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〜2025シーズン開幕に寄せて〜正解や失敗などない「遠征」を語る
おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
さて、今シーズンもそろそろはじまります。皆様は発表された日程表とにらめっこしながら、どこへ行こうかな、昨年行って良かった場所にまた行くか、まだ行ったことのない場所に足を踏み入れるかなど、カテゴリーも変わったクラブを推す方は昨年と遠征先がガラリと変わった私のような方もいるかもしれません。
2024年も様々な場所に遠征に行きました。山口、いわきに関してはこのnoteでも触れていますが、その他にも2年連続で秋田、完全に勢いで行った会津などなど、意外性もあるところなどもあり。
今回のテーマはそんな「遠征」について、ちょっといろいろと考えたり、言いたいことがあるよって話です。
昨シーズンの遠征傾向と実績を定義とともに振り返ってみる
・基本的に私は「ホームに行くにも遠征民」だ
そもそも、浜松生まれ東京育ち&住まいで、贔屓クラブが磐田、清水、長崎、秋田、松本などなど、決して近くない地方にバラバラに分散されている私にとっては
「ホームに行くにも遠征」
なわけですよ。大学の長い付き合いのお友達がいて、そこに付き添っている形のFC東京ぐらいかな、気軽に行けるホームは。
2024シーズンも、2025シーズンも、上記の贔屓クラブのカテゴリー別の分散に関しての最大の特徴は「J2の首都圏が少ない(ここでの首都圏の定義は埼玉、千葉、東京、神奈川を対象とする)」ことにある。
J1は浦和、柏、FC東京&東京V、町田、川崎、横浜FM、横浜FC、湘南と首都圏クラブが固まり、J2は大宮、千葉のみである。J3は大宮の昇格とYS横浜のJFL降格により、相模原のみになってしまい、遠征比率もさらに拡大することに。北関東(水戸、栃木、群馬)や甲府、静岡ですら近いぐらいのレベルである。
そんな中でも2024年はJ1(磐田)は上記の全て、J2もチームを分けて(清水、秋田、長崎)北関東と首都圏と静岡2つ(清水はホームで)に全て行くことができたことは、日程のめぐり合わせも含めて幸運だったと言える。
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成績は決して良くはないが…
基本日帰りで行ける(翌日の予定を踏まえた上で近場でも泊まりにしたところはある)首都圏の実績はここまでとして、ここから遠征の本題に入ろう。
・私的遠征の定義と、今シーズンの遠征先
ここでの遠征の定義とは
・新幹線を利用する(飛行機は1試合もない)
・宿泊を伴う(複数日になる)
・試合会場以外の観光地に行った
のどれかが1つでも含まれているものとして、話を進めていくものとする。
2024年シーズンそれに当たるものは以下の通り。
※()が応援したチーム、行った順に記載
※1泊2日で応援したクラブがそれぞれ違うときに関しては、2日目に応援したクラブの予定を記載
【磐田】磐田
【秋田】山口、藤枝(前日磐田)、秋田、群馬
【長崎】水戸(前日松本)、いわき(前日柏)
【その他】会津、福島
そして、この中で「勝ち点3を獲得した」遠征は、
水戸、いわき
の「わずか」2つしかない。
なぜあえてここで勝った結果のみを記載したのかというと、言いたいことがここに詰まっているからである。
「試合の負けは遠征の失敗」はイコールではない、大間違いである
・他サポさんのツイートに抱いた大きな間違いと疑問
前に見かけたんです。
とあるJ1クラブでアウェーで札幌に負けたクラブのサポーターの呟きを。
「せっかく札幌まで行ったのに負けてかわいそう」
いやいやいやいや、札幌なんて遠征を度外視しても、日本屈指の遠征先の充実した場所だろうよ。
ってそんなことが言いたいわけではなく。
「試合の負けは遠征の失敗」なんて、大間違いでしょ。
なんでそんなことを他人に決められなきゃいけないんだ。
確かに負けた日の足取りはめちゃくちゃ重い。それは認める。帰りの電車や新幹線で大きなテディベアのようにがっくり燃え尽きて帰路を急ぐあの感じ。「明日から仕事かぁ…今週も仕事のストレスを趣味で発散できなかったな…」となる勝ったときより重くなるあの喪失感。
でも、その喪失感を少しでも埋めるために、遠征するんじゃないのか!?
だからこそ、負けた日こそ少しでも元を取れるように動いてほしい。
飯でもいい。
名所でもいい。
帰りの席を少し良くするでもいい。
もちろん、予算が許される範囲でだ。
それは良くも悪くも自分次第。
他人に決められる筋合いなど、1ミリもないのである。
ネタにされがちな、負けた試合のあとの「俺は城を見に来たんだ」っていう言い訳の呟き、俺は全く恥じるべきではないと思っている。楽しみを見出すなんて、生きていれば当たり前である。
先述した実績に話を戻すが、実は2024年シーズンは負けた場所のほうが結構いい思い出が多い。
はじめて行った山口の試合は一人退場者を出して完封負け、群馬でも退場者を出して最下位に黒星。結果としては散々なものだったが、心から思っていることは「また行きたい」であった。そう思える遠征先を増やすことも遠征の大きな醍醐味である。
それは人の優しさに触れた、予定変更した場所が当たりだった、まだまだ行けてない場所がある(もちろんサッカーでリベンジは大前提)などなど。遠征の理由の本題はサッカーだけれど、サッカーに使う時間よりも観光に使う時間のほうが多いんだから、同じ場所にまた行くのも、新たな場所に行くことも、積極的に行うべきだと思う。1年経てば町の景色が変わることも、それはそれで面白いと思える。
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遠征先で私が心がけていることと、ぜひやってほしいこと
ここからは最近聞かれることが多いので、私が遠征を組むにあたって大切にしていることを書いていきます。
・「闘うのはピッチの中だけ」
ピッチ外ではお酒の力を借りてでも交流をすべし
本当これ、つくづく思うこと。
人とのふれあい、特に相手のサポーターさんとの出会いは一人の人間としての成長や、日本のいいところ、地域のいいところもたくさん見つかる。その場であったことだけではなくて、その後普段中のいい友人に話すネタも成功や失敗問わず増えていくし、いつ役に立つかわからない。
できれば、遠征先のサポーターさんに人気のある、程よく雰囲気の良い敵味方関係ない居酒屋やバーを見つけるのが最高。行く前に抱いていたイメージと、行ってから現地のサポーターさんのお話をきいてさらに好きになる場所なんてたくさんありますし。人とのふれあいを楽しめる大人って余裕があってかっこいいなと思いますよ。
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一番酒が回った遠征だったと言える楽しい宴だった
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秋田の人って本当にいい人だと私の脳内に刻み込まれた思い入れのある場所
・程よく他の人の日程を取り入れ、真似してみる
知識がないなら、ある人から見習えばいい
私も日本にはそこそこ詳しいかなとは思いますが、やはり地元の人や、過去の経験者と比べると劣るものが全国各地に遠征に行くと実感することは非常に多い。観光地がどこにあるか?とか、そこまでどうやって行くのか?とか。
昨シーズンの例をあげると8月の秋田のアウェーゲームでの群馬(日曜試合、月曜日は有給を取って観光予定だった)。私が見据えていた遠征先は「草津温泉」。だけど、結構あそこ遠い。実は東京から観光バスで行くほうが行きやすいぐらい。
そんなとき私の頭に抜け落ちていた観光地は「富岡製糸場」であった。群馬戦は日曜日のナイターゲームだったため、試合前に富岡製糸場をユニ姿で訪れる人のポストが結構流れてきており、予定を変えました。全部真似するのはちょっと違うかもしれないけど、行程のシフトチェンジで急にそれらを加えるのは個人的には全然ありだと思っている。
私の贔屓クラブのサポーターの例で言うと秋田サポーターは、本当に手段や場所の知識が豊富な方が多い。失礼ながらサポーターとしての平均年齢は高めなのだが、そのぶん、旅の経験値もすこぶる豊富で、いつも観光地のチョイスや撮られる写真とか、本当素晴らしいなと思って非常に参考になります。
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・なるべく歴史が古いところに行ってみる
上記の富岡製糸場もそうだったが、日本の歴史に触れる機会が少なかった私。余談だが高校の社会の選択科目も地理を選んでいたこともあり、日本史の知識も他の人より劣っている。
だけど、サッカーの遠征のいいところは、
「遠征と無理やりこじつけてでも歴史を学べる場所はたくさん存在する」
ことだと思っている。
富岡製糸場で学んだ産業の発展や、いわきの恐竜や石炭の博物館、さらには昔からの自然の神秘も感じられた山口の秋芳洞などなど…試合以外の選択肢となると、結構長い歴史の積み重ねによって名所になった場所を選択することは多い。そこで得た知識や、それまでの先人への感謝とか、日本人でよかったとか、そんなことを感じるのも遠征の大きな満足度に繋がっていくのではと思います。
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2025シーズン 遠征展望
さて、ここからは今シーズン、特に行こうとしている遠征先を4つご紹介していきます。
※場所と()内は応援するクラブ名
・長崎(磐田)
2018年以来の長崎遠征。当時はJ1初挑戦だった長崎で、ホームスタジアムはトラスタ。前回も今回も長崎vs磐田の推しクラブ同士の対決ではありますが、今年はいよいよ新スタの「ピーススタジアム」へ乗り込むことになります。
昨シーズンは3試合+1試合の計4試合が行われ、本格的な「ピースタ元年」とも言える今シーズン。軒並み評判かつ、臨場感や試合以外の楽しみも多いと聞いている長崎の新名所をどのくらい楽しめるのか?
長崎の名所は2018年にそこそこ回れたので(軍艦島には台風の影響が残っていて降りれなかったのでリベンジしたい)、試合日は終日スタジアムシティで楽しみたいと思っています。
・山口(秋田)
2年連続の参戦予定。試合は完敗したのに、昨シーズンのベスト遠征地とも言える出来でした。場所だけではなくて、人の温かさに触れたからです。勝敗を超えた恩も含めて、帰りの新幹線でまた来年も行きたいと決意するほどでした。
今シーズンは6月のナイター。もうちょっと泊まる場所もスタジアムや湯田温泉から近くしたうえで、昨年の感謝も伝えつつ、また楽しみたいと思います。
・徳島(秋田)
毎年設けており、昨シーズンは山口や会津だった「マスコットに会いたい枠」は今シーズンは徳島に。昨シーズンの3月に秋田サポーターに程よくいじられているヴォルタくん&ティスちゃんが愛らしくて、今年は現地で見たい!と決意しました。実はティスちゃんはスーパーカップとかにもいないので、初対面です。
マスコットだけが決め手ではもちろんなくて。四国には人生で一度しか行ったことがなく(大学生のときに愛媛に行きました)、徳島には足を踏み入れたことがありません。渦潮だとか、阿波踊りの歴史とか、そういうものにも触れられればいいかなとも思っています。徳島の応援も地域を活かした音が聞こえたり独特の良さがあると思っています。
・富山(秋田)
こちらも未だ未踏の地の富山。久々のJ2復帰であり、お互いに古巣の選手が多い秋田と富山は最終節で顔を合わせるため、そこで行きたいなと思っています。
壮大な山々だったり、ブラックラーメンだったり、隠れた名所もあって満足度は高いイメージがあります。過去に新幹線で何度か行こうかな?と思ったことはありますが、結局踏み切れなかったため、季節的に寒そうではありますが、最終節にお互いにいい順位で迎えられることを祈りつつ楽しみにしたいと思います。
まとめ
さていよいよあと数週間で始まる新シーズン。シーズン移行もあって、今までのやり方で楽しめる遠征を味わえるのもそう長い期間ではない気もしています。
もちろん自分の身体と相談しながら(私も老いや疲れが抜けないとか悩みが増えてきたので開幕前の計算と狂い始めるんじゃないかという恐怖感とは常に隣り合わせです)、勝利だけではないその土地の良さや人情に触れられる旅が皆様に訪れることが多いシーズンになりますように。また来年のオフにでもそういうネタで話が弾むのであれば本望でございます。
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