(vol.7) チームの関係性を深めるために行うといい2つのこと。
新学期がスタートして都市部を除く学校では入学式を迎えられたでしょうか。新型コロナウイルスで部活動も自粛しようという動きが強いですが、それでもチームとして、いつこの期間が明けたとしても準備はできているという状態が理想ですね。そこで、
●新しいチームがスタートするときに欠かせないことはなんでしょう。
●この時期だからこそ取り組むべきことはなんでしょう。
この二つの視点からチームの関係性を深めるためにどうしていくかを結び付けて書いていきます。部活動やクラブチームの指導者の皆さんにぜひ見ていただきたいです。
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1.4月によく耳にする『オリエンテーション』という言葉
学校でも企業でも4月には『オリエンテーション』という時間があります。どこにいっても、何かが始まるときには『オリエンテーション』からスタートしますね。結論を最初に述べると、新チームがスタートするこの時期にはオリエンテーションを綿密に行うといいです。
では、オリエンテーションってなんだ?っていうところですよね。そもそも何をするか、もしくは、何をしたか覚えていますか?
オリエンテーションとは、
新たな関係が今後より良く進むための準備
と言っています。(他の記事ではこのように言っています▼)
部活動やクラブチームで練習ができない今、この『新たな関係が今後より良く進むための準備』が綿密にできるとコロナの時期が明けたとたんにスタートダッシュがきれるのではないでしょうか。
2.『オリエンテーション』では何をする?
そこで何をするといいのかというと
★同意を取り交わす ★データベースを整える
です。
『同意を取り交わす』ですが、入社式で合意書とか書きませんか?同意と合意って似てるようで少し違うのですが(←これは詳しく次回に)、要するにお互いの意思を統一することです。部活動であれば、「今年は全国大会出場を狙っている。そのためには厳しい練習もある。それを覚悟の上で入部してください。」と言われ、それに同意してから入部しますね。同意しなかったら入部はやめます。部活動では会社のような合意書は書きませんが、はじめに「この部活動は〇〇です。」と言って同意を取り交わすことが必要です。
『データベースを整える』ですが、要するに選手にヒアリングして情報を得ることです。選手がどこからきているか、どのチーム出身か、持病はあるか、家庭環境はどうか、選手が入部した目的、この部活で達成したい目標などなど、知らないのと知っているのとでは指導者と選手の関わり方が変わってきます。(←ここも詳しく次回以降に)。
3.関係性を深めるためにチームで今できること
以上の『同意を取り交わす』と『データベースを整える』はどのチームでもマストで取り組むことをお勧めします。それも時間をとって丁寧に取り組むとよりGOODです。きっと、これを見なくても自然としている指導者は多いかと思いますが、次回はより詳しく一つ一つを説明していきます。
ですが、今のこの状況でそもそも選手たちとそのような時間が取れないという指導者もいると思います。そこで一つ提案を。それは『プリントを用意して選手に書いてきてもらう』ことです。
『同意を取り交わす』では、チームのルールや目標、信条など全員が大切にして欲しいことを書いて読んでもらう。『データベースを整える』では、出身やポジション、病歴、入部目的など質問形式にして書いてもらう。
そうすると、新チームが活動し始めた時に指導者は選手のことをよく知れている状態で指導の質も変わってきますし、選手は読んだり書いたりしているので、覚悟や安心感をもって活動に臨んでくれます。
4.最後に
『同意を取り交わす』と『データベースを整える』は詳しくは次回以降書いていきます。具体的に何について同意を取り交わすといいか、データベースは何を知っておくと良いかなど。
コロナであってもできることは必ずあります!できることを見つけて少しでも前進していきましょう!
では、今日はこのへんで!!