東北ひとり旅の記録〜2日目①〜
2日目の東北ひとり旅の最初の目的地は石巻。
石巻駅には仙台駅から1時間くらいかかった。
今回石巻を訪れて、石巻はアニメの街だということを初めて知った。
駅前にはキャラクターのモニュメントが多くあり、お洒落な雰囲気があった。
また、新しい街づくりが進められていることに驚いた。
後に調べてみると、石巻市の人口は約14万人で、宮城県で第2の都市であると分かった。
ここで、私が石巻を訪れようと思ったきっかけについて書きたいと思う。
私は大学のゼミで災害時の医療体制の整備の仕組みについて学び、『石巻災害医療の全記録』という本を読んだ。
この本は、東日本大震災で石巻赤十字病院が果たした役割について書かれている。
石巻市では想定外の津波によって市役所などが機能不全となり、代わりに石巻赤十字病院が災害救護の拠点となった。
同病院は、病院に来る患者の保護だけでなく避難所への救護チームの派遣など様々なことに関わったそうだ。
『石巻災害医療の全記録』は、リーダシップをとることの難しさや人とのつながりの大切さについて考えさせられる本だった。
そしてこの本が、今回の旅のきっかけの1つとなった。
私は実際に石巻赤十字病院を見てきた。
この病院は石巻駅より内陸に位置しており、電車で行くにはアクセスが悪かった。
しかし、この立地が津波の被害を受けずに済んだ理由だといえると思う。
私が今まで見た病院の中でもトップクラスに大きく、きれいな病院だった。
この日の昼食は石巻駅から歩いてすぐの「藤や食堂」で名物の石巻焼きそばを食べた。
私はこの旅を通して、名物を食べると決めていた。
石巻焼きそばには、あとがけソースがついているという特徴がある。
地元の食堂という感じで味もとても良かった。
またいつか石巻を訪れようと思う。