
全九州新人大会 東福岡と長崎北陽台がパート優勝!!
2月15日(土)、16日(日)、18日(火)に「第47回全九州高等学校新人大会」が行われ、東福岡、長崎北陽台、佐賀工業、筑紫、高鍋、早稲田佐賀の6校が選抜大会出場を決めた。
🏉全九州新人大会🏉
— ターヒド 🏉ラグビー🏉 (@tahid_rugby) February 18, 2025
【Aパート】
✨3位決定戦✨
早稲田佐賀 59-14 鹿児島実業
✨決勝✨
長崎北陽台 24-7 筑紫
【Bパート】
✨3位決定戦✨
高鍋 36-15 長崎北
✨決勝✨
東福岡 40-15 佐賀工業
長崎北陽台、筑紫、早稲田佐賀、
東福岡、佐賀工業、高鍋
が選抜大会へ👏
各パートを制したのはAパート:長崎北陽台とBパート:東福岡。
◾️長崎北陽台
【戦績】
県新人戦決勝 ●8-10 長崎北
全九州新人大会 1回戦 ○51-19 大分舞鶴
準決勝 ○77-7 鹿児島実業
決勝 ○24-7 筑紫
タレントが揃った前チームから先発が12名抜けて迎えた新チームでは1月の県新人戦決勝で昨季から多くの主力が残る長崎北に敗戦。それでも全九州ではしっかりと実力を発揮。大会屈指の好カードとなった大分舞鶴との1回戦では前半は競り合った展開も、後半に大きく突き放して快勝した。選抜大会出場がかかった準決勝では鹿児島実業を圧倒。次々とスコアを重ねて計12トライを挙げて大勝した。迎えた筑紫との決勝では大会を通して光った献身的なディフェンスと連続攻撃で好機を伺い、スコアを着実に積んで勝利を手にした。
メンバーは県新人戦準決勝から全九州決勝までスタートに変更なく、昨季から大きく変わった陣容のなか、確実にチーム力を上げながら勝利を重ねた。
【基本布陣】
PR 北川虎之介(1)
HO 末岡陵(2)
PR 田中俊毅(2)
LO 笠松晃汰(1)
LO 久保颯士朗(2)
FL 本田大獅(1)
FL 山口貴生(2)
No8 石山大悟(1)
SH 山本遥(2)
SO 村中響(1)
WTB 今崎哲平(2)
CTB 白丸暖人(2)
CTB 下釜闘志(1)
WTB 陣野将人(2)
FB 長瀬鉄平(2)
チームの中心は別投稿『全九州新人大会 注目選手15選』にも挙げたFL山口貴生(2)主将とCTB 白丸暖人(2)。全九州にて、山口は献身的なタックルや要所でのスティール(ジャッカル)に加え、力強い突破でも存在感を放ち、決定力も発揮した。白丸は強く、早く前に出てアタックに勢いをもたらし、決定機にも絡んだ。ディフェンスでも好プレーを披露。
上記2名に加え、先の花園で先発を担ったPR田中俊毅(2)も抜群の働きをみせた。セットプレーに加え、力強いキャリーでモメンタムを生み、花園でも光った決定力は健在で、多くのトライを挙げた。
田中を筆頭に、PR北川虎之介(1)とHO末岡陵(2)で形成するフロントローは攻守にフィールドプレーでもよく働く。笠松晃汰(1)と久保颯士朗(2)の両LOは前進力があり、ワークレートが高い。CTB下釜闘志(1)は突破力があり、違いを生み出せる。スピードのあるSH山本遥(2)は的確な選択でコントロールする。プレーキッカーも担うFB長瀬鉄平(2)は効果的なキックで好影響をもたらす。欠場中で1年時から主力を張るWTB梁瀬爽太(2)が戻ればさらに厚みが増す。
◾️東福岡
【戦績】
県新人戦決勝 ○66-21 筑紫
全九州新人大会 1回戦 ○107-0 熊本
準決勝 ○43-5 高鍋
決勝 ○40-15 佐賀工業
先の花園準々決勝では1、2年生が7名先発。近年になく、主力を担った下級生が多く残った。古田学央(立教大進学予定)前主将も花園後に期待を口にした新チームは、まだまだ伸びしろを感じながらも順当に全九州を制した。熊本との1回戦で圧勝をみせると、準決勝の高鍋戦も快勝。決勝でも佐賀工業相手に確実にトライを重ねてリードを保ち、勝利を収めた。大会を通して、攻守に安定感があり、決定機や相手のミスを逃さない戦いぶりも光った。一方、トライを取りきられてしまう局面などまだまだ余地は残す。
昨季の選抜大会は1回戦でまさかの敗退。それでもチーム力を着実に磨いて、花園では12大会ぶりに準決勝を逃したものの、ベスト8を実現した。前チームから多くの陣容が残るシーズンは全国制覇を目論む。
【基本布陣】
PR 勝又篤(2)
HO 早坂悠吾(2)
PR 武田粋幸(2)(武田琢磨(1))
LO 稗田正楽(2)
LO 平野良次(1)(佐野琉星(2))
FL 内田瑛佑(2)
FL 古澤将太(2)
No8 須藤蒋一(2)
SH 黒木真洸(2)
SO 川添丈(1)(橋場璃音(1))
WTB 礒部聖輝(2)(八尋奏(1))
CTB 藤野桜生(2)(半田悦翔(2))
CTB 半田悦翔(2)(吉水大輝(2))
WTB 平尾龍太(2)
FB 早坂俊吾(2)
チームは別投稿『全九州新人大会 注目選手15選』にも挙げたNo8須藤蒋一(2)主将、FL古澤将太(2)、CTB半田悦翔(2)、WTB平尾龍太(2)にとどまらず、タレントが並ぶ。同じく昨季から主力のU17日本代表PR武田粋幸(2)、抜群の走力が光るPR勝又篤(2)も際立つ。いずれも全九州では局面を打開する力に長け、高い出来を示した。また、全九州の準決勝、決勝ではSO/CTB川添丈(1)が10番を背負い、昨季1年生ながら司令塔を担い、先の県新人戦では登場がなかったSO橋場璃音(1)が途中出場し、川添がインサイドセンターに入るかたちでゲームを進めた。川添の高鍋戦のラインブレイク、橋場の佐賀工業戦のロングパスなどともにセンスの溢れたプレーぶりで違いを生み出した。U17九州選出のFL内田瑛佑(2)に加え、同じく花園を経験したSH黒木真洸(2)、FB早坂俊吾(2)らも順当にスタートに名を連ね、
ほかHO早坂悠吾(2)、LO稗田正楽(2)、LO平野良次(1)、WTB 礒部聖輝(2)、CTB吉水大輝(2)らも持ち味をみせた。FB早坂のバランスのいい働きぶり、WTB礒部の倒れないランが特に印象的だった。加えて、昨季オール福岡選出のPR 武田琢磨(1)や、HO米田来海(1)、WTB八尋奏(1)らも陣容に絡む。全九州では1回戦のみの登場に終わったが、県新人戦では10番を担ったSO一谷蓮史(1)も注目したい存在。