バー巡り記録(浅草編 その1)ー「雨の月暈」に想いを・・・ー

約二カ月ぶり、浅草へバー巡りしてきました。とはいえ最初の一軒目へのアクセスの都合上、田原町駅で下車しいざ目的のバーに向かいます。

1軒目:『フラミンゴ』

まずはなんといってもこのバー。田原町駅3番出口から国際通りを真っすぐいって3分程度、タリトネ的浅草バー巡りの要・『フラミンゴ』の看板がみえてくる。1階の人気パンケーキ屋「紅鶴」の店内をチラ見しつつ、例の雰囲気グンバツの階段を上がって2階のバーへ。扉を開けて、「いらっしゃいませ、おー、早い時間にありがとうございます」と出迎えられる。先客なし、左端の席に腰掛ける。一杯目はジンリッキーをオーダー、サッパリとしたシンプルな美味しさ。「今日はこれから行くとこ決めてるんですか?」とチーフ・小田さん、「バーリィさんとかFOSさんですかねぇ」とタリトネ。挨拶代わりのいつもの会話。客側のバーホッピングが盛んな銀座にて修業を積んできた小田さん曰く、「どうやら浅草ではバー巡りの習慣があまりないみたいですよ、違いが面白いですよね(笑)」と。ふむ、そういうもんなのか。私は希少な存在なのかもしれんな・・・(笑)。さて、そんな浅草と銀座について談笑しつつ、次いで桜のカクテルとクーパーズのラフロイグを楽しんでお会計。

2軒目:『オレンジ ルーム』

下調べの甘さから、『FOS』が定休日とのことが発覚したので、なんとなく気になっていた『オレンジルーム』へ向かう。私の中で浅草老舗バー四天王てのがあるのだが、この『オレンジルーム』はその一つ。そんな大層なカテゴリに入れておきながら、これまでなんでかんで行っていない理由は、<どうやらオーセンティックではないらしいから>に限ります。ドアを開けると結構なポップミュージックにコンクリート壁、赤いテーブル席がみえて、「いらっしゃいませ」と店主がボソリ。瞬時にオーセンティックでないことを肌で感じる(笑)。ジントニックとポークリエットをオーダー。さすが地元に長く愛されてきたバー、特に自家製のポークリエットは美味い。飲み食いしてる間、見向きもされない。半ば当然だ、オーセンティックではないのだから(笑)。メニュー表を見る限り看板メニューはピザパイらしいが、オーダーからサーブまで30分かかるようで、そういったものを一見の私が頼むのも申し訳ないため諦める。さ、次へ。

3軒目:『バーリィ浅草』

ここは半年以上ぶりの訪問になる。先客はなし、一番奥の席へ・・・。「今日は寒いですね~」と金井さん。天気の話題は一周回って一番大人の話題だと思うのだ。さて、一杯目はサイドカーをオーダー。飲みはじめくらいに「もしかして○○さん(私の本名)?『フラミンゴ』から来るかもしれないと連絡あったので」と金井さんから尋ねられる。もしかして、お待たせしてたのかな?余計に『オレンジルーム』で長居しなくてよかった。何にしてもこうしてバーテンダー間で連絡してくれたり、案内してくれるのはこちらとしてはありがたい話。全くの「一見さん」ではなくなると思いますし・・・。次にタリスカーをロックでチビチビしつつ、「雨の月暈」の願いとカクテルに対する流儀について談笑。ほどほどに酔いが回り、気持ちよく退店。バー巡り終了。

『FOS』は行けませんでしたが、比較的よいバー巡りでした。来週は神楽坂?渋谷?銀座?今少し考えよう。

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