#磐田サポ秋田遠征 〜シン・秋田一体観光ガイド〜
おはようございます。こんにちは。こんばんは。
さてさて、先日の9月頭ですが、秋田に遠征に行って参りました(今季4月に次いで二度目)。
私は以前書きましたが、浜松生まれのジュビロ磐田サポーター。そして、ブラウブリッツ秋田も応援しています。そんな推しクラブ同士の対決。行かないという選択肢はありません。
そして、この遠征をわざわざnoteにアップする意義は、推し対決だから、という理由だけではありません。
秋田に行くと決めた理由
・6月のホームでのこの対決に行けなかった
ブラウブリッツ秋田を応援し始めて今季で二年目、ジュビロの降格を機に、2年ぶりに対決する機会が巡ってきまして、意気揚々と6月頭のヤマハのチケットを確保しました。
ところが…
前日から静岡を襲った豪雨による新幹線や東海道線の運転見合わせにより、泣く泣く断念。。
当日のヤマハスタジアムは快晴でしたが、新幹線ユーザーの関東住まいの私にとってはリスクを侵すことはできませんでした。
試合は2-0とジュビロがミドル2発で快勝。試合内容はもちろんのこと、なんとかあらゆる手段を使ってヤマハスタジアムに駆けつけた少数精鋭の秋田サポーターからの心温まる「ジュビロ磐田」コール。改めて推しててよかったクラブだと思えました。あのときはありがとうございました。
・秋田が味わった2つのピンチ
大雨で断念した6月から1ヶ月後、秋田でも大規模な大雨による災害が起こりました。ホームの町田戦も中止になるなど、甚大な被害を受けた秋田県。他の地方でも義援金などの輪も広がっていきました。私が見に行った8/19のアウェー水戸戦では茨城県常陸太田市からの義援金に秋田サポーターが「常陸太田」コールで応えるという、心温まる場面もありました。
そしてもう一つ秋田を悩ませるのが「スタジアム問題」。
新スタジアムの話がなかなか進まず、とは言っても、サポーターやクラブは話を進めたがっているが、なかなか秋田の行政が動かない。私は秋田にいるわけではないので、XのTLから流れてくる秋田サポーターの不満を眺めることしかできませんでした。
そんな中、流れてきたのは秋田サポーターさんのとあるこんなツイートでした。
「秋田の街を、ユニフォームを着て歩いてほしい」
これは秋田サポーターだけではなく、相手のサポーターも。秋田にサッカーで訪れる人によって起こるスポーツの力だったり、言い方は悪いかもしれませんが、ついででも観光に訪れるサポーターがこんなにいるんだよ、ということを行政に訴えるには一番わかりやすく、最高のやり方だなと私も共感しました。
そしてそして、そのやり方を一番実践したのは、ジュビロが秋田の試合を控える一週間前に試合を行ったライバルクラブのサポーターでした。
・ライバルクラブの楽しみ方がさらに火をつけた
そう、清水エスパルス。ジュビロ磐田の最大のライバルであり、同じサッカー王国のクラブ。
日曜日のナイターにも関わらず、さすがの動員数と、試合前の観光の楽しんじゃってるっぷり(笑)。さすがに滝に打たれてるサポーターには度肝を抜かれました。
当然1年でのJ1復帰を狙う彼らにとって「もう二度と来ないから楽しむぞ!」って思いもあるとは思うんですが、見事なまでの満喫っぷりとゴール裏をオレンジに染め上げ、復興を祈念する弾幕まで出す素晴らしさ。
#清水サポ秋田遠征
のタグで山ほど楽しんでるのは出てきますので、要チェック!
この遠征でやろうと決意したこと
私はこの2泊3日の遠征をやるにあたって、以下の目標を立てました。
一番上と2番目は先程述べた通り。長崎の名前を出したのは私の推しクラブの1つでもあり、友人も多く、磐田の次のブラウブリッツのホームゲームが長崎だったので。
そして、2番目を実施するにあたり、持っていったのはこの三着。
1番左は2002年、ジュビロ黄金世代のユニフォーム。ジュビロといえばこのユニフォームでしょ!って言ってくれる人も多いです。やはり誰もがわかったやつを持っていくのは大事だと。
真ん中は2021年の限定ユニフォーム。あまり見慣れない方もいるかとは思うんですが、派手すぎず落ち着いたデザインかつ、これを着て行って現地で負けたことがないという相性もあり。
そして右が今年のユニフォーム。これは試合中かつ、2日目の試合前の観光で着ていきました。
3番目と4番目の項目に関しては、とにかく試合以外はノーサイドで、楽しみたいなと。ユニ着てれば声かけてくれるだろうし、J2の中でもサポーターがいる方のサポーターとして自信持って街を歩いてその力を知ってもらおうと、そして声かけてくださることがありがたいので、交流したいなとの思いから。これこそアウェー遠征の醍醐味かと思います。
さあ、ここからが本題。それでは行った場所と、私なりの感想とおすすめポイントを書いていきます。一応、行った順で書きます。
2日目は、「秋田市観光マイタクシー」を利用し、試合前の観光を楽しみました。
秋田駅
新幹線での旅のスタートは大宮→秋田。
駅には巨大ななまはげ、竿燈、秋田犬、サキホコレ(お米)などが飾られており、降りて数分で「秋田に来たなぁ…」と感じさせられます。こういうの大事ですよね。
そして何より…
相手クラブのサポーターを駅全体で歓迎してくれるホスピタリティの高さ。本当に素晴らしい。
こういうところから「また行きたいな」と思えるんですよね。
Belgian Beer Bar ZOT
〒010-0001 秋田県秋田市中通4丁目17−30 フォレストワンビル 2F
秋田サポーター御用達のベルギービールが堪能できるお店。4月も今回も行きました!2回とも敵味方関係なくサポーター談義に花を咲かせられる空気感も魅力。他サポさんもふらっと入れるんじゃないかと思います。
個人的に、他所の店ではなかなか感じられないとにかくフルーティーなお酒が止まらなくなる。スタジアムにも出店中。お店の方々とも本当にたくさんお話出来ました。ありがとうございました!
ポートタワーセリオン
〒011-0945 秋田県秋田市土崎港西1丁目9−1
全長143mのガラスタワーで、道の駅としての役割もあるので、お土産もたくさん買える秋田のシンボル。夜間だとライトアップもされる。今回は天気が良くなかったが、晴れた日はもっと海がきれいに見えそう。
男鹿総合観光案内所(なまはげ像)
〒010-0341 秋田県男鹿市船越一向207−219
でかい(確信)
やはり写真映えにはもってこいのスポット。ちゃんと写真用のスマホ置きもあるのでそういうとこも優しい。
総合観光案内所には良さげなカフェもあるので(時間の都合で寄れなかったが)、そこも楽しんでみては。
ゴジラ岩
〒010-0535 秋田県男鹿市
私が一番最初に知ったのは、このCMでした。
このCMより実際に見るとそこまで大きくはないけど、たしかにゴジラ。偶然の産物の最高峰かつ、自然の凄さを感じることができる。
あと、時間帯は割と選んだほうがいいかもしれないですね。足場が不安定なので動きやすい服装で行くこともおすすめします。
入道崎
〒010-0675 秋田県男鹿市北浦入道崎昆布浦2
天気は良くなかったけれど、灯台と壮大な海を見渡せるのが最高。食事どころも充実しており、バスで秋田観光に来られた方もたくさん来られておりました。
正直、ここはタクシーのコースに入ってなかったんですが、運転手の方がコースの合間、ということで連れて行ってくださいました。結果的に大成功でした。ありがとうございます!
なまはげ館・男鹿真山伝承館
〒010-0685 秋田県男鹿市北浦真山水喰沢
まず一つだけ言えることとしては、
超楽しかった!!!!!!!
なまはげ館には各地方のなまはげオールスターズたちが展示されており、顔の違いが面白かった。皆さんのイメージ通りの般若のようなめっちゃ怖い顔もあれば、子供が書いた絵のようなちょっとほっこりするような顔のなまはげもいるんだーと勉強になりました。
なまはげセットで記念写真も撮れます。
そして隣接する男鹿真山伝承館では、なまはげがどんな感じで家にやってくるのか、講話と実演によって体感することができます(約20分間)
これがとにかく楽しかった。私は2番目に並んでしまったので、もろ砂かぶり席状態で見ることに。そしてやっぱり怖い(笑)急に部屋を叩き、ダッシュで迫ってくる。
基本的に演者の方々は秋田弁丸出しで話すのでほぼ何言ってるかわからないけどそれでも面白い。騙されたと思ってぜひ!!!!楽しいよ!!!絶対また行きたい!!!
秋田市民俗芸能伝承館(ねぶり流し館)
〒010-0921 秋田県秋田市大町1丁目3−30
ブラウブリッツもクラファンを募り参加した秋田名物「竿燈祭り」を体感できる地域歴史博物館。
子供用の小さい竿燈×2や、頼めば実際のサイズも持つことができる。上の階では祭り太鼓も体験できるので、外国人の方にもウケがいいかも。めっちゃ必死にやったけど楽しかった。
私がいたときにも小学生のちびっこが肩に乗せて竿燈を操っててすごいなと思いました。竿燈祭りの未来は明るい。
ソユースタジアム
〒010-0974 秋田県秋田市八橋運動公園1−10
今回のメイン。2回目ですがスタグルも多くてバス待ち含めて秋田らしいあたたかい空気感が好き。
働き者のブラウゴンは一人でうろうろしてますので、バス待ちまでは絡みやすいかも?
角館駅
「みちのく小京都」と呼ばれる駅舎がおしゃれな駅。春だと桜がきれいらしいので、今度は春に行きたいと思いました。夏だったので駅には風鈴があり、列車が来ると祭りの笛の音源が流されるのも面白い。
田沢湖
最終日は角館駅から自転車を借り、1時間半かけて田沢湖まで。おすすめしません。(笑)
とにかく疲れたから自信のある方のみどうぞ。
特に
この看板が見えてもう5キロだ!って思ったのもつかの間、箱根駅伝5区ぐらいの強烈な山登りにやられました。
けど…
きらびやかなたつこ像や景色は本当にきれい。自転車ではきついけど行くことは本当におすすめします。今度は一周したい!
旅のまとめ
人生三度目の秋田で感じたこと
本音を隠さずにはっきり言えば、縁もゆかりもないこの地をサッカーに興味がなければ秋田に行くことはなかったと思う。
だけど、今では大好きな街になった。人はあたたかく、ご飯も外れはないし、広いから新しい発見がたくさんある。3回行ってるけどまだ行きたいけど行けてないところもたくさんあります。
あとは、なまはげ館にしても竿燈体験にしても、ただ見るだけじゃなくて体験して感じることがとても大切だなと。例えると外国人の方が忍者のコスプレをしたり、着物を着て街を歩いたりする気持ちが少しわかった気がしました。いつかはサッカーを抜きにして、祭りの文化に触れることもここなら思いっきり楽しめる気がしました。
これから行かれるサポーターさんには、私のようにすべて真似してください!とは言わないけれど、この県にお金を落として、ユニフォーム姿で街を歩くことはやってほしい。そんなことで本当に貢献できるの?って最初は思うかもしれないけど、今回の旅でたくさん感謝された私が言うので間違いないです(笑)
秋田はいいぞ!!!
では、また来年お邪魔致します。