年が新しくなる頃から息を吸って吐くことが難しくなっていたけれど随分と楽になってきた。そして文字通り一呼吸置いた今日、何を目指せばいいかまた迷い始めた。
月を経るごとにインスタグラムの画面に増えるエンゲージリング。かく言う私の母もこの歳になれば仕事を辞めて社宅に居を移したし いつかの同級生がやれ結婚だやれ同棲だと言っても何も不思議ではない。
ふと気が付いた時、私はいつも空っぽだった。勉強も部活も中途半端で 努力もせずに進める大学を選んだ。出来るだけ目立たないように近くの席に座った友だちとサークルの新歓へ行きアルバイトをして恋愛に興じた。ただあの時愛した人には今でも健康があってほしいと心から思うよ。
仕事仕事仕事仕事仕事睡眠睡眠仕事仕事。側から見たら私の生活は寂しいし惨めだ。客観的なその生活を否定もできなくて、人より多めに涙を流しながら暮らしている。ただ それでも腐りきれなかった理由に私は気付けたよ、ダラダラと言葉をおこしても具体化できないその光は今でもまだ眩しい。
この瞬間に手を伸ばしてやりたいことは見つかっていないし、愛してくれる人と寝食を共にして結婚して子どもを育てる 誰もが望む未来だといつかのあの子に言われた時の流れに今はまだ魅力を感じることができない。
受け売りだけどその言葉を愛する人には伝えたいしいつまでも待ってる。頑張れなんてもう言わないで、異様なほどに虚しくなる。生きる選択をこれからも続けたい、また2週間経てば月が満ちるよ。
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