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2022年7月セリオンズ採用「ナチュル」デッキ解説とデッキレシピ
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https://youtu.be/gMc5LqATKKI
※この記事で使用されている"未発売カード"の画像は、法律上の"引用"のルールに基づいて「遊戯王.jp」で公表されているものを利用しています。
デッキ枚数について
・初動に用意したいカメリアへのアクセス手段がローンファイア、モルクリケット、神聖樹の①と豊富。
・出来るだけ2枚目以降は素引きせずにサーチ効果で持ってきたいカードが多い。
・自身の蘇生効果を使用した場合でも、モルクリケットがよくあるフィールドを離れた場合に除外されるデメリットがなく、こちらも1度墓地に用意できれば2枚目が必要ない(2枚目以降の素引きを避けたい)
・サーチで持ってきたいカードでデッキが膨らんでいる為、無理にデッキ枚数を減らしてしまうとデッキパワーが落ちてしまう
といった理由から45枚構築としています。
セリオンズとナチュルのシナジーについて
"円盤闘技場セリオンズ・リング"②効果の1ターンに1度自分のモンスターを戦闘破壊から守る効果が、強力な効果を持つ代わりに低攻撃力のモンスターが多いナチュルの弱点をカバー出来る点からセリオンズ出張をさせています。
特にバンブーシュートやホーストニードル等、維持できれば相手のデッキを機能不全に追い込む事が可能なカードを守っていきたいところです。
また、リリーボレアは自身を手札から特殊召喚する効果を発動するために墓地に植物族が必要ですが、カメリアを場に用意する為のローンファイアブロッサムやカメリア自体の①等で簡単に墓地に植物族を用意する事が出来ます。
さらにリリーボレア特殊召喚後、②効果で自身を墓地へ送りセリオンズリングサーチ→セリオンズリングでキングレギュラスをサーチしてそのままレギュラスを特殊召喚、という風に、召喚権を使わずに1妨害を立てる事が出来ますのでローンファイアをうららで止められた際のケアムーブとしても優秀です。
後述のクシャトリラ採用でデッキ枚数がカツカツなので採用枚数はレギュラス1、ボレア3、セリオンズリング2とかなり絞っています。
クシャトリラ・フェンリルの採用について
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動画でも少し触れましたが、③の効果が先攻で引いた場合には妨害として、後攻で引いた場合には相手の先攻制圧への捲りとして機能しており、更に後続のサーチも可能かつ緩い特殊召喚条件でパンクラトプスと違い先攻でも展開可能とあまりにもなパワーカード。
サーチ効果は自身と同名が可能かつ、②③は毎ターン使用できる為、相手からすればナチュルの妨害効果と合わさって厄介極まりないカードになりそうです。
このデッキではフェンリルしか採用していませんが、こちらのデッキの中身を知らない相手からすれば、ユニコーンやオーガサーチからの更なる展開をされるのを嫌ってうららを吐いてくれる可能性もある為、召喚権を使わないうららチェックとしても優秀。
ローンファイアやモルクリケット、カメリアと初動全てにうららが刺さりメインギミックに召喚権を割きたいこのデッキには有り難い存在です。
ナチュル新規について
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新規の3種類は全て展開に関わる効果を持っており、これまで展開力がほぼなかったナチュルにとっては大きな強化となりました。
新規全てが3枚投入されるテーマも中々無いのではないでしょうか。
よくある展開例としては
(ローンファイアorモルクリケット→)カメリアSS→カメリア①でホーストニードル墓地送り→相手のNS・SS時にカメリア③でホーストニードルSS→次以降のSSされたモンスターを2回破壊出来ます。
モルクリケットから展開した場合はさらに次ターンデッキからサンフラワーをリクルート可能ですし、カメリア③効果でホーストニードルの代わりに神聖樹墓地送り→神聖樹③効果でナチュルの春風サーチ&発動→モルクリケット蘇生→カメリア+モルクリケットでナチュル・ビーストS召喚→S素材で墓地送りになったモルクリケット②効果で自身を蘇生して相手ターンに効果発動→カメリアSS→カメリア③でホーストニードル墓地送り…と最初の動きに着地する事も可能です。
ナチュルの春風は手札・墓地からの対象を取らない蘇生・速攻魔法でバトルフェイズ中のS召喚・融合召喚で追撃が可能・使用にターン1制限が無いと中々に壊れたカードで打点の低かったナチュルのキルラインがこれによって大幅に下がりました。
S召喚・融合召喚する効果については、素材にナチュルさえ含めればS・融合先のモンスターは縛りがない為、攻撃が終わったセリオンズの2体やフェンリルと☆4チューナーでもあるカメリアを素材にしてサイコエンドパニッシャーやファイナルシグマ等のフィニッシャーを出すことも可能です。
その他カードの採用理由について
・ナチュル・バンブーシュート
リリース素材を用意しなかればいけない点でやや小回りが利き辛い部分もありますが、やはり魔法罠の発動を封じる効果は強力で、春風でリリース要員を用意できるようになったこともあり、ロック成功率は大分上がっている印象です。1枚採用しておいてロックが決められそうな時に神聖樹サーチから持ってきましょう。
ナチュル・ホーストニードル
カメリアの彼氏。2体並ばせておけばカメリアの②効果を使用することで最大2回相手の特殊召喚サレタモンスターを破壊する事が可能です。
打点も1800もそこそこ高くナチュルにとっては貴重な下級アタッカーです。
他のナチュルについても同様ですが、1枚だけの採用でも神聖樹からのサーチやカメリア・春風の蘇生効果による使い回しが可能ですので、今回採用していないアントジョーやハイドランジー、ローズウィップ、レディバグといったナチュルモンスターのピン採用も十分検討出来ます。
・ナチュルの神聖樹
モルクリケット・カメリアと強力な新規を昆虫族・植物族の両方に貰ったので①②どちらを使用しても強いカードになりました。罠カードで遅いはずがモルクリケット・カメリア共に相手ターンでも仕事が出来る点も強化ポイントですね。
③の墓地へ送られた場合のサーチ効果も非常に強力で③効果はターン1制限が無い点も大変便利。「ナチュル」"カード"のサーチなのでナチュルの春風もしっかりサーチ出来ます。
おろかな副葬は初動やバンブーシュートアドバンス召喚が狙えそうな時に便利ですが、あまり落としすぎるとカメリアの①で落とせる神聖樹がデッキから無くなってしまうのでピン採用です。
・ローンファイア・ブロッサム
初動であるカメリアをデッキからSS出来る他、リリーボレアの為に墓地に植物族を用意する必要がある為採用しています。2022年7月制限改訂で無制限に緩和されたのも追い風です。
・うらら&増G&墓穴&泡影
人権枠。このデッキの増殖するGは地属性昆虫族の為、神聖樹のリリースコストにすることでカメリアをデッキからSS出来ますので覚えておきましょう。泡影は抹殺の指名者用にピン採用です。
・抹殺の指名者
初動ゴリ押し用カード。羽箒やヴェーラーを採用するスペースが無かった為他デッキよりかは汎用性が落ちていますので他の捲り札等に切り替えても良いかも知れません。
・禁じられた一滴
フェンリルと並び数少ないこのデッキの後攻用捲り札。
効果無効・打点半減効果によって打点が低いけれど盤面に維持したいナチュルモンスター達を守る事が出来ます。特にバンブーシュートが盤面にいる際にはバンブーシュートの穴であるモンスター効果・戦闘から守る事が出来、モンスターをコストにすればバンブーシュートの効果で魔法罠の発動が出来ない為、確実に一滴を発動出来るなどシナジーもあります。
・金満で謙虚な壺
デッキ枚数の項にもありましたが、リリーボレアやフェンリル、モルクリケット等の出来るだけ2枚目以降が不要だったり、引かずにサーチ効果で持ってきたいカードが多い為、重要な1枚目を初ターンで持ってくる為に採用しています。
・次元障壁
唯一指定出来ないリンク召喚が、一番汎用性が高いハリファイバーの禁止とそれに伴うハリラドンやハリセレーネアクセスといったハリファイバーありきのコンボが無くなる事で環境的に行う機会が減りそうな気配がしたので採用してみました。外れてたら抜いてください。
・大捕り物
☆8を除くシンクロモンスターを☆5~12まで採用しているので奪ったモンスターをそのまま素材にしやすいので採用しました。
モンスター効果や戦闘に弱いナチュル・ビーストやバンブーシュートとの相性も◎です。
EXデッキの採用カード
ほぼ汎用カードの群れで見たまんまの性能と使い方なので割愛。
ナチュル・ガオドレイクのみ相手のモンスターを大捕り物でコントロール奪取した際に墓地のモルクリケットを蘇生させるカードとして採用しています。
採用を見送ったカード
・御前試合
リリーボレアとロンファ、うらら以外のメインモンスターは全て地属性でEXデッキにもナチュルSやアウス・ミセス・レディエント等が入っているので迷った1枚。サイドに忍ばせる位がいいかも。
・他ナチュル
8割位デッキスロットの都合で不採用にしていますがアントジョーやバタフライ等モルクリケットから出したいモンスターが多いので一生悩む所。
今デッキに入ってるナチュルモンスター枚数と種類が最低ラインだと勝手に思ってます。
・迷い風
カメリアやナチュル・ビーストの墓地肥やしや、バンブーシュートと相性が良いかもと思って採用しましたが狙うにしては墓地肥やし枚数が微妙過ぎるのと大捕り物や次元障壁等を採用したかったので一滴に仕事を託しました。
・☆8シンクロ
ホーストニードルとカメリアを使ってまで出したいモンスターがいなかったので…。大捕り物で相手の☆4を奪取した場合はポンポン出てくるモルクリケットを合わせて9シンクロにしたりリンク素材にして対処する予定。
・他クシャトリラ/セリオンズ
枠!!!!!
というわけでセリオンズ入りナチュルデッキの解説でした。
特に今回採用していないナチュルカードについてはまだまだ要検証だと思いますので、興味のある方はぜひ実際にナチュルデッキを触ってみて下さい。
実際にデッキを回してみた動画はYoutube・ニコニコ動画にアップロードしていますのでそちらも是非m(_ _)m