22.02.17_TAGOE活動記
前回、逗子の街のフィールドレコーディングで採集した音音を、今回はひとつの音楽作品にしてみるべく、いろいろ探してKoala samplerというアプリを見つけてダウンロードした(600円くらいかな?)少しいじってみると、めちゃくちゃシンプルで便利。これ、自分が20歳前後くらいで使用していたRoland SP404並みというかそれ以上の機能で、時代は進んでいるなぁと感じる。ただ、アプリというのは確かにすごいんだけど、ハードが一様であるからそのつまらなさというか無機質さというのを、圧倒的に感じる。ワクワクに深みがないというか。でも、まぁそんなところはひとまず置いておいて、今回はKoala samplerで音を作ってみる。
前回、連絡先を交換したサツキから日中、早めに行くよとメッセージがあり、予定通り早めに来たサツキと早々にアプリをいじってみる。と、さすが普段からiPadを使いこなしているだけあって、一度教えるとその後はどんどん自分で使っていく。でも途中気づいたけど、採集した音の素材がまぁまぁアブストラクトで、どれを組み合わせても前衛的というか、どことなくジョン・ケージになるというか。案の定、みんな来てからもあまりはまらず、久々に失敗した感がある。それでもサツキが完成させた音は、なかなかのかっこ良さで、展覧会でどのように使うか考えてみたい。飽きたので、絵を描きたいとのこと。次回のTAGOE展覧会の後、ソロデビューとしてサツキの個展を開催したいなと二人で話している。
今日は、お休みメンバーが多くて、他にはコウノスケとヒマリとキホ。の合計4名で、「ちょっと寂しいね」というキホの声も。サンプラーがはまらないのであれば、それぞれどういった作品を作るか、考えてみようということで。コウノスケは最近、インスタの自分のアカウントに写真を精力的にアップしているので、写真どお?と。まんざらでもなさそうで、iPhoneを渡して、試しに近所をスナップしてみることに。iPhoneプリセットの編集機能を駆使して、加工をしまくって、イメージの錬金を意図せず行っている感じが良い。で、できあがってきたものは、どこかわびしいというかさびしいというか、侘び寂びが効いているようなイメージに。それを見たキホが、即興で物語を作って朗誦する。んー、これはなかなか可能性ある。ので、この二人でスライド作品を作ってみるのはどうだろうか?と思う。ヒマリは指編みを学童?で覚えたようで、それを暇つぶしのようにやっている。個人的には、指編みって発見で、そういった方法も一つだなと。指編みしたゾンビとか、なかなか良い質感があるのでは?と。そうこうしているうちに、いつもより多めにお菓子食べて、静かに終了。小学校でもコロナが流行りつつあるようで、どこかどんよりした空気感がありつつ、解散。楽しく生きたいぞ。
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TAGOEサポーターマガジン
神奈川県逗子市の小学生&映像作家の山根晋によるアーティストコレクティブ TAGOE(たごえ)です。2020年の夏より活動をはじめ、毎期ごと…
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