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東洋大 新入生部員予定者紹介

少し前になるが、1月14日に発表された東洋大学新入部員予定者についてみていきたい。

https://x.com/tahid_rugby/status/1747184228780142928?s=46&t=mKea7ApPRR5MkypRtTJaOw

✨ 新入部員予定者✨

PR 阿部正英(三本木農業)
PR 岡田恭和(脇町)
PR 小峰佳士(目黒学院)
PR/HO 山下源也(熊本工業)
LO/FL 山口英之介(熊谷)
FL/CTB バレンタイン・ジョー(高鍋)
FL ルナ仁鼓(熊谷)
FL/No8 シオネ・テネフフ(目黒学院)
SH 生田旭(國學院栃木)
SO/CTB 池渕紅志郎(城東)
SO/FB 藤春大悟(青森山田)
SO/CTB 五十嵐舜悟(川越東)
UB ハビリ・テビタ(東海大甲府)
CTB/WTB 梅木颯斗(黒沢尻工業)
WTB/FB 中山二千翔(日本航空石川)

東洋大は昨年度(2022年度シーズン)、1部に昇格して1年目で大学選手権出場を果たした。当時は齋藤良明慈縁(静岡BR)、土橋郁矢(RH大阪)、神田悠作(九州KV)、繁松秀太(東京ガス)など4年生中心のチームだったため、2023年度シーズンはどのようなチームになるのか注目が集まっていた。そのようななか、タニエラ・ヴェアや杉本海斗を中心に実力を発揮して、大学選手権出場まであと一歩のところまで迫った。残念ながら最終戦で日大に敗れ、選手権出場を逃したものの、シーズンを通して素晴らしい戦いぶりをみせた。また、下級生が多いチームとなったため、来季も非常に楽しみ。また、1年生の活躍もあり、特にCTB浅尾至音(城東)は非常にインパクトを残した。コンタクトが強く、当たった後にグイグイと前に出る力強さが凄まじかった印象。リーグ戦6試合に先発した。また、東海大相模から入部したFL金井悠隼。スタメン出場こそ1試合となったものの、リーグ戦全7試合に出場。特に、開幕戦で負傷交替から出場して高いパフォーマンスをみせたのが印象的だった。仙台育英出身のWTB坂本琥珀は春から出場機会を得て、3試合の先発を含むリーグ戦全7試合に出場。抜群のスピードと巧みなランを披露。途中出場した流経大戦でのトライはかたちに入ればやはり取り切るという素晴らしい力を発揮した。

前置きが長くなったが、本題へ。
令和6年度の新入部員予定者は高校日本代表候補6名をはじめ、例年に増して素晴らしい選手が揃った。

まずは高校日本代表候補選出の6名について。SO/CTB池渕紅志郎(城東)は、1年時から主力で3年連続で花園に出場。1年時はアウトサイドセンターで2年時から10番を背負い、3年時は主将を担った。また、U17四国でも活躍。精度の高いパス、キックが持ち味で、状況判断がよく自ら仕掛けるランも魅力。城東出身ということで非常に期待感が漂い、天羽や浅尾に続く活躍に注目したいところ。CTB/WTB梅木颯斗(黒沢尻工業)は3年時に主将としてチームを選抜大会、花園出場に導いた。スピードとコリジョンの強さを活かした突破が持ち味。アウトサイドセンターらしい選手で、攻守に非常にレンジが広い。速さと強さを兼ね備えた選手で、WTBでも面白い。FB/WTB中山二千翔(日本航空石川)は1年時から花園を経験し、2年時より主力として選抜大会、花園で活躍。3年時は共同主将を務めた。50m5.7秒の圧倒的なスピードを誇り、一人で抜き去り取り切るランニングが魅力。カウンターアタックはまさに驚異的。先日の花園でトライこそなかったものの、光るプレーをみせた。また、選抜大会で挙げた2トライは彼の能力を物語る素晴らしいもので、取り切る力をみせつけた。mbsのラグビーのホームページでアーカイブがまだみれると思うので是非チェックを。また、全国大会の出場という意味では乏しいが、高校日本代表候補に選出されたPR阿部正英(三本木農業)、PR岡田恭和(脇町)、LO山口英之介(熊谷)は好素材の有力選手。阿部は2年時にU17東北でプレーし、U17ユーストレセンメンバーにも選出された。3年時には国体にも出場。岡田は2年時からオール徳島に選出され、県協会の優秀選手にも選出。3年時にはU18四国の一員としてKOBELCO CUPでプレーし、合同東西対抗戦のメンバーに選出され、花園の地を踏んだ。近場のタックルが非常にいい印象。また、高校からラグビーを始めた山口は187cmのサイズに加え、走力も魅力な期待の逸材で、ポテンシャル充分な非常に楽しみな選手。
そのほか、PR山下源也(熊本工業)も注目選手。2年時に花園に出場。また、U17九州ではKOBELCO CUPの優勝に貢献。強さと機動性を併せ持つフロントロー。SO/FB藤春大悟(青森山田)は2年時から主力で2年連続で花園に出場。U17東北や国体でもプレーした。精度の高いキックが最大の魅力。CTBでもプレーでき、BKとして万能な選手。目黒学院のLO/FLシオネ・テネフフは怪我もあり、高校での大爆発とはいかなかったものの、コンタクトの激しさと破壊力は申し分ないため、大学での飛躍に期待。
ほか、オールラウンドで安定感のある川越東のSO/CTB五十嵐舜悟、スクラムが強く高2時はLOでプレーした目黒学院のPR小峰佳士、攻守にポテンシャルを感じる高鍋のFL/CTBバレンタイン・ジョー。バレンタイン・ジョーは先日の花園ではCTBで出場していたが、2年時はスタートではなかったもののFWでプレー。体格がよく、力強いランが素晴らしい。起用ポジションも含めて注目。また、小倉光希矢がいたためスタートとなるに至らなかったが、2年時から花園を経験し、3年時にはリザーブでチームを支えた國學院栃木のSH生田旭。先日の花園でも後半から登場して的確なパスをみせた。そのほか、1年時から10番を背負った万能BKのハビリ・テビタ(東海大甲府)、攻守に力強いFLルナ仁鼓(熊谷)にも期待したい。

今季の戦いぶりも含め、主力が多く残るチームで、そして、楽しみな新入生。
来季の東洋大も非常に注目。

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