バー巡り記録(麻布〈麻布十番〉編 その1)ー健全過ぎる麻布飲みー
先日、麻布十番のバー巡りしてきました。巡ったといっても諸々あって2軒だけですが・・・。麻布十番のバー巡りは今回で2回目、昨年12月の初ホッピングから結構期間が空いてしまいました。以下回想。
1軒目:『命乃水』
麻布十番巡るならマストの老舗バー。店内が和を基調としてたり、オーナー・小野さんの人柄が優しくフレンドリーなのもあって老舗だけど堅苦しくない、相変わらず居心地抜群。1軒目の1杯目どうしようか、ジンフィズとかのサッパリとジンベースカクテルかなぁなんて漠然と考えていたら、メニューの中のネグローニに目が留まる。派生のブールヴァルディエは結構飲むけど、ネグローニは意外とそんなに飲んでいないし、ゆったり飲むのもよいかも・・・ってことでオーダー。オーナーから「この状況じゃバー巡るのも大変でしょう?」なんて、前回から結構間が空いているのに私を「バーを巡っている人」だと憶えてくれていた。座っていた席位置までセットで。そんなバーホッパーとしては少しありがたい話と、短縮営業についてとか今流行りの話題をつまみに、ちびちびとウマウマ。続いてはダイキリ。ホワイトラムだけでなく、ダークラムも加えてシェークして作るのがオーナーのこだわり。ダイキリとはいえダークラムもいれてあることで、アッサリしすぎない美味しさ。前回来た時の時間を考え次のバーへ・・・。
1.5軒目:『バー・ラ・ユロット』
無理だった。お断りをされてしまった。この状況のため、相当に席数を絞っているか、完全予約制としているか。名バー『ラジオ』からの独立思い出話や、店内の内装やお酒に対するこだわりなど、色々とお話を伺ってみたかった・・・。何にしても残念極まりない。またいつか予約や事前確認をして出直そう。
2軒目:『Bar FORTIFIED』
満員御礼の『ラ・ユロット』をお断りされてしまい、思ったよりも早めでゆったりとしたシェリーワインタイムのスタート。「オロロソ」と「ペドロ・ヒメネス」を飲むと決めていたため、オーナー・曾我さんに2軒目で〆るつもりだと伝える。まずは「オロロソ」から。「ペドロ・ヒメネス」は個性強すぎると思うので〆にしたく・・・。「オロロソ」は「Barbadillo」と「VALDESPINO」を飲み比べ。香りは高貴で華やかな前者、味わい・風味は熟成感のある後者が好み。続いて、〆としての「ペドロ・ヒメネス」には「Oxford 1970」と「RAMA CRUZ VIEJA」をゆったり堪能・・・。色も味も香りも全てが濃い。美味い。ワイン好きの中には「ペドロ・ヒメネス」のような甘口の濃いものを毛嫌いし、「フィノ」とかの辛口のキリっとしたものしか飲まない方々もいるようで・・・。なんて勿体ない飲み方なのでしょうか。滞在終盤、『ラ・ユロット』断られた件の愚痴をこぼす。答え合わせ。オーナー「お客さんいたみたいでした?」と、私が頷くと続けて「お客さんは絞っているみたい、客同士の席が隣にならないようにしてるみたいです」。どうやら同時に3組程度しか入れていないらしい。店内からは話し声が聞こえたし、たぶん満席だったのだろうな~。このご時世、予約と事前確認は必須なのかもね~。納得しつつ極甘ワイン飲み干してバーを去る。
以上。
やはり2軒だけではあまり酔わないですね。良い子は寝る時間の前に帰路に就く、なんと健全なバー巡り。正直物足りない。コロナめぇ・・・許さん。
そういえば、巡っている中でついでに六本木の伝説的名バー『THE BAR』についても聴けたら良いなーなんて思ってたけど、何も情報を聴けなかったです・・・。同じ麻布でも六本木と麻布十番では流派が違うというか、バー同士の関係性もあまり密接ではないのかな?
次は浅草・銀座のどちらかを巡る予定です。どちらも歴史あるバー街、丁寧な飲み方を心掛けつつ、酔いごたえのあるバー巡りにしたいです。