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好きな本7選 #53

新型コロナの猛威は2021年になっても未だ続いていますね。首都圏では再び緊急事態宣言が出される事態となっています。皆さま、十分お気をつけください。

以前、好きな映画7選をご紹介しました。

今回は、自分に影響を与えた本として、好きな本7選をご紹介したいと思います。

これも以前SNSで、1週間(7日間)で1冊づつ好きな本を紹介するとして投稿したものです(#ブックカバーチャレンジ)。

もし、このうち1冊でも興味を持って、手に取ってもらえると嬉しいです。

それでは、まず1冊目です。

【タイトル】
 「2039年の真実」落合信彦著

JFK暗殺の謎を追った落合信彦渾身の一冊です。
この本をきっかけに、JFKに興味を持ち、JFK関連の本、映画、特集番組等を見まくりました。

JFKを通してリーダーシップとは何か、自らのリーダーシップはどうあるべきか、を考えるきっかけとなった本です。

ちなみに、この本を皮切りに当時は落合信彦の本を読み漁り、CIA、KGB、MI6(SIS)、モサド等、各国の諜報機関に超詳しくなりました笑  

ハードボイルドな雰囲気が好きで、当時は北方謙三の本も読み漁ってましたね。関係ないですが笑。

2冊目です。

【タイトル】
 「不動心」松井秀喜著

好きなスポーツ選手は?と聞かれたら、必ず名前を出す一人です。

気分が滅入った時などは、YouTubeで松井選手の豪快なHRを見て、ストレスを発散させています笑。あの打球を打てる日本人は未だ他に見たことありません。

この本の中で松井選手は、自分では「どうにもならないこと」は考えず、常に「今、自分にできること」に集中していると言っています。「人間万事塞翁が馬」って、故事を父親からよく聞かされたとも言ってました。

同じことは桑田投手も言っていて、桑田投手は投球するボールを自分の手から離したら、その投げたボールがどうなるかは興味がないそうです。なぜなら、一旦自分の手を離れたボールはもはやもう自分ではどうすることもできないからとのことです。自分にできることは、次投げるボールに集中することだけなので、そのことしか考えないそうです。

アドラー心理学でも、「課題の分離」という考え方があって、同じようなことかなと理解してます。

今回の7選の中には選びませんでしたが、アドラー心理学を解説した「嫌われる勇気」(岸見一郎他著)も良い本なので、よかったら読んでみて下さい。

済んだことや、自分ではコントロールできないことをあれこれ悩んでも仕方ない。自分にできることに集中して、全力を尽くす

そんなことをこの本から学びました。

3冊目です。

【タイトル】
 「問いかけ続ける」ジェイムズ・カー著

世界最強のラグビーチーム、NZ代表オールブラックスの強さを読み解いた本です。

オールブラックスでは、キャプテンが率先して試合後のロッカールームを掃除します。

「ロッカールームの掃除。決しておごることなく、小さなことを大事にしよう。」

キーワードは「謙虚」さと「品性」です。

「才能ある選手を集めても、個人の規律が備わっていなければ、結局はうまくいかない。品性は才能に勝る。」

強いチームや常に結果を出す組織には優れた「ウイニング・カルチャー」が備わっています。組織のリーダーの最も重要な仕事は、それを構築することだと言っても過言ではありません。

「世界中の組織のリーダーは変革を促すメッセージを提示している。誰もが、素晴らしいプレゼンテーションだったと褒め称え、スローガンを称賛し、お宝資料をブリーフケースにしまい、自分の席に戻り、何もしない。」

リーダーは自己満足に浸り、言うことを聞かないとボヤき、うまくいかないことを人のせいにする。負け癖のついた組織の典型ですね。

Better people make better All Blacks

オールブラックスのカルチャーを表した言葉です。

「勝つには才能が必要だ。勝ち続けるには、品性が求められる」

根底にはハカの精神があるんでしょうね。

組織論、コーチング、リーダーシップを学ぶことができました。

4冊目です。

【タイトル】
 「リスク:神々への反逆」ピータ・バーンスタイン著

一言で言えば、未来をコントロールしようとした人々のチャレンジの歴史です。

リスクの概念や統計学の発展、その金融への応用などの歴史が語られています。

「神々への反逆」とは、古の人にとって、神の手のひらの中にあると思われた未来を、近代西洋の人々が、確率論を武器に人間の手に手繰り寄せてきた様を指しています。それまでは、未来は占い師の領域でした。

現代のAIやデータサイエンスにも通じる話です。

登場人物も超有名人ばかりで、書物としても面白いです。

ただし、ページ数も多く、気軽に読める感じではないです。少し、気合を入れて、どうぞ。

5冊目です。

【タイトル】
 「資本主義のための革新」小室直樹著

一時期経済学の勉強にハマった時期があって、その時に読んだ本ですが、有名な先生だし、とても分かりやすく説明されてて、感動した本です。

シュンペーターの「創造的破壊」は経済の発展に欠かせないキーワードですが、この点が社会主義が資本主義に勝てなかった理由の一つでもあると思います。イノベーションや創意工夫が生まれる土壌はやはり資本主義の方がありますね。

Unternehmer(イノベーター、起業家)、スターアップが頑張れる社会をぜひ作っていきたいものです。

6冊目は小説です。
小説なので内容にはあまり触れません。

【タイトル】
 「龍の契り」服部真澄著

香港返還問題をテーマにした国際謀略ものです。

最初読んだ時、この作家の人は相当頭のいい人だろうなって思った記憶があります。

もちろんフィクションですが、リアリティーが高く、すごく面白いです。ぜひ。

7冊目。最後です。最後も小説ですが、映画同様、怖い系でいきたいと思います笑。

【タイトル】
 「フィアー 恐怖」 L.ロン・ハバード著

恐怖もいろいろですよね。
これを怖いと思うかは、人それぞれだと思います。

ちょうど「ミスト」という映画のラストシーンのような後味の悪さがあります。

あんまり話すとネタバレになるので笑。

以上、好きな本7選でした。

お付き合いいただき、ありがとうございました!

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