クリスマスの約束と川べりの家、鴨川デルタ
昨日、友達のツイートでクリスマスの約束があってることに気づきすぐに視聴した。
クリスマスの約束とは、小田和正が一緒に歌いたい人をゲストとして呼んで色んな歌を歌っていく、2001年から聖夜にひっそりと行われているクリスマスの特別番組だ。(去年はクリスマスにはなくて、代わりに2019年春に「風のように歌が流れていた」が放映された)
改めて、Wikipediaでクリスマスの約束や小田和正について調べてみると新しい発見があった。
・「アーティスト同士がお互いを認め、愛し、尊敬すること」というのが番組のコンセプト
・小田さんは元々音楽の道に進むか、建築家の道に進むか迷っていた。というのも、中学受験を経験していて、進学校の中間一貫校に進学したらしい。その後東北大の建築学科へ進む。(受験の際、千葉大の医学部も選択肢にあったらしい)そして早稲田大学大学院へ。
アマチュア音楽活動にけじめをつけるために「ヤマハ・ライト・ミュージック・コンテスト」に出場。しかし、全国2位になったことで、「このまま終われない」と思い音楽の道に進んだとのこと。
やっぱり色んな経験をしてる人は魅力的だし、一見関係ないものも、アーティスティックな作品やビジネス的なモノ、物事に対する考え方捉え方など、何かを生み出す時にそこの世界だけで終わらない次元の広がりが出てくる気がする。
元々ぼくがクリスマスの約束を知ったのは、中学の頃、ゆずと小田さんが共同で制作した「クリスマスの約束」という歌を知ったことからだった。曲名が番組名と同じことからも分かるかもしれないが、この曲はこの番組のために造られた歌だ。
しっとりとした曲で、そんなに歌詞の意味も分かっていなかったけど心が暖かくなるからクリスマスじゃない時も聞いていたほど大好きだった。カラオケで、みんなが知ってる歌でも歌うか~と言って周りが全然知らないこの歌を歌うのが定番だった。
そんなクリスマスの約束。昨日友達のツイートを見て直ぐにテレビをつけると、聞いた事のある曲名と前奏が!
タイトルは「川べりの家」。
ドキュメント72時間のテーマソングだ。
ドキュメント72時間は、ある一定の場所を72時間撮影し、そこを訪れる人にインタビューをしていくことで様々な人の生き方と撮影場所の今までの在り方を知れるドキュメント番組だ。
その場所は、空港だったり英会話教室だったりお墓だったり病院だったり銭湯だったりする。
元々ぼくがこの番組を知ったのは以前付き合っていた彼女におもしろい番組があると教えてもらったからだった。
付き合っていたときや、別れたときに何だよ!と不満を抱くこともあったけど、どんな時でもこの番組は見続けていた。(見逃した時は除く…)
一番最初に見たのは、京都市にある鴨川デルタと呼ばれる鴨川の三角州を撮影したものだった。
その撮影中に、自分が卒業するまでに鴨川デルタに何時間いたのか、という記録を1人でつけ続けている同志社大学の学生がいたのがとても印象的だった。生きることに悩んでいたその学生だったけど、撮影中に同じように鴨川デルタに集まる仲間が出来ていた。
ドキュメント72時間を教えてくれた彼女と付き合う前に行ったのが、京都への旅行で訪れた鴨川デルタだった。(正直、ドキュメント72と旅行どちらが先か曖昧だけど…)
昨日の放送で、中学・高校の頃の自分や大学の頃の自分、社会人になった今の自分が繋がった気がした。もちろん、ずっと繋がってるんだけど、一見全く関係ないと思ってることも巡り巡って幸せと引き合わせてくれるんだなぁと思った。日常の思わぬところにヒントは転がってるなぁ。
川べりの家、全部の歌詞が素敵なんだけど、
特に
水溜まりに映っているボクの家は青く透け
指でいくらかき混ぜても戻ってくる
とても儚いものだから 大切にして
一瞬しかない
の部分が好きだ。歌詞では、一瞬しかないは1回だけだけど、実際には2回歌うところもいい。
色んなことがあるけど、この世界やっぱり好きだなぁ。
中学卒業しても、高校でも、大学でも、社会人になった今でも、悲しいことや苦しいことはあるけど、それ以上に楽しい嬉しいことがいっぱいあるよ。今目の前のことは、本当に今しかない一瞬だからしょうもないしがらみに囚われずめいいっぱい今を楽しんで☺
あの頃の、過去の自分と今の自分、未来の自分へ。
修正:川辺り→川べり
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