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社会人から大学院へ進学する自分の道程の記録①(準備編)

私は現在、大学を卒業し会社に就職して3年目だが、会社を退職し、来年の4月から大学院へ進学する予定だ。

自分のように、日本ではまだまだ少ない選択肢を選ぶ人もこれから増えていくと思うので、
そんなあなたのために、と言いつつ、自分の振り返りのために、と言うか過去と現在と未来の自分が迷わないように行動の記録を記しておこうと思う。

あくまで一個人の体験談に過ぎないのでご容赦いただきたい。

想定よりかなり長くなったので、何回かに分けて投稿したい。

※忙しい人は最後のまとめだけ読んでみてください(まだ書けてません😵💦)


ちなみに、社会人から修士課程に進む人の多くは一般入試ではなく、社会人入試や社会人大学院への進学だと思うが、自分の場合は一般入試だ。社会人入試は入学する学科と関連した仕事に従事している必要があり、資格がなかったこと、社会人大学院には自分がやりたい研究分野がなかったことなどが理由だ。


⚪大学院へ進学しようと思ったきっかけ

大学院へ進もうと考えたきっかけは、働いている中で大きくなっていった「違和感」だった。
ありきたりな話だが、入社前は憧れていた会社が働いていくうちにギャップまみれになっていった。
私が勤めている会社というのは宇宙関連の会社だ。

私は子どもの頃から宇宙が大好きで、かつ宇宙関連の会社は門戸が狭いと思っていた(今はそんなことはないと思っている。

この数年でも宇宙関連の会社は増えたと思うし、宇宙とは一見関係ないように見える会社でも宇宙に関わることができると知った。)ため働き始めた頃は、まさに夢のようでウキウキだった。

駄菓子菓子🍬🍭🍫、そんなウキウキ気分は長くは続かずあっという間に「辞めたい魔人」になっていった。笑

私がやっていたのは主に、人工衛星や国際宇宙ステーションISSの実験装置を利用して、研究者やデータ利用者が必要なデータを手に入れることだった。
もちろん、責任感のある仕事で貴重な経験だったが、安定してデータを得ることが目的であるため、ルーティーンが多いのも確かだった。
そんな中で「自分もデータを得るだけじゃなく、データを使って何かしたい」と思うようになったのが、大学院に進学し、研究をしたいと思うようになったきっかけだ。

また、仕事の大半で関わったのが「宇宙からの地球観測」だったため、誰かの役に立っているという感覚が弱く

「自分がやっていることは必要か?」「今の自分はこの世界に必要か?」

などと思うようになっていたことも理由の一つだ。

いつかnoteで書こうと思うが、上記のようなことを考えたり、人間関係の不和により私は心の病気になってしまったので、誰かの役に立つことは素晴らしいことではあるが、だからと言って自分を追い詰めてしまうほど考えすぎることはおすすめしない。

本当に人の役に立つことなんて一握りだし、逆にどんなことでも何かしらの役には立っている。生きているだけで誰かの力になることもあるのだから。


⚪どうやって進学先を決めた?

実際に院試を受ける1年前、つまり社会人2年目の時に、大学院進学のための行動・準備を取り始めた。

学部時代とは違う大学・分野に進みたいと考えていたため、順調に進んでいくであろうライバルに比べて圧倒的に「情報」が足りていなかった。


そこでまず行ったのは、自分が進みたい志望先のキーワード(大学名、学科名、先生の名前、研究分野の名前など)をGoogleの検索欄に入力することだ。笑
そして、大学のHPや、KAKEN(科学研究費助成事業データベース)、日本の研究.com、resarchmap、などのサイトを閲覧し、教授の研究、目的、ひととなり、研究室の状況などを調べていった。

あとは、主に東大だが、教授の名前をYouTubeで検索すると、研究室の紹介動画が出てくるので非常におすすめだ。自分の今日のある関連講演動画を観るのもいいと思う。自分が何に興味があるのか分かるからだ。

※所属研究室の先生が何を目標としているのかは把握しておいた方がいいと思う。学生の興味で研究室の研究の枠を広げていく先生もいるが、それは稀で、通常はその先生の研究目標に近い研究を行うことになるからだ。




そして一番効果的だったのは、何と言っても入試説明会や研究室訪問だ。
それがなぜなのかは後の章で述べる。

※ちなみに、今年の入試のために昨年の夏ごろに入試説明会に参加することがあったが、1年後の試験のために入試説明会に出席していたのは、覚えている限り自分だけだったと思う(笑)
初めて研究室訪問に行ったのも、院試の1年前の6月だった。

早ければ早いほど、大学院へ進学する準備を整える時間ができるので、早すぎて悪いことは無い!早いうちから行くことで印象に残りやすくなる。
自分が実際に進むことになる研究室への研究室訪問は、例の新型のアレの影響でオンラインになったため、実際の試験の3ヶ月前?だったし、東大の入試説明会は6月とかなり遅めで願書締め切りが7月初旬だったが、研究室訪問は歓迎していたので、自分が遅いと思ったタイミングでも、所属先の先生がOKならば大丈夫!!


学部時代は、地球環境科学科というところに所属していて、地球科学、中でも地質学を専攻していたが、大学院進学を考え始めた当初は宇宙物理系に進みたいと考えていて、宇宙物理と言えば東大!という安直な考えで志望先を考えていた。^^;

(学部時代の先生が「進学するならできるだけ大きいところに行った方がいい」という考え方であり(その先生の出身も東大だった)、勤務先が関東だったため、話を聞きに行きやすかったのも理由だ)

素粒子、宇宙論、ダークマター、ダークエネルギー、ブラックホールなどなど…

(厳密には素粒子は素粒子物理学で、宇宙物理学ではないか?)

宇宙物理はまっすぐに宇宙!という感じがして、純粋に自分がめちゃくちゃ興味のある分野で心がワクワクしていたが、


・この道に進むと、いずれまた、自分がやっていることは意味あることなのか?とか考えたりするのではないか、という不安
・単純に物理は好きだけど受験のために勉強すべき範囲が広いこと       ・なぜこういう原理・公式になるのか、興味はあるが理解がしにくいこと                                                                                                              ・そのため,勉強を続けてもちゃんと理解できるか不安なこと


などなどの不安材料の波に飲まれ、、(不安なこと、という不安材料、めちゃくちゃ不安そうだな..)

参考書を買い始め、電磁気学などを勉強していたにも関わらず、
なんと途中で志望分野を変更することにしたのだ(*゚0゚)ワーオ


To be continued..🌌


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