リーグワン 新規参入チームが決定!!
1月31日、リーグワンは2024-25シーズンから、「セコムラガッツ」、「ヤクルトレビンズ」「LeRIRO福岡」の3チームがディビジョン3に新規参入することを決定。
来季のリーグワンは、1部12チーム、2部8チーム(今季6チーム)、3部6チーム(今季5チーム)の編成となる。
今季の3部1、2位チームが2部に自動昇格し、3部3位チームが2部6位チームと5月に入れ替え戦を行う。
リーグワンの新規参入は昨年6月時点で5チームが希望し、9月末時点で4チームが参入審査基準を充足、または、充足見込みとなった。その後、充足項目の確認および各チームの戦績によって審査委員会が最終的な評価を行い、評点が9点(財務4点 戦績:今季5点、過去0点)のセコム、8点(財務3点 戦績:今季4点、過去1点)のヤクルト、6点(財務3点 戦績:今季2点、過去1点)のLeRIRO福岡の参入を認め、2点となった秋田ノーザンブレッツは外れた。
ヤクルトは1980年創部し、関東社会人3部からスタート。2012年よりトップイースト1部。今季は7勝1敗でトップイーストAを制した。ホストエリアは埼玉県狭山市。
主将はLO小川正志。加入当初から主力としてチームを支えている。高校日本代表候補歴を持つ。また、東福岡、筑波大で活躍し、キヤノンでプレーしたFL占部航典、長らくチームを牽引するSH多田潤平とSOニック・イブミーのハーフ団、昨季まで静岡BRでプレーし、先日の花園で優勝した白井瑛人の兄CTB白井吾士矛、U20日本代表歴を持ち、過去に近鉄でも活躍したCTB井波健太郎らが所属する。
セコムは1985年創部。2003年に創設されたトップリーグに参戦し、3シーズン在籍。2009年にはラグビー部の強化中止が発表された。その後もトップイーストに所属し、今季はトップイーストAで2位。3地域社会人リーグ順位決定戦ではリーグで2敗していたヤクルトを決勝で下し、王者に輝いた。ホストエリアは埼玉県戸田市。
ヘッドコーチはニュージーランド出身のスコット・ピアス。息子はBL東京のLOジェイコブ・ピアス。主将は24歳のFL飯田光紀。日本大時代は1年時から主力で、3、4年時は大学選手権ベスト8。また、横浜EでプレーしたLOコリー・ヒル、日野RDでプレーしたFLパーカーアッシュとCTBティジェイ・ファイアネ、GR東葛でプレーしたLO/FLフェトゥカモカモ・ダグラスらが所属する。2022年の関東リーグ戦を盛り上げた東洋大と立正大の両HO、谷名樹と陣内源斗が名を連ねるのも興味深い。
LeRIRO福岡は、コカ・コーラとサニックスの活動休止を受けて2022年4月に発足。2022年よりトップキュウシュウAリーグに参戦し2連覇を達成。リーグワンで唯一、特定の母体企業のない地域密着クラブ。選手はそれぞれ異なる職場で働きながら競技に取り組む。ホストエリアは福岡県うきは市および周辺地域(筑後エリア)。
ヘッドコーチは後藤悠太。兄は元日本代表SHでラグビー解説者の後藤翔太。主将はコカ・コーラから加入したFL/No8西村光太とJR西日本でプレーしたFL/SH安田直樹。昨季釜石SWでプレーしたPR寺脇駿、コカ・コーラとサニックスが活動休止後に加入したFL田淵慎理、SH三股久典、SO田辺雅文、CTB下良好純、WTB八文字雅和、FB屋宜ベンジャミンレイ、元日本代表で2015W杯で劇的トライを挙げたWTBカーン・ヘスケスらが所属する。HO竹内嘉章は東福岡で3年時に選抜、花園で優勝。U17日本代表、高校日本代表候補歴を持つ。大学でもジュニアジャパン、U20日本代表選出、怪我にも苦しんだが、4年時は主将を担った。
新規参入3チームの戦いぶりを筆頭に、1部の試合数を現在の16から18試合へ増加予定とされたことも踏まえ、新たな編成となる来季のリーグワンも注目したい。
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