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未来を作る #13

ピーター・F・ドラッカーは、変化の激しい時代においては、未来を予測することは困難であると指摘し、「未来を予測する最良の方法は、未来を創ることだ。」「自ら未来をつくることにはリスクが伴う。 しかし、自ら未来をつくろうとしないことの方が、リスクは大きい」(『明日を支配するもの』)と述べました。

『未来に先回りする思考法』(佐藤航陽著)の著者は、「未来は過去からの長い時間軸の延長にあり、その変化のパターンを捉えれば、未来を予測することは可能だ」と述べます。

その際のポイントは、

社会の進化の流れを一本の「線」として捉えること
テクノロジーの本質を理解すること
適切なタイミングで行動すること

としています。

適切なタイミングで行動するためには、リソース(資金だけでなく、知識、スキル、経験、人脈などを含む)が必要だとして、その準備を怠らないことが大事だと指摘します。

ドラッカーの言う「変化の激しい時代には未来を予測することは困難なのだから、自ら未来を創る」という話とこの著者の言う「過去のパターンを読んで、未来を予測する」という話は一見矛盾しているように感じますが、実は本質的には同じことを言っているのだと思います。

逆説的ですが、変化の激しい時代において未来を予測するには、過去の歴史を学び、それを分析することがより大事だということです。

今後の自分自身のテーマにしようと考えてます。 


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