山梨学院が日川破り初出場！！

山梨学院 22-12 日川
（初出場）

一昨年4月に15年ぶりに活動を再開した山梨学院が初出場を決めた。

山梨学院はHO加藤賢正（3年）主将がチームを牽引。推進力のある両LOヘンダーソン・リアム・ジョセフ（2年）とマナセ・ファーガソン（3年）、高校日本代表候補のFL雨宮巧弥（3年）がFWの中核を担う。BKではランとキックが光るFB篠原悠士（2年）に注目。

日川はNo8矢野巧真（3年）共同主将が怪我で欠場。ゲームキャプテンを務めたSO佐藤瑛斗（3年）がチームの中心。昨季はFLで花園に出場したCTB松下慎之介（3年）も中核をなす。また、効果的なキックをみせるU17関東選出のSH初鹿野樹（2年）、昨季1年生ながら主力に定着したLO北井寛人（2年）、攻守に好プレーをみせるCTB三好康陽（2年）、大型FB青山耕典（2年）ら2年生陣にも注目。

序盤は日川がハーフ団の好プレーで押し込むが、山梨学院がしのぐ。5分、山梨学院はヘンダーソン・リアム・ジョセフ（2年）、マナセ・ファーガソン（3年）、FL雨宮巧弥（3年）の推進力で迫ると、最後は大外に展開してWTB矢野悠斗（3年）が先制トライ。先制を許した日川は10分にSO佐藤瑛斗（3年）がPGを返す。17分、山梨学院はゴール前ラインアウトモールからLOヘンダーソン・リアム・ジョセフ（2年）が抜け出してトライ。日川は24分にSO佐藤瑛斗（3年）が再びPGを決めて4点差に迫る。27分にも日川はPGを狙うが、ここは外す。前半は山梨学院が10-6とリードし、折り返す。後半に入り、4分に日川がこの試合3つ目のPGを沈めて、1点差に迫る。山梨学院は7分、ラインアウトモールからPR小俣颯舞（3年）がトライ。日川は両CTB、LO北井寛人（2年）の推進力が光る。13分にはSO佐藤瑛斗（3年） が4本目のPGを決めて、15-12とついていく。その後、山梨学院が攻勢を掛けると、20分、ラインアウトモールから再びPR小俣颯舞（3年）がトライを挙げ突き放す。引き続き山梨学院が押し込むも、日川が粘り強くしのぐ。試合終了間際に追いかける日川がアタックを継続するも、得点には繋げられず。試合はそのまま終了し、山梨学院が勝利を収めた。チームに勢いをもたらし、決定力をみせたFW陣は素晴らしく、空中戦の強さでキックオフボール獲得に注力したFL初鹿野遙帆（3年）の働きも大きかった。

山梨学院は連続出場中の日川を下し、花園出場を決めた。ラグビー部は一昨年4月に15年ぶりに活動再開。その年の花園予選では日川に0-150で敗戦。そこから着実に力をつけた。
日川は連続出場が17で途切れた。