今年現地で会ったマスコットをひたすら誉めたりツッコんだりしていきたい件 2023 北信越・東海・西日本編【マスコットだって進化している】
おはようございます。
こんにちは。
こんばんは。
今シーズンも複数回に分けて、マスコットを北から順に紹介かつ愛をこめて褒めたりいじったりして行こうと思います。
今回は北信越・東海・西日本編です。
※なお、前回同様この企画はスーパーカップでチラッと見ただけ(対象チームの横浜FMと甲府は除く)のマスコットの紹介は割愛させていただきます。
↓こちらもどうぞ。
ガンズくん(松本山雅FC)
モチーフは雷鳥。好物は山賊焼き(共食いだけど気にしない)
J3内で圧倒的なホーム力を持つアルウィンにマスコットを呼ぶ流れは今年も継続。もはやマスコットのフォローアップ研修のごとく手厚いおもてなしでヴァン太(ヴァンラーレ八戸)やガミティ(SC相模原)といった精鋭を集めた。
さらに今シーズンは特大ガンズくんを発売。ニータンほどではないものの、他のサポーターさんが購入したものを見ると結構でかい。特大マスコットは人気マスコットの証。認知度と人気はJ3を超越しているため、来季こそは復帰を掴みたい。
ライカくん(カターレ富山)
モチーフは雷鳥。
2年連続でJ2にあと一歩届かずも、横浜FMや清水での社長経験のある左伴繁雄社長のもと、クラブ改革が進むカターレ富山。ホームタウンのあらゆる施設の訪問の画像を見ると、ライカくんが写っていて地域密着度がとても高い印象。
同じ雷鳥の丸っこい愛らしさがあるガンズくんとは違い、スタイル抜群で背が高くて実は踊れるタイプである意外性も兼ね備える。
ゲンゾー・ナンシー・ヤサガラス(ツエーゲン金沢)
モチーフはゲンゾー・ナンシーがイヌワシ、ヤサガラスがカラス。
ヤサガラスに「へっぽこ鳥」と馬鹿にされながらも、メインマスコットとして奮闘するゲンゾー。何だかんだグリーティングではヤサガラスを上手くコントロールしている印象でめちゃくちゃファンサも手厚かった。
ナンシーは幼少期を金沢市の姉妹都市「ナンシー」で育ったフランス育ちの帰国子女。10月にはそのナンシーへ飛び、日本文化のイベントで金沢の魅力を伝えるという役目も担った。
そして石川県民を絶望の淵に叩き落とすため、憎きツエーゲン金沢を邪魔する悪者(めちゃくちゃただのいい人)のヤサガラス。そんなことを言っている間にクラブの調子が本当に悪くなってしまい、ハーフタイムショーに支障をきたす異常事態に。ただただ金沢サポを強い気持ちで励ますだけのハーフタイムになってしまったのはなんとも複雑だった。
結局今シーズンは無念のJ2最下位に終わってしまい、念願の新スタジアムをJ3で迎える羽目に。それでも、このクラブのイベント力の高さはJリーグ屈指。新スタジアムでも彼らの扱いはいい意味で変えず、どんどん盛り上げてほしいと心の底から祈っている。
パルちゃん・ピカルちゃん・こパルちゃん(清水エスパルス)
モチーフは架空生物。
今シーズンは7シーズンぶりのJ2での戦いになったが、昔からのエンターテイナーぶりは変わらず。そして千葉戦の国立開催や、J1時代にも招いたヴィヴィくんがやってきた長崎戦なども印象深い。
甲府との「富士山ダービー」、磐田・藤枝との「静岡三国決戦」ではお互いのマスコットがアウェー遠征をするなど、J1のときよりも積極的な交流も光った。
ジュビロくん・ジュビィちゃん(ジュビロ磐田)
モチーフは三光鳥。
「補強禁止」の逆境をはねのけ、見事なJ1復帰を成し遂げた今シーズン。
大きなトピックスはジュビロくんにユニフォームスポンサーがついたこと。スポンサーになった「リツアンATC」はギフトスポンサーとなり、ジュビロくんが参戦しないアウェーでは相手のマスコットにお土産が手渡された。また、静岡以外はここ数年していなかったアウェー遠征を東京V・甲府と実施したのも驚き。J1でも今年より少しでも多くその働きを見せてほしい。
蹴っとばし小僧(藤枝MYFC)
モチーフはフェニックス。
初のJ2となった今シーズン。チームも予想を覆し余裕を持って残留するなど旋風を巻き起こした。
近年、カテゴリーが上がるマスコットは軒並み活躍の幅を広げていくが、彼も例外ではなくポーズの幅が広がったり、スポンサーの焼きビーフンに小僧パッケージのオリジナルグッズが増えたりと、十分なインパクトを残した。
余談ですが、小僧と写真を撮ると、撮ってくれるアテンドさんが写真を撮ってからスマホを返してくれるまでの何気ない表情でも写真に収めてくれるので、自然な表情を引き出してくれるので割とありがたいです。
シーズンオフにはチアパフォーマンスも披露するも、圧倒的に重そうでお姉さんたちの膝の負担が心配。
アスルくん(アスルクラロ沼津)
モチーフはライオン。
静岡4クラブ目としてついに誕生した沼津のマスコット(インターン生)。誕生からまだ1年経っていないが旋風を巻き起こし、またたく間に人気も急上昇。「ラブライブ!」が有名な沼津に新たな風を吹き込んだ彼に、勝手ながらマスコット新人王を贈呈したい。
10月に会いに行けたが、写真で見るより動きで見たほうがさらに良さが伝わるタイプと自信を持って言えます。来季のぬいぐるみ販売を首を長くしてお待ちしています。
ロビー&マダム・ロビーナ(セレッソ大阪)
モチーフはオオカミ。
ひょうきんさ、その出で立ちやファッションと、お互いに大阪人らしさが溢れ出たなかなかマスコット界には珍しい「息子と母」という設定だが、息はピッタリ。大阪遠征には行けなかったが、2年連続でLTOイベントに参加した。
ロビーナ(通称おかん)は立ってるだけで面白いのでズルい。カバンの中からは飴ちゃんが出てきたり、魚(?)が出てきたり、予測不能なところがまたツボである。
伊予柑太(愛媛FC)
モチーフは伊予柑。
昨年のオフにFA宣言(すっかり何事もなかったようになっている)したことでも話題になった伊予柑太だったが、奈良や富山といった遠征も積極的にこなし、フットワークの軽さは相変わらず。
今季のハイライトはアウェー福島戦の「もののけ大集合」。J3優勝直後だったこともあり、世界初の「マスコットによるガード・オブ・オナー」で一平くんとともに盛大に祝われた。さらには数多くのもののけ達の中から、ゲストとして進行していたブリドカットセーラ恵美さんに惚れられるという快挙。誰にハマるかわかりませんねぇ…
J2復帰初戦の開幕戦は秋田戦。今年世間を騒がせた「じゃこ天ダービー」としてその地域界隈がざわついている。
一平くん(愛媛FC)
モチーフは蛙。
今シーズンもゴール裏で旗を振ったり、副業のみかん業やバンド活動にも精を出す。
松本市で毎年行われている「かえる祭り」にも久々に参戦。ガンズくんとも久々に再開を果たす。女癖の悪さと疲れたときの送風機タイムがいつもツボに入る。
ヴィヴィくん(V・ファーレン長崎)
モチーフはおしどりと九州シカ。
今シーズンも毎日のように働き、マスコットの域を越えた様々なことに挑戦。
大物演歌歌手のようなホテルでのディナーショーや、YouTube企画ではペーロンやアジフライ釣りに挑戦。
極めつけはハロウィンの仮想。Jリーグ30周年ということで、Mr.ピッチ・Jリーグキング・ウィーナ(WEリーグ公式マスコット)の3つを再現する予測不能さは爆笑と驚きをもたらした。
個人的にはチームで一番稼いでいて、プロ野球の育成選手より年俸超えてそう。
ニータン(大分トリニータ)
モチーフはカメ。
ヴァンくん(ヴァンフォーレ甲府)といい勝負なぐらいのアウェー参戦率の高さ。そしてニータンから広がった文化「圧倒的サイズ」のぬいぐるみは他クラブにもどんどん普及しており、ホームスタジアムの圧倒的サイズの並びは今年も圧巻の出で立ちだった。
シーズンオフには江ノ島のLTOにも参戦。関東アウェーも含めて、関東地方の参戦率も大いに上がった一年に。
以下、スーパーカップ等で出会ったマスコットになります。
ここで取り上げたマスコットは「41匹」。いつもは会えているのに会えていないマスコットや、SNSを見ていて会いに行きたいなーと思えたマスコットも多数。
サッカーを見に行くに当たって、ルールよりも入りやすい目の付け所であるマスコット。来季も様々な可愛らしさやツッコミどころを見つけて遠征に行きたいと思います!