ウェブ上でいかにして足を運んでもらうか?D2CブランドのEC集客についての実践(後編)
こんにちは。名古屋市でスクリーン印刷、そしてスクリーン印刷を応用した困りごと解決商品を展開している「人を助ける印刷屋さん®」太美工芸です。
このnoteアカウントでは、D2Cマーケティングチームのウェブマーケティング担当・大林がマーケティング活動の様子を紹介しております。もしよろしければお気軽にフォローしてくださいm(_ _)m
さて、今回のテーマは「どうやって自社ECサイトに足を運んでもらうかシリーズ」後編です。
おさらいとして私達のウェブメディアの概略図を貼っておきましょう。
ウェブサイト
・BtoB向けのコーポレートサイト(https://taibi.co.jp)
・ブログおよび「人を助ける印刷屋さん®」通販事業に関連するサイト(https://taibi.nagoya)
・ESG経営(持続可能な取り組み等)に関連するサイト(https://taibi.biz)
SNSアカウント
・X(旧ツイッター) @tabbytaibi
・公式インスタグラム @tabbytaibi
・人を助ける印刷屋さん® インスタグラム @taibikougei_webshop
その他のメディア
・YouTube 人を助ける印刷屋さん®たびーちゃんねる
・note(これ)
以上が現在の各メディアです。後編では、ウェブサイトが3つもドメイン別に運営されている理由について述べます。
ブログによる濃いめコンテンツの発信とメディア掲載の記録
さて、現在最も活発に更新されているtaibi.nagoyaでのブログには、毎月発行する「通販通信」、新製品情報やお知らせを伝える4コマ漫画、メディア掲載や活動報告などを記載しています。もちろんそれらもECサイトへのリンクを活用し、集客導線は設けてあります。これらはより詳しく「人を助ける印刷屋さん®」を知っていただくためのアウトプットであり、SEOでもあります。
そして、それらの活動を含むマーケティングについての記録と紹介、考察をより深く掘り下げているのがこのnoteです。これはどちらかというとお客様向けと言うよりは、我々自身の活動の振り返りや、同じテーマに取り組んでいる方や我々に興味を持っていただけるビジネスパーソンへの接点づくりと言ったほうが近いと言えます。また、「置き配」のような社会的課題に対するアプローチ記録の場としても活用できると考えています。
こうしたアウトプットを積極的に進めていくにあたって、従来のブログメディアとnoteを目的・ターゲット別に使い分けて総合的なトラフィックを底上げしつつ、私達に関心を持っていただける方によりよく届くことを期待しています。
なぜいち企業のウェブサイトが3つもあるのか?という不思議について
はじめに書いたように、太美工芸公式ウェブサイトは現在3つあります。
一つのウェブサイトに集約してもいいのに、社員20人に満たない”町工場”が3つもサイトを作るのはなぜ?と思われるかもしれません。これには運営やリニューアル時期などの実務上の都合もありますが、数年がかりの計画で進めているねらいがあります。
まず、コーポレートサイト。これは作ってからかなりの年月が経過していますが、当時からSEO・SEM的な視点でコンテンツを拡充しており、安定したアクセスを維持し続けています。これはこれでBtoB目的としては十分役目を果たしてきています。こちらは従来通りのBtoB向けのコーポレートサイトとして今後も活用していきます。
その中でBtoB向けのWEB広告を配信するためにフレキシブルデザインを満たしている機能的なランディングページ(この場合、狭義の「WEB広告流入前提の一枚ページ」)を作る目的でtaibi.nagoyaを作りました。ただ、これは事実上の実験場であり、その後通販事業を始めるなど状況の変化があり、今後は通販事業向けのコンテンツを中心としたサイトに整理されていきます。現在はブログとしての発信を続けていますが、かなりの記事数が溜まってきました。
そしてESG経営関連情報をまとめたtaibi.biz。SDGsに賛同し、取り組んでいく企業としての社会的責任、人や環境への配慮と経営の両立をめざす企業としてのあり方について活動内容や実績、今後のビジョンなどを知っていただくためのサイトです。内容は省エネから中学生の職業体験など思った以上に色々あります。いち民間企業として地域社会とどう関わっていくのか、仕事を通してどう社会に貢献していくのかという姿勢を可視化しています。
もちろん上記3つのサイトは相互リンクしており、SEO的にもその堅固さに一役買っています。また、公開するテーマ、目的によってサイトを使い分けることでそれぞれ目的が違う来訪者のかたへの利便性確保につながっていると考えています。
そして、これら3つのサイトと通販サイト、SNSへのリンクをまとめたページもサブドメインで用意しています。
これらのサイトは一つ一つコンテンツが多く、一つのサイトにまとめきれないほどです。
それに、今後も必要に応じてコンテンツは拡充していきます。そのため、迷子にならないための総合窓口的なページも必要になったのです。
インターネットを経由しての集客、製造業もどんどん手を動かしたほうがいい?
外注して制作した当時のままだったり、ブログ機能があっても更新が数年滞っている企業サイトが少なくありませんが、やはり「今」、「何に取り組んでいるのか」が伝わることはウェブ上での集客を目指すうえで必要なことであり、そのために手を動かし続けることに意味があると思います。
それらの記録と、その積み重ねは長い目で見ればSEOとしても有効であり、また企業の無形財産になります。新たな挑戦を続けていくことで、紹介したいこと、残しておきたい記録もまた増えていくというわけです。
また、ウェブやSNSを運用できるメンバーが社内にいることにより、その知見や経験は集積されていき、メンバー同士の情報交換やシナジー効果も期待できます。
どのようにそれを実現していくかは企業によって色々でしょうが、本質は「テーマと目標を持った仕事」と「伝えたいこと」を明確にし、それに向かって日々取り組んでいくことにあるといえるかもしれません。手はかかりますが、そうした活動を業務に取り入れていることによってメンバー全員の事業、業務への理解や成長により深く関わることになっていきます。
例えばこのnoteも、マーケティングチームメンバーにも読んでもらうことで何かしら考える切っ掛けになったり、ミーティング時の意見交換がスムーズになるなどの効果もあります。
まだまだ試行錯誤の連続ですが、その一手一手が一歩一歩の足跡になり、未来を作る布石になると信じています。
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(文・編集 |太美工芸ウェブマーケティングチーム 大林)