クラフトサケってどんなお酒?
私はクラフトサケが大好きです。
ということで、本記事では私が思うクラフトサケの魅力について述べていきます。
展開早過ぎましたね。失礼しました。
まず、そもそもクラフトサケとは何ぞやについて説明します。
クラフトサケとは
一言でいうと、「日本酒っぽいお酒」です。
もう少し詳しくいうと、 「日本酒造りの工程に足し算や引き算をしてできたお酒」のことです。
まだよくわかりませんね。
具体的には4種類に分類されます。
これらの総称がクラフトサケです。
クラフトサケの魅力
それでは魅力について列挙していきます。
①“飲み物”として美味い
クラフトサケは何も考えずに飲んで美味い!
香りを嗅いで、口に含むと、「あ、美味い」と最短距離で伝わる感覚です。
例えば、コーラどぶろく。
「うわ!コーラだ!美味っ!」
…もう日本酒軸で評価出来ません。
(日本酒軸で評価ってなんだ)
②とはいえ日本酒感がよき
一方で、……米、ちゃんといます!
最初のアタックは副原料の攻撃力が高いけど、
ベースの味わいや後味にはしっかりと日本酒、お米の味わいがあるんです。そこがたまらない!
(当たり前ですが、どぶろくなんて、もう、米!)
例えば、副原料がレモンの場合。
レモンのお酒が飲みたければ、レモンサワーでいいんですよね。そうではなく、日本酒の味わいの中で、レモンの風味が全面に出てくるから好きなんです。レモン入りご飯なんて食べたくないのに不思議…。
とても抽象的ですが、以下のツイートのイメージです。
③味わいの想像力を駆り立てられる
新商品は、どんな味になるの!?とワクワクさせてもらえるケースが多々あります。
わかりやすいのは副原料添加のお酒。
「ホップ入りの日本酒なんて、ビール好きとしてめっちゃ気になる!」
「日本酒にチョコレート(カカオ)が加わるとどうなるの?」
と、こんな感じです。そうやって気になったお酒を買うと、やっぱり美味い!
クラフトサケ、つえぇ!!
私の中での最たる例はLAGOON BREWERYさんの
『SAKEマルゲリータ』。トマトとバジルが入ったお酒です。(飲んだのはどぶろく)
「マルゲリータって食中酒というより、最早主食やん」
「トマトはなんか合いそう、でもバジルて」
(トマトが合うと思ってる感覚もすでにクラフトサケ沼にハマっている証拠)
気になりすぎる。……もちろん美味かったです。
(ホントはhaccobaさんの卵鞘酒にも触れたいですが、私の語彙力では誤解を招きかねないのでカットします。こちらも美味しかったです。もし気になる方はこちらを。ただし完売してます。)
④飲み手側も文化の担い手となれる
急にスケールアップしましたが、悪しからず。
クラフトサケはここ数年の間に登場した新ジャンルのお酒です。
日本酒の長い歴史で見ると、小さな芽が出たばかりであり、このジャンルがブームではなく文化として発展していくのはこれからです。
つまり、私ごときの一杯でも、その文化形成に飲み手として貢献できるかもしれない。
この興奮だけで、酔いが4割くらい増しそうです。
そして、これは魅力から少し脱線しますが、クラフトサケを文化とするには、造り手や売り手、プロの記事などだけでなく、
飲み手側の語り手も増えていかないといけない!
そう思ったので、noteを書くことにしました。
自分がその担い手、語り手になるというのは大変おこがましいことですが、超微力ながらも力になれればとても嬉しいです。
日本酒も大好き
最後に一つ断っておきますと、
私はもちろん日本酒も大好きです。
(日本酒蔵の蔵人でもあります。)
クラフトサケを語る時、比較対象の日本酒がどうしても否定されてるように見えるかもしれません。しかし、あくまで日本酒では表現出来ない領域をクラフトサケが担っているイメージです。
逆にいえば、クラフトサケで表現できない領域を日本酒が担っています。
日本酒も大好き!クラフトサケも大好き!
十酒十色。みんな違ってみんないい、です。
そして、私が見る限りでは、クラフトサケ醸造所の皆さんも日本酒が大好きです。
日本酒造りの神秘に魅せられ、敬意を払いつつ、情熱を持ってクラフトサケを造られている姿が
カッコいいんです!
…あ、これも魅力の一つだ。
⑤酒造りに情熱を持つ蔵人達がカッコいい!
これは日本酒蔵の蔵人達にも当てはまります。
酒を造ってる人達、カッコいいんです!!
少し長くなりましたが、今回はクラフトサケの魅力について書かせていただきました。今後もその多様な味わいを楽しみながら、フリークとして、クラフトサケのことをちょくちょく書いていこうと思います。
(次はライトに“クラフトサケ醸造所はキラキラネームが多い”みたいなテーマで書くか書くまいか悩んでいます。)
それでは皆さん酔い酒を〜。
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