マナーモード表記の違和感に対する僕なりの答え
どうも。タグチです。
昨日したこのツイートで思ったより色々な意見をいただきまして、個別に返せないなーと思い、noteに書くことにしました。
本題に入る前に…
以前少し話題になってた「リデザイン」について。
元々のデザインは色んな制約のもとにデザインされていることがほとんどで、それを踏まえず自由にリデザインして賞賛をあびるのどうなのよ…そもそも元のデザインした人に失礼というお話。
たしかにそうだと思ったし、そういうツイートに対して共感したしいいねも押しました(たしか)。
だから今回、僕が書く内容はそこに触れてしまっていて80%くらいの後悔の念があります。
それでも残り20%良い部分もあったので書こうと思いました。
そして僕はこのJRの電車内で貼られるような立派なデザインをしたことがないので、ここに貼られているものは僕より立派なデザイナーが制作したものだと思っています。
それを踏まえて、あくまでも自分の中で感じた違和感について書いています。なので正解はこれだ!というものではないです。
それでは本題に参ります。
本題「みなさんこのデザインのある部分に違和感ありません??」
よく電車内で見るこれ。
昨日たまたま真正面に立ったので細部まで見ていました。
そこで「ん??なんだろうこれ。ずれてる気がする」って思ったんです。
ただこの違和感は絶対に間違っているものではなく、あくまで僕が感じた違和感だったのでツイッターで聞いてみることにしました。
それが冒頭のこれです。
リプで様々な意見をいただきました。
みんなこういうの好きなんだなと。
すごく色んなところに目を向けていて勉強になった部分も多くありました。
色々なリプライをもらった中で多かったのが文字組みとこの時代にスマホではなくガラケーという部分でした。
この2点については、タグチ的には以下の内容で最初にこのデザインを見た時からスルーを致しました。
文字組みについて
文字組みが気になった方は大変多くいらっしゃいました。
デザイナーがこだわるべき点としてはかなり有能な目のつけどころだと思います。
ただ日常にあふれている広告で、この文字組みが気になるものはめちゃめちゃあります。
そう、ありすぎていちいち構ってられないくらいにあるんです。
という、なんとも個人的な意見でいったん文字組については今回考えませんでした。
この時代にスマホではなくガラケー
これは最初にみなさん「ん?」と思う部分かなと思います。
ただ昔に作られたものがずっと使いまわされるフローなのかな?という観点で「もうガラケー古いからスマホのデザインに変えようぜ」といえる人がJR内にいるかというと、正直いないように思いました。
※先月に会社のキャリア研修で、研修担当の会社の方がたまたま前職がJR職員で「あまり進んで自ら何かを変えていくという風習がない」とおっしゃられていたのをうかがっていたこともあり、ガラケーを用いていても「まぁそういうことなんだろうな」と解釈した次第です。
上記の理由により、文字組みとこの時代にスマホではなくガラケーは一旦スルー致しました。
では僕が感じた違和感はどこかというと「振動を表す部分と本体の距離」です。
何名かの方も同じ部分を挙げてくださっていて、俺だけじゃなかったんだなということはわかりました。
説明していきます
この本体の4つ角にある振動の部分、右上と左下は本体から線1本分離れています。
左上、右下はどうでしょうか。
白背景と本体白が混ざって見えない部分を線で繋いでみました。
すると右下に関しては本体と距離がない状態で振動マークが出ています。
わかりやすいように縦にするとこうなります。
振動マークと本体の距離が違いますね。
これを僕は違和感と捉えました。
何故これを違和感と感じたのか
【理由その1】
四方向からすべて同じ角度で振動マークが出ていた。
【理由その2】
四方向から出ている振動マークがすべて同じ大きさだった。
上記の理由により、4つとも同じ規則に従って振動マークが出ている方が普通である認識してしまったんです。
※ここでいう「普通」とはタグチの感覚での普通で絶対の正解ではもちろんありません。
ちょっとまった
ちょうどこの話題をしている時に一緒にいた仲良しのあそび屋Kaiちゃんに「これってどう思う?」と聞いてみたところ、
「違和感はあるけど、右上、左下はそもそも角が白背景と混ざってしまってるので、同じ間隔をあけると余白のバランスが今度は合ってこなくなるかも。ということでデザイナーちゃんと決めたルールなら許容できる。」という見解でした(この見解は僕にはなかったので、さすが!すごい!Kai様!となりました。)
試しにやってみる
明らかにさっきより余白の差異が目立ちますね。
全体のバランス的にはさっきの方が取れてる?かも?
と思った時点でこれも1つの正解だったんだなと気づきました。
まとめ
結局、自分が感じた違和感は違和感ではあったが成立していない違和感ではなかった。
あくまで自分法則にしたがった違和感にすぎず、これはもちろん不正解だと声を大にして言うものでもなかった。
自分が感じた違和感をツイートしたことによって多くの方から様々な意見がいただけたことは大きな収穫でした。(みんな文字組に対して厳しいというのもわかりました。)
そしてリデザインのように、ある意味業界タブー的なことをやってしまったことに反省しながらも自分の感覚や素直な意見を発信していくことは有意義なことだとわかりました(このツイートでフォローしてくださった方も何名かいらっしゃいましたので、これを機に仲良くしてください。)
そして最後にこれだけは言わせてください。
このデザインを制作したデザイナーさん、出しゃばってほんっっっっっっっとすいませんでしたぁぁぁぁ!!!
おわり
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