日・中・韓ジュニア交流競技会 U17日本代表メンバー
日本ラグビー協会は8月25日(日)~31日(土) に韓国慶尚北道で行われる「第32回 日・中・韓ジュニア交流競技会」のラグビー競技に参加するU17日本代表メンバーが決定した。
◯U17日本代表メンバー(計23名)
PR 喜瑛人(桐蔭学園)
PR 武田粋幸(東福岡)
PR 春名倖志郎(京都工学院)
PR 古澤晴也(常翔学園)
PR 秀島聡太郎(佐賀工業)
HO 堂薗尚悟(桐蔭学園)
LO 笹部隆毅(東海大相模)
LO 三治蒼生(中部大春日丘)
LO 泊晴理(大阪桐蔭)
LO 城内佳春(天理)
FL 上原大尚(報徳学園)
FL/No8 阿塚心(松山聖陵)
HO/No8 須藤蔣一(東福岡)
SH 荒木奨陽(中部大春日丘)
SH 日比野陽穂(報徳学園)
SO 杉山祐太朗(京都工学院)
CTB 林宙(京都工学院)
CTB 手崎颯志(大阪桐蔭)
CTB 福田恒秀道(國學院栃木)
CTB 東佑太(東海大大阪仰星)
WTB/CTB 半田悦翔(東福岡)
WTB/FB 髙野恵次郎(小倉)
FB 廣畑汰南(熊野)
PR喜瑛人(桐蔭学園)は桐蔭学園では主に3番を務めるが、KOBELCO CUPでは全試合で1番を背負った。スクラムに加え、凄まじいボールキャリーが際立つ。桐蔭学園では今季主力に定着して選抜大会ベスト4、サニックス準優勝に貢献した。
PR武田粋幸(東福岡)はKOBELCO CUPでは全試合で3番を担いチームを支えた。熊本から東福岡に進学し、中学時代はSO杉山祐太朗(京都工学院)とともにプレー。東福岡では1年時から出場に絡み、今季より主戦。片岡倫太郎とスタートを争う。
KOBELCO CUPでの優勝に貢献したPR春名倖志郎(京都工学院)とPR古澤晴也(常翔学園)は両PRを形成し、全試合に先発し実力を発揮した。ともに所属チームではポジション奪取を狙う。古澤は全国ジュニアにて優秀選手に選出された経歴を持つ。春名は今年5月府総体での京都成章からの大勝に貢献した。
PR秀島聡太郎(佐賀工業)はKOBELCO CUPでは全試合に途中出場でチームを支えた。佐賀工業では5月の県総体で先発を経験するなど存在感を高めている。
HO堂薗尚悟(桐蔭学園)は抜群の決定力と主将としてもU17関東を牽引した。非常にワークレートが高く、得点への嗅覚を備える。2年連続で全国ジュニア大会優秀選手に選出された中学時代はBKでスキルも非凡。桐蔭学園では今季主力に定着し、選抜大会ベスト4、サニックス準優勝に貢献し、2年生ながら高校日本代表候補に名を連ねる。
LO笹部隆毅(東海大相模)は188cmのサイズを活かしたセットプレーと接点での働きが魅力。KOBELCO CUPでもその存在感を遺憾なく発揮した。東海大相模では1年時から出場機会を確保し、今季抜群のパック力を誇るFW陣で中核を担う。選抜大会ではベスト8に貢献し、サニックスでも活躍をみせた。来たる秋に桐蔭学園の撃破なるか。
U17東海で主将を務めたLO三治蒼生(中部大春日丘)はコンタクトの強いハードワーカー。走力もあり、愚直に仕事を遂行する。中学時代はCTBも、高校でFWに転向。今季より主力に定着し、選抜大会ではベスト8に進出。
高さに加え、力強い前進も魅力のLO泊晴理(大阪桐蔭)はKOBELCO CUPでは全試合に先発して優勝に貢献。大阪桐蔭では選手層の厚いチームにあって、コンスタントに出場し、スタートに、リザーブに選抜大会、サニックスの優勝に寄与した。
LO城内佳春(天理)は接点での力強さが際立ち、攻守にパワー溢れるプレーで存在感を放ってKOBELCO CUPの優勝に貢献。中学時代に神奈川県スクール代表として全国ジュニアに出場。天理では入学直後のサニックスワールドユースに登場するなど期待感漂ったが、その後は怪我などもありチームでの主力定着には至らず。今回のKOBELCO CUPにて全国レベルの実力を示した。
FL上原大尚(報徳学園)はKOBELCO CUPではフル出場でチームの優勝に貢献。献身的な働きが光った。報徳学園では1年時から出場機会を得て、昨冬の花園では先発も経験。今季のチームは近畿大会初戦敗退で選抜大会を逃しており、花園での躍動を期待したい。粘り強いタックルと空中戦の強さが魅力。
FL/No8阿塚心(松山聖陵)は松山聖陵では1年時からレギュラーを務め、圧倒的なフィジカルを活かした突破を武器にWTBやCTBで活躍。2年連続で選出されたU17四国でNo8を担い、攻守の中心となった。決定力に加え、キックも上手い。KOBELCO CUPでU17九州の主将を務めたHO/No8須藤蔣一(東福岡)は東福岡では主にHOを務めるが、この大会ではNo8を担った。スピードとパワーを備えるキャリーで相手の防御網を突破し、特に関東戦の2トライは圧巻だった。東福岡では今季より出場機会を得て、沢田隆盛と激しくポジションを争う。
SHでは荒木奨陽(中部大春日丘)と日比野陽穂(報徳学園)が選出。ともに所属校では1年時から主力として活躍。中学時代は愛知県スクール代表としてハーフ団を組んだ。荒木はアジリティの高さと積極的な仕掛けが魅力で、昨冬の花園、今春の選抜ともにベスト8。日比野は的確なアタックとボックスキックが持ち味。
SO杉山祐太朗(京都工学院)は全スキルの高さを活かした抜群のプレーメイクに加え、自らも局面を打開できるまさに何でもできる司令塔。KOBELCO CUPではチームの優勝に貢献。熊本から京都工学院に進み、1年時から司令塔を務める。今年5月の府総体ではライバル京都成章に59-8で大勝。
CTB林宙(京都工学院)はKOBELCO CUPではWTBを担い、力強いランニングで全試合でトライをマークし、チームの優勝に貢献。京都工学院ではCTBを務め、杉山とともにBKを牽引する。抜群の突破力とディフェンスが持ち味。今年5月の府総体京都成章戦ではブレイクを連発する出色の出来で大勝を実現。
CTB手崎颯志(大阪桐蔭)はKOBELCO CUPでは優勝したU17近畿で主将を務めた。大阪桐蔭では1年時から出場機会を得て今季より主力。選抜大会、サニックスでの優勝に大きく貢献した。タックルが強く、攻守に安定した利いた働きをみせる。
CTB東佑太(東海大大阪仰星)は鋭く、力強いアタックで好機の創出を連発する。突破と思い切りのいいタックルが持ち味で、KOBELCO CUPではタレントが揃うBK陣でも一際存在感を放った。2年生ながら高校日本代表候補入りを果たしている世代をリードする選手で、東海大大阪仰星では1年時から試合出場に絡み、昨季の花園準々決勝にて途中出場で2トライを挙げる印象的な活躍をみせた。
CTB福田恒秀道(國學院栃木)はもはや説明不要の実力で、優秀な選手が揃うKOBELCO CUPでも「違い」をみせて抜群の存在感を示した。ジュニア時代から超有望選手で國學院栃木では1年時からレギュラーを獲得。先の選抜大会でも出色の出来を披露し、ベスト4進出に貢献した。巧みでキレのある前進が光り、一人で局面を打開できる。
WTB/CTB半田悦翔(東福岡)は昨冬の花園で先発を経験するなど1年時から出場機会を得て、今季より主力に定着。全国ジュニアで活躍し、優秀選手に選出されるなど中学時代からその名を轟かせた。スピードある力強いボールキャリーでアタックに勢いをもたらし、KOBELCO CUPでも実力を発揮。選抜大会では初戦敗退、6月の全九州では優勝を逃すなど今季苦しむヒガシの中心として花園での躍動と雪辱を。
WTB/FB高野恵次郎(小倉)は万能性が高いバックスリー。抜群のラン能力と決定力、一対一のタックルの強さ、キックの正確性を兼ね備える。KOBELCO CUPでは決勝リーグにて2試合ともトライをマークし、ディフェンスではチームの危機を救った。小倉では今年5月の県大会にて久しぶりのベスト4進出に貢献した。中学時代は福岡県代表として全国ジュニアで活躍。
全国でも上位に食い込む強豪校の選手がひしめくなか、和歌山県で唯一U17近畿に選出されたFB 廣畑汰南(熊野)はU17日本代表にも名を連ねた。SO、CTB、FBなど各ポジションを高いレベルでこなす万能選手で、視野が広く、キックも上手い。KOBELCO CUP九州戦では途中出場で貴重なトライをマークした。