既にそうであるという考え方

引き寄せは既に叶った状態になることが重要【叶った状態になるためには】
信じる、思い込むより、"すでに叶った状態になってしまう"、これが最も潜在意識が働く状態、引き寄せが起こりやすい状態です。

既に叶っている人そのものになる、予定のように叶うことが分かっている状態、ほしいものが既にあるのと同じ状態になるということが引き寄せを起こすためにはとても重要で、そうなるための方法論について解説します。

目次 [hide]
1 既に叶っている(既にそうなった、既にある)という状態とは
2 引き寄せメソッドは既に叶っている状態になるためにある
3 "なる"ためには、なったつもり、演じることがとても効果的
4 引き寄せで願望が叶っても達成感はほとんどない
5 "なる"ことや引き寄せを阻むものをなくしておくことも大切
既に叶っている(既にそうなった、既にある)という状態とは

願望が既に叶った状態になるとは、例えば、あなたが男性なら、既に男性になっている(そう信じて疑わない、既にそうなっている状態)と思いますがそれと全く一緒です。

現実に事象として起こっていようがいまいが、願望に対してもそれと同じ状態が、既になっているという状態です。

既に男性なのですから、"男性になりたい"、"男性になれると信じている"なんて思わないと思います。

そう思うのは、自分は男性でない、男性になっていないと思ってるから、男性になりたいと思うわけです。

潜在意識は"今の状態を現実化しようとする"ので、○○になりたい(ほしい)、○○になれると信じている、というのは今はそうではない、と宣言していることになるので、それが現実になります。

願望に対しても、現実がどうであれ、今既に叶っているという状態になるということが重要です。

願望がプロサッカー選手になるだったら、下手であろうが上手であろうが内面がすでにプロサッカー選手になっている状態。
ある特定の人と恋人になりたいだったら、既にその人と付合っている状態になるということであります。

表面上の目に見える現実的な事象としてはまだプロサッカー選手ではくても、あなた自身(内面、考え方、行動、心、精神、波動、エネルギー)は既にプロサッカー選手なのです。

「そうなると信じている」はまだなってないと思っている状態ですね。その一歩先で、信じたことが既にそうなっているという状態になるということです。

表面上の物理的現象は"内面が投影された結果"です。内面こそが実像、真実です。

内面のエネルギーが叶った状態になってしまえば、それを取り下げたり、妨げる信念がなく、その事象を物理的に引き寄せ可能なエネルギーを持っていれば、やがて物理次元に投影されて現れるんですね。

内面が"主"で現実が"従"です。ですが人は、目に見える現実を主として、内面をそれに従わせてしまっています。

まだ現実が叶ってないと、現実に内面を従わせて叶っていないと認定してしまい、認定したとおり叶っていない現実がループを繰り返してしまっています。

現実的な事象として現れていなくても、

すでにプロサッカー選手になっているわけです。
すでにその人と付き合っているわけです。

内面こそが真実、主なのです。

思い込むのでも、信じるのでも、妄想する、のではなく、既に"ある"、叶った状態に"なる"ということです。

もう既にある、叶っているのですから、ほしい、叶えたいと思わないわけです。

引き寄せの法則は既に叶っている状態になるためにあります。

アファメーションも、イメージングも、紙に書くのも、クレンジングやメンタルブロックの解除をするのも、既にある、なっている、叶っている状態になるためです。

本当は「私は既に○○です」と一度宣言したら一瞬でなってしまえば良いのですが、やっぱり人間ですから、現実や常識、過去のできなかった体験、否定的な信念などが邪魔してなることができなかったり、一瞬なってもすぐに取り下げてしまいます。

宣言するだけで一瞬でなれるという人もいますが、なかなかそう思えない人はアファメーションをしたりイメージをしたり紙に書いたりといったことを繰り返して、徐々に叶った状態になるということを行います。

アファメーション → 叶った状態になる → (やっぱり無理だ)戻る → アファメーション → 叶った状態になる → (やっぱり叶ってない)戻る → アファメーション → 既に叶っている

このようになったり戻ったりを繰り返しながら叶った状態になる

アファメーション → 無理だ → アファメーション → 叶うかも → アファメーション → きっと叶う → アファメーション → 既に叶っている

このように繰り返すことで、段階を経て積み重ね式で少しずつ叶った状態の自分になっていくものです。

イメージングや紙に書くなどのワークも一緒です。

現実的な努力や行動で目標や願望を叶えるのも、このように実際に繰り返し努力をしたり行動することで少しずつ出来るやれると思えるようになることで、願望が叶っていくのです。

"なる"ためには、なったつもり、演じることがとても効果的

既にある、既になっている、既に叶っているという状態になるのはいきなり難しいという人は、演じる、なったつもりになる、既になった人として生活する、ことがとても効果的です。

既に願望が叶った状態のあなたとして、日々考え、行動し、日常を生活をします。

プロサッカー選手なら、すでにプロサッカー選手になったあなたとして、考え、行動をし、日々を生活するということです。

プロサッカー選手であれば、所属クラブはどこにしようと考えたり、スポンサーのこととか、乗っている車を考えたり、
リーグ優勝したチームの中心選手だったと実感したり

本屋に行って、自分の特集が表紙になっているところを(心の目で)見て、「けっこう売れてるな」とつぶやいたり

街を歩いていて、この前有名雑誌のインタビューを受けたからファンに見つかってサインを求められたらどうしよう、と顔を伏せたり

そんなことを考えたり体を使って表現してみます。これが既に売願望が叶った人に"なる"ということですね。

食事もプロサッカー選手が食事をする、風呂もプロサッカー選手として風呂に入ります。プロサッカー選手は、食事をしてる時も風呂に入っている時にもプロサッカー選手なのには変わりないからです。

そうすると、潜在意識は既にプロサッカー選手だとインプットされて、それを現実に呼び寄せようと働き出します。

1億円がほしいなら、すでに1億円を持っている人として生活します。

既に1億円持っている人になりきっているからといって、実際に高いものを買う必要は全くないです。私ももそういうことをしなくてフリだけでも叶っています。

御堂筋のプランド店の前を通ったら、安いなあ、ちょっと買って見ようかなとつぶやいたり、ブランド店に入ってこれとこれを買っておくかなとか考えたり。

今月の収入は○百万円だから、税金分とっておかなきゃなあと考えたり

ネットの銀行口座の画面をダウンロードして、残高の1億円にして印刷して貼っておいたり

いらない通帳に残高を1億円と書き込んで眺めたり

はたから見ればバカですが、僕もこういったことを一生懸命やっていました。

引き寄せで願望が叶っても達成感はほとんどない

そうなったつもりになって演じていると、すでにそうなった時の喜び、幸せ、達成感、満足感、安心感といった感情が湧いてきます。

続けていると、それがなくなってきてだんだん普通になってきます。

引き寄せ関係なく、願望が叶った直後は嬉しいと思いますが、それが当たり前になると、日常、普通になってくると思います。

だから、引き寄せのメソッドで叶う前から既に叶った状態になってしまうのでその時に喜びを感じてしまっているので、最実際に現実化した時には当たり前になっていて感動や喜びはあまりないことが多いです。

あなたはこういった状態になれているでしょうか?

この、叶っている状態が当たり前、普通、それが日常という感覚がとても重要です。

あなたが男性なら、既に男性なので、「やっと男性になれた!(達成感)」「やったー!男性になれて嬉しい!」などといちいち思わないですよね。既に男性、それが普通、当たり前で気にも止めないと思います。

だから、引き寄せを実践していると、既に叶った状態になっていると、それが当たり前になってきます。だから現実に叶っても、叶ったことによる達成感や喜びはたいしてなかったりします。叶う前から既に叶って当たり前、日常のことだったのですから。

達成感を得るのが目的なのか?願望が叶えることが目的なのか?

達成感を味わいたいという人が意外と多くいます。実はこれが引き寄せを阻んだり、遅らせたりする原因の一つになっています。

人は、努力してがんばって困難を乗り越えて達成するというドラマが好きで、そうしなければいけないと無意識に入っている人も多いため、多くの人が、困難を乗り越えられたらやっと達成する、という道筋で願望を達成するということを選択します。

そのような叶った瞬間の達成感や喜びを得ることを目的にしている人は、努力のすえ困難を乗り越えて達成すると信じているため、潜在意識が命令どおり困難を乗り越えられたら達成するという方法で引き寄せます。

その場合は、困難を乗り越えて達成した達成感や喜びを得ることが願望を達成する目的に一つとなっているため、叶ったことで達成感や喜びを感じられます。

実は、"困難を乗り越えられたら達成する"という信念、これが多くの人にとって、引き寄せの障害になっています。

潜在意識に命令をして困難を呼び寄せて、もしそれに打ち勝てたら願望が叶うという自作自演をしているんですね。

僕は、困難を乗り越えたら願望を叶うことによる達成感を味わうことが目的ではなく、単に願望が叶った状態がほしかったので、できるだけ楽に叶うことを選択しました。

それでも人間ですから、楽に引き寄せようと思っても、物理的な制限があったりして容易に叶わなかったり、無意識に困難を呼び寄せてしまうこともあるので、わざわざ必要以上の困難を呼び寄せようとする必要はないと思います。

"なる"ことや引き寄せを阻むものをなくしておくことも大切

"なる"ことや引き寄せるのを阻むような信念とは次のようなものです。

・願望が叶った状態と矛盾する信念

たとえば、結婚したいけど、結婚すると自由がなくなるから嫌だというような、願望に対して矛盾、反発する信念があると引き寄せのブレーキとなってしまいます。

この場合"結婚をすると自由なくなる"といった信じ込みを外しておく必要があります。

・現実の事象として受け取ることを許可、準備ができているかどうか

無意識で受け取ることを許可できていないこともあるので、許可しておくことも大切です。

自分のような人間が幸福になってはいけない、というような信念

お金持ちになるという願望に対して、
「お金を得るのは悪いことだ」「お金は汗水たらして小さな額が得られる」といったことが無意識に入っていないか

大会社の社長になりたいけど、自分のような人間に社長が務まるのだろうか、責任に耐えられない、無理だ、自信がない、というのも準備ができてないといえるでしょう。

大会社の社長に内面がなれていないということですね。それを覆すほどの情熱や意欲があれば別ですが、ブレーキとなるので外しておく方が楽です。

・現実の事象として引き寄せられるほど潜在意識の能力が開いているかどうか

3次元の物理次元では、潜在意識の引き寄せ能力はセーブされていて、個人個人で開き具合に差があるため、物理的より大きなエネルギーが必要になるような大きな願望(今の自分の能力や環環や条件などで困難な願望)だと、潜在意識に命令して引き寄せようと思っても、力が弱くて引き寄せられなかったり、願った願望より小さな願望や、ずれた願望が引き寄せられたりしてしまいます。

潜在的には力があっても、鍛えていなくて筋力が弱いと軽いものしか持ち上げられないのと同じです。

顕在意識よりも潜在意識が持つ力の方が計り知れないパワーを持っています。