「明日やろうはバカやろう」を思い知る、確定申告
イヤなことが今日できない
事務仕事が嫌い。とことんやる気になれない。ずっとほったらかし。なので必然的に確定申告のこの時期になると、シクシクと泣きながら1年分の領収書をパソコンに打ち込まなければいけないのだ。毎年思う、せめて1ヶ月分ずつやっておけばと。
他のことは、割とマジメにきちんとやっている。小心者なので、仕事の締め切りは破ったことがない。人との待ち合わせにも遅れない。でも、苦手な事務仕事はついつい先延ばしにしてしまうのだ。
「明日やろう」、そう心の中でつぶやいてそのままにしてしまう。
どうしてそうなってしまうのか。原因は子どもの時に遡り、サヨナラサヨナラの淀川長治さんの日曜洋画劇場で見た名作映画、『風とともに去りぬ』にあるのではないだろうか。
主人公スカーレットが、いろいろいろいろあって難題山積みのラストシーンで言う、「明日考えよう」。幼心に深く刻まれたこの一言は、私の座右の銘となってしまったのだ。
明日は無限ではない
面倒なことや辛いことは、いまは忘れて今日を生きる!大丈夫大丈夫、明日があるからなんとかなる!「明日考えよう」と生きてきてしまったのだ。
しかし毎年、確定申告のこの時期。明日というものが無限に存在するわけではないと思い知る。タイムリミットの3月15日はすぐそこ。確定申告用の明日はどんどん残り少なくなっている。
なのに、私はいまこう思っている、この3連休が明けたら確定申告の準備を始めよう♪まだ大丈夫♪と。
誰が言ったか知らないが、「明日やろうはバカやろう」は、こんな私のためにある言葉です。