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北島 vs 南島(NZラグビー) #32
今月5日(土)に行われるオールブラックス(NZ)のセレクションを兼ねた南北対決のスコッドが本日発表されました。
南北のトライアルは、1987年に最初の試合が開催され、北島が16-36で南島に勝利しています。
81回目となった最後の開催は、2012年にダニーデンで行われたもので、南島が32-24で勝っています。これ以降はスケジュールの関係もあり、開催されていませんでした。
通算成績は、北島の50勝27敗3分となっています。
試合は当初オークランドのイーデンパークで行われる予定でしたが、オークランドが新型コロナの影響でロックダウンされたため、ウェリントンのスカイスタジアムに変更されました。
ちなみに試合は、無観客試合となりそうです。
昨年のW杯後、最初のオールブラックスのセレクションになります。
ヘッドコーチも今シーズンからオールブラックスをW杯2連覇(2015年)に導いた名将スティーブ・ハンセンからイアン・フォスターに代わりました。
新生オールブラックスがどのようなメンバー構成になるか非常に楽しみです。
スーパーラグビー・アオテアロアでは、若手のスターも多数台頭しましたので、将来性のある若手が多く選ばれて欲しいです。
5日(土)の試合は、先発メンバーを見る限り、スーパーラグビー3連覇(2017-2019)&スーパーラグビー・アオテアロア優勝(2020)のクルセイダーズ(南島)とクルセイダーズ 以外のNZスーパーラグビー選抜(北島)との対戦のような感じになっています。
チームプレーではお互い慣れ親しんだクルセイダーズ勢を並べた南島が有利だと思いますが、北島はスーパースター、ボーデン・バレットを中心にタレント揃いで、いずれにしても接戦になると思います。
また、今回は、試合だけでなく授与されるトロフィーも大きな話題となっています。今回の試合の勝者には、2つのトロフィーが授与されるそうです。
1つは、南島と北島のマオリの伝説にちなんでつくられた木彫りのトロフィーで、この大会のために特別に作られたものです。そして、もう一つは、Loving Cupといわれるトロフィーで、1932年に行方不明になっていたものが、先日、オークランドのイーデンパークで偶然に発見されたものです。
発見された時にはすでに新しいトロフィーの製作後だったので、88年もの間紛失していたLoving Cupも一緒に、勝者には2つのトロフィーが授与されることになったようです。
代表生き残りをかけた意地と意地のぶつかり合いの非常に楽しみな一戦です。
ラグビー王国NZならではの激しくボールの動く、ハイスピードのテストマッチ超えたテストマッチレベルのハイスペックな試合が観れると思います。
なお、1995年の南北対決がYouTubeにアップされていたので、参考までにアップします。