人生を豊かにする、そんな考えもありだと思いました。