迷いと絶望と宇宙飛行士とDNA
ここずっと自分のやりたいことについて悩んでたけど、だんだん分かってきた気がする。
大体分かったら、イメージが掴めるし、その目標に向かって頑張れるし、ふわふわしなくて済む。
大学卒業して2年、社会人になってから、ずっと自分のやりたいことは何なんだろうって考えてた。
今も考えてる。
昨日寝る時にずっと考えてたら、だいたいの方向はアストロバイオロジー、生命科学、生命工学、医療系なんだって分かった。
宇宙飛行士になりたいという夢を抱えて、とりあえず理系に進んだはいいものの、志望してた大学には行けなかった。
入学した大学でも、物理学科への転学科試験を受けるも不合格。
そんな中、同じ大学からJAXAへ行かれた先輩の、「何をやればいいか分からず、目の前がよく見えないときはとりあえず目の前のことを何でも全力でやってみること。そうしたら、いつの間にか道は開ける」という言葉で(というニュアンス)初めは全く興味がなかった地質学も一生懸命勉強してみることに。
元々色んなことに興味があるというのと、この言葉のおかげもあり、大学では時間的に受講可能な講義はすべて受講した。教授に頼み込んで他学科の講義を受けたこともある。恐らく、取得した単位は学生の中で一番なんじゃないかと思ってるけど、どうなんだろう。
大学4年時、色んな選択肢に迷ったが、縁あって宇宙開発を行ってる会社へ就職することに決めた。
就職してみると、想像とは全く違ってて楽しくない、環境も悪い毎日苦しんで辞めたいしにたい日々だった。
最近部署が変わったが、先輩に強く当たられてしにたい辛い気持ちが渦巻いている。何のために生まれてきたのだろうか。
去年よりはだいぶ良くなったが、それでもまだ暗い気持ちは強い。
母親とぶつかりながらも選んだ今の道は、決してこんな暗い惨めな気持ちを抱えるためのものじゃない。これからも親とぶつかることはあるだろうけど、それでも後悔しない明るい道を行きたい。
自分がやりたいのはこんなことじゃない。もっと情熱が湧き上がる、心踊る楽しいことだ。自然と目がきらきらすることだ。
だけど、自分には何の能力もない。卒業研究では機械学習を使って解析を行ったけど、自分で組んだプログラムではなかったので、会社でプログラミングを活かすこともできてないない。
情報系の技術の大切さ、汎用の高さを知った。
余談だけど、英語もプログラミングも「何かとコミュニケーションを図るためのツール」だという点が共通している。英語は、日本語が通じない人とのコミュニケーションツール、プログラミングはPCと話す(命令を出す)ためのツールだ。(間違ってたら要修正)
軌道修正。
僕は今でも宇宙が好きだ。子どもの頃、星空を眺めて綺麗だなぁと思った時から、ずっと宇宙が大好きだ。
宇宙に行きたい。ただ、宇宙に行くのではなく、宇宙飛行士として宇宙に行きたい。
日本で宇宙飛行士になった人の背景は、科学者や技術者、医者、パイロットだ。
よく、自衛隊に入らないと、医者じゃないと宇宙飛行士になんてなれないよ、と言われる。
確かに、宇宙飛行士に求められるスキルを既に獲得してるという意味では選ばれやすいと思う。
だけど、結局のところ、誰もどうやったら宇宙飛行士になれるかなんて分からない。どういうスキルが必要かは考えることができるけど、この道に進んだら宇宙飛行士になれる、なれないなんてないと思う。
自分がその時々に楽しい、おもしろいと思って選んだ道の先に宇宙飛行士があるといいな。そして、更にその先に宇宙が。
宇宙飛行士の選抜試験が不定期なこと、応募条件や合格条件が厳しいこと、応募者が多いことも知っているから、(体験していないので、もちろん知識としてだけど)宇宙飛行士になれなくても後悔しない道として、今の会社を選んだ。
だけど、今のままじゃ後悔することになるだろう。
だから、後悔しないために大学院に入り直そうと思う。この構想は去年からあったけど、ようやく自分の中で本気になってきた。
先はどうなるかなんて分からないけど、来年の大学院試験を受けて修士と博士号を取得したい(通常通りなら日本では5年かかる)。
学びたい分野は最初は素粒子で、だんだん観測的宇宙論がやりたい!となっていってたんだけど、宇宙飛行士になるためには、宇宙以外のバックグラウンドを携えて進んで行った方がいいんじゃないか?と考え出した。
この前会社の人にも指摘されたことだけど、
宇宙飛行士は、今までのキャリアを、自分がやってきたことをどう宇宙で活かせるか、が求められる。宇宙を学んでも、宇宙には近づけるけど宇宙飛行士にはなれないんじゃないか、というジレンマがあるのだ。
でも、宇宙飛行士になって宇宙を冒険するなら、当然宇宙の知識は必要だし、バックグラウンドを活かした宇宙を舞台にした仕事になると思うし、これからはそういうものもどんどん求められていくんじゃないか?と思う。
宇宙飛行士の幅も広がるし、定義も変わっていくからどうなるかは分からないけども。
最近、人の役に立つ仕事がしたいとも思うようになってきた。人の役に立って、自分の科学的好奇心も満たせて、宇宙に繋がる…
ということで、生命科学、生命工学、医療、の分野に目が行くようになった。
宇宙×生命=アストロバイオロジーだ。
宇宙に生命はあるのか、この世界で地球人類は独りぼっちなのか、この宇宙はいったいどうなってる?ということを探究しながら、人の役にも立つ生命・医療に関する課題解決法を模索したい。
そういう道を進みたいと考えている。
まだまだ曖昧なことばかりだけど、だいたい決まってきた。
すべての道は宇宙に繋がってるから、大丈夫!
ということで、今日はアストロバイオロジーについてと、遺伝子、セントラルドグマなんかを学んでた。
そこで思ったのが、
2本鎖のDNAのどちらかを転写→RNAができる→RNAが翻訳→アミノ酸に置き換わる→タンパク質が創られる
っていう流れが、
自分の内にある選択肢を選ぶ→現実の行動→現実が変わる→他の人や世界に影響を与える→自分の人生が創られていく
っていう流れみたいで面白いなと思った。
久々に長い文章を書いた。笑
後で追記、誤記修正をしよう。
今はそんな感じでスッキリしている。