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(vol.10) 選手によって違う!コミュニケーションタイプとは?

今回はコミュニケーションタイプについて書いていきます。

早速ですがどういうことかというと、

指導者から試合前に「頼んだぞ」と言われてA選手はやる気でるけど、B選手は逆にプレッシャーになっている…。

指導者から試合前に「きみなら必ずできる」と言われてC選手はやる気でるけど、D選手は「ん?その根拠は?」と考えてしまう…。

など、指導の現場では多くありますよね。
選手一人ひとりによって、同じ言葉をかけたけど響きが違う。それは選手によってコミュニケーションのタイプが違うからなんです。どんなタイプがあるのかと、どういうように違うのか書いていきますね。

(今日は全部書きません。明日からタイプごとに書いていきます)


1.箱根駅伝の監督からのゲキを聞いて。

まずこの動画を観てください。箱根駅伝の7区ラストスパートの場面です。どのチームの監督のゲキがあなたをモチベートさせますか?(check!▼)

「大快走だからね!さぁいこうさぁいこう!」

「登り切っていっきにいこう!」

「テレビに映ってるからな!」

「ここまでよくがんばった。のこり3人ががんばってくれるから!」

「区間2位から4位争いね!〇〇と〇〇に勝ってるぞ!」

「4年生だぞ4年生、抜かれてばっかじゃ困るぞ」

チームの監督によって選手に対する声掛けが違いますね。聞いた皆さんはどのゲキに一番モチベーションが上がりましたか?


そしてこの声掛け、一様にすべての人が「ある監督の声掛けだとモチベーションが上がる」と一致すると思いますか?


違います。
人それぞれ、選手を自分に置き換えた時の声掛けによるモチベーションの変化は異なります。

順位などの状況を詳しく言ってくれたらモチベーションが上がりやすい選手もいれば

ただ今のがんばりを褒めてくれさえすればモチベーションが上がる選手もいます。

他の対戦相手を比較対象に出して葉っぱをかけるとモチベーションが上がる選手もいれば、

これまでの積み重ねを認め「よくばった」という声で最後のモチベーションが上がる選手もいます。

ほんと選手それぞれです。選手一人ひとりはコミュニケーションのタイプが違うんです。


2.コミュニケーションタイプは大きく4つ

一人ひとりコミュケーションにはタイプが違いますが大きく分けて4つです。今日はその概要だけ。

1.コントローラータイプ(直進型)
人からの指図を最も嫌います。行動的で野心的なタイプで、闘いを通して相手を知ろうとします。コミュニケーションは単刀直入に。「頼んだぞ。」「やっつけてくれ。」など競争心を刺激するとやる気がでる。
2.プロモータータイプ(促進型
人に影響を与えたいタイプです。注目こそがやる気の源。人を承認することが得意で、承認されることが好き。「すごいねぇさすがだ。最高だ!」「みんな〇〇君をみならおう!」など大げさにほめることが効果的。
3.サポータータイプ(援助型)
「和」を重んじるタイプで、気配り上手。相手をよい気持ちにすることに尽力す。その反面人から認めてもらいたい欲求も強い。「いつも助かってるよ。」「きみが貢献してくれたおかげで!」など感謝を伝えると効果的。
4.アナライザータイプ(分析型)
客観的な視点で物事を捉えます。計画・分析の論理的思考の持ち主です。粘り強さが特徴でもある。数字の裏付けと正しさを伝えると効果的で「今〇位でトップと〇秒差。さっきと比べて〇秒差が縮まってスゴイ!」など。


コミュニケーションには大きく分けて以上の4つのタイプがあります。選手はどのタイプにあてはまるでしょうか。またみなさんはどのタイプですか?まだ概要だけなので詳しくはないですが、まずは大まかにこの程度だけ。


3.コミュニケーションのタイプを知っておくと、

選手のコミュニケーションタイプを知っておくとどうなるかというと、必要なタイミングで選手と効果的なコミュニケーションをすることができます。

例えば、モチベーションを上げたい時や緊張をほぐしたい時、成果に対して自信を付けさせたい時など。様々な場面で使うことができます。

さらには、適切なタイミングで効果的なコミュニケーションをとってくれる指導者は選手にとってこの上なく信頼できます。

あのコーチは自分をわかってくれている、とても相性のいい指導者と一緒に活動できてプレーしやすい。選手たちはそのような思いを指導者に寄せてくれるようにもなります。

つまり、信頼関係が高まり、関係性が深まります。


4.最後に

コミュニケーションは奥が深いです。
人それぞれタイプが違うために、効果的なコミュニケーションも変わってきます。その分、コミュニケーションタイプについても掘れば掘るほど内容が濃くなっていきます。

これからは一遍には書ききれないので、分けて書いていくようにします。

では今日はこの辺で。

明日はコントローラータイプについて詳しく書いていきます。




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