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「本当にそれは『いじわる』なの?」

こんにちは!プレイリーダーのはせです。

 鯛ヶ崎の担当になって3年が経ちました。「3年」という数字は大きくて、赤ちゃんだった子が保育園に入園、保育園・幼稚園生だった子は小学生に、それぞれ次のステップへ進んでいます。

 そんな中、ちょうど去年の春頃、幼稚園に入る前の当時2歳児の常連たちが、「言葉にできない気持ち」を身体で表していたことを思い返していました。
当時、彼たち彼女たちは言葉が出始めたばかり。頭ではわかっているのに気持ちが言葉にならず、手が先に出てしまいます。そして相手の子が泣いて、手を出した子も「だって…!」と顔いっぱいに気持ちを表してママの後ろに隠れていました。
そんな光景を見ながら「あと1年の辛抱だね」とママたちに話していました。

そして今ちょうど「1年」が経ちました。彼たち彼女たちは、言葉を巧みに使いこなし、「はせ、髪切ったね」なんておとなな声もかけてきます。そして、表現も言葉でのやり取りに切り替わってきました。(まだまだ手も出ますが…。)
 そんな光景を見ているママたちに「1年前はあんなに手が出ていたのにね」と伝えると「たしかに!あれから1年かあ」と感慨深げ。
本当にこどもの「1年」って大きいですね。はせはこの1年何か変わったかな?と自問自答。

 彼たち彼女たちと同じ2,3歳くらいの子たちが手を出したり、ものを貸したりしないのは「いじわる」をしているわけではなく、「いまは自分が使っているんだ!」「それが使いたい!」と身体で表現しています。言葉で表現できないだけなんです。
見ているおとな側からすれば、ヒヤヒヤドキドキですが、このやり取りでこどもたちは「コミュニケーション」を学んでいきます。
もしよかったら、相手のママパパに一言「少し見守ってみませんか?」と伝えてみるのも良いかもしれません。もしそれがプレイパークでの出来事なら、一緒に見守りますよ。

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