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1年9カ月ぶりに書いたツエーゲン金沢に対する思い

お久しぶりです。タギリストです。
前の記事から1年9カ月ぶりのnoteになります。
サボっててすいません。

最近は記事を書く時間がほとんど作れず、YOUTUBEでツエーゲン金沢の試合のレビューをしています。noteでレビューをしようとすると僕のやり方だと丸2日掛かってしまうからです。それがYOUTUBEなら掛かる時間は半分以下で済みます。もちろん私が代表を務めるツエーゲン応援集団「RED TAG」の仲間やLIVE配信中にコメントを下さる視聴者の方々が話を振ってくれるおかげでもあります。

久々の投稿の理由

では何故、今回再びnoteでの投稿をしようと思ったのかについてお話します。それは自分自身の不甲斐なさです。

49歳という年齢に負けていないつもりではありますが、ただでさえしゃべりが苦手なくせに、普段の仕事や家事の疲労で頭が回っていないのがYOUTUBE配信で露呈する始末。その致命的な配信が先日の

「ロスタイムの悲劇 プレーオフに行けず ツエーゲン金沢 VS 福島ユナイテッドFC 振り返り YOUTUBE LIVE!」でした。

その中でこんなコメントを頂いた時の事です。
1:12:55くらいから
「𠮟咤激励であっても野次でも誹謗であっても紙一重。スタジアムが サポーターがぬるいとか 個人の印象だけを発言するのはどうかと思う その声によってぬるくなくなるのは違うと思う」

ひとつ言っておきたいのは
ただ見るだけの人が多いYOUTUBEで
意見が違うからいいやと諦める世の中で
自分の意見を書き込んでぶつけてきてくれる
そんな嬉しい事はありません

何故そんなコメントが書き込まれたのかという原因は
一つ前の配信
「ツエーゲン金沢 VS いわてグルージャ盛岡 振り返り YOUTUBE LIVE!歴史を繰り返すな!」

この中で僕や「RED TAG」のメンバーいちもってぃが「ぬるい」と発言した事にあると思います。

いちもってぃは一部の選手を見て「ぬるい」と感じたようです。これにかんしては上のリンクから動画を見て頂きたいのですが、僕の感じた「ぬるい」とは違うので、僕からは何も言わないでおこうと思います。(理解できるところもありますがあえて)

ちなみに「RED TAG」は代表が黒と言っているからみんな黒と言え、というような集団では無く、各々が思っている事を自由に発言する集団です。だから身内同士でぶつかる事もあります。

その配信内で僕はJ2から降格した2023シーズンの30節の熊本戦から最終節岡山戦まで「いつか勝って残留してくれる」と思っていて結局その間勝ち点4しか得られず降格してしまった雰囲気となぞらえて3ヶ月ぶりに勝利したギラヴァンツ北九州戦後から11/3のいわて戦までの雰囲気を「あの時と同じぬるい雰囲気」と表現しています。
この事についてコメントして下さったのだと思います。

正直このコメントに対してもそうですが、その直前の話もうまく話せていなかったと思います。
「このマスクおじさん何言ってるんだ」
自分でもそう思います。

ただ、「個人の印象」という感覚的な根拠のないスピリチュアルなものと思われてしまうのは本意ではないので、言い表せなかった事を文にまとめたいと思いnoteを久しぶりに書きました。

実を言いますと「ぬるい」というか、ツエーゲンを取り巻く環境がツエーゲンを強く出来ていないと思っています。それは突然いわて戦の時に思った訳では無く昔からそう思っています。いわて戦後にYOUTUBEで「ぬるい」と言ったのはプレーオフに進出する可能性がかなり低くなったタイミングで、その影響が強く出ていると思ったからです。

取り巻く環境とは

僕が「RED TAG」を結成した理由の1つである2017年から2018年にかけての対松本山雅戦の大惨敗。

当時、今ほどツエーゲン金沢にのめり込んではいませんでしたが地元のクラブとして応援していました。年に数回観戦にも行っていましたしアウェー戦もTV観戦していました。

ツエーゲンをJ3初代王者にした森下監督でさえ松本山雅に連敗した2016年。この時点でも直接対決6連敗中でした。そして2017年に柳下監督が就任し満を持して臨んだものの全社から争ってきた相手に大きく溝を開けられる結果に。

しかし、大敗後にサポが取った行動は拍手する事でした。SNS上でも火花くらいは上がっていたかと記憶していますが炎上はしていませんでした。

あれだけの大敗を喫しても拍手。しかも得点も出来ていない屈辱的なスコア。
何も言わないのは何故だ。悔しくないのか。逆に何も期待していない冷たい人達なんじゃないだろうか。
試合に負けた事に対してもそうですが、負けた事に対しての反応があまりにも薄い事に僕は絶望しました。

そこからでした。
やれ日本代表は3-5-2で相手は4-4-2だくらいしか
思っていなかったサッカーを勉強し始めたのは

僕はJリーグ創設時からサッカーを観て来て
ドーハの悲劇
マイアミの奇跡
日本のW杯初出場などを経て
世界のトッププレーヤーに魅了され
ラ・リーガやプレミアリーグを長く見ていましたが
何故負けるのか
何故勝てるのか
という事を考えた事はあまりありませんでした

凄いドリブル、凄いシュート、凄いセービングだと
凄いプレーばかりに気を取られていました
もちろん技術はサッカーで勝つ為には大切な要素の1つですが
凄いプレーをする選手が11人いても
サッカーは勝てる訳ではありません
そんな事は言われなくてもわかっていたのつもりだったのですが
何故特別な選手が11人揃っても勝てないのか
それが全く分かっていませんでした

とにかく戦術書を読みあさり
色んなリーグや代表戦を観まくりました
過去に強かったチームはどんなサッカーをしていたのか
ネットやYOUTUBEを見てわからなかったら
海外のサイトの記事や論文みたいなものを翻訳したりもしました

ここまでやってやっとわかりました
何も知らなかったから何も言えなかったんだと

知らない事に首を突っ込みたがる人もいますが
普通は何も知らないジャンルの事について
あれこれ言う人はいません
そういう意味では金沢サポは賢い選択をしていたのです
(ひとくくりに金沢サポと言っていますが、全員がそうだと言っている訳ではありません)

知らないから何も言わない
それが僕の思う「ぬるい」の元凶です。
そのぬるさは減少する事無く
ずっとツエーゲン金沢に纏わりついています
一桁順位に一度もたどり着けなかった
結果の出ていない監督が7年も指揮していたのに
さほど解任論が上がらなかったのも
知らないからお任せしている人が多いのがその理由の要因の1つ

その状況に甘んじて柳下監督を使い続けていた
クラブにも責任はあると思います
クラブには目の肥えたサッカーファンを増やそうという
想いは残念ながらあまり見られません
チームが今、どんな状況で
選手や監督が何を語っているかを詳しく知る為には
有料コンテンツを購入しなければいけないという
ハードルがあります
配信番組や地上波の情報番組などもありますが
基本的にはクラブ側が流したい情報でしかありません
その中で試合を構成する要素に触れるのは
辻尾さんや廣井さんが解説する部分だけです

コアなファンを育てるのは時間も労力もかかり
しかもそんなファンが力を持ってしまうと
炎上などのリスクも増えてしまう為
あまり積極的ではないのもわかる気がします
コアファンによるトラブルなど
ネットニュースで良く見かけますしね

僕は常々色んな見方をする方が居て良いと思っています
ゴール裏で声を枯らしてスタジアムを盛り上げてくれる人
選手の頑張る姿を見るのが好きな人
推しの選手をひたすら追いかける人
非日常を味わいたくて観戦に来る人
様々な楽しみ方をする人がいると
十人十色の意見が聞ける
1人1人の色んな思いが集まって
試合の雰囲気は出来上がっていきます
そうやって観客が増える事には大手を振って賛成します

ただ、強いチームじゃないと人は集まりません
新スタジアムになりクラブの努力もあり
平均観客数は5000人を超えています
J2にいた時よりも多い数字です
しかしオリンピック前の好調時や
9月の北陸ダービー以降は
結果も低迷しているので
観客動員数も落ち着いています
来年以降成績が低迷してしまうと
観客動員数も同じく低迷してしまうでしょう

2023年J2在籍時のデータで金沢の売り上げ高や人件費を見ると決して予算が潤沢ではない事は分かります。

https://aboutj.jleague.jp/corporate/assets/pdf/club_info/club_doc-2023.pdf

2023年のクラブの目標はプレーオフ進出でしたが
それどころかJ3に降格するという結果になりました
お金が全てではありませんが
ある程度のお金がないと結果が出ないという事は
予算と順位を重ね合わせればわかると思います

この予算と結果を見ると
経営を安定させたいクラブ側としては
強さ弱さに関係無く
愛されるクラブを作りたいという思いが
経営の主軸として
少なからずあるのではないでしょうか
他サポからも注目される様々なイベントの企画力
成績が低迷していても増え続けているスポンサーを獲得する営業努力
積極的な地域貢献活動
その様々な取り組みは我々サポの誇りでもあります

クラブの背景は調べれば調べるほど色々わかってきますが
ちょっと長くなりすぎたので省略するとして
それらの事は承知の上で
我々「RED TAG」は
YOUTUBEで毎節振り返りをしています

柳下監督が退任して伊藤監督が就任して
夏の中断期間開けから
勝てていない期間が3ヶ月あり
その結果、解任論が目立っていたと思います

誹謗中傷や野次なんかもSNSやスタジアムで見聞きしました
しかしそのほとんどが勝てていないという
誰にでも理解できる結果を見て
言っている文句です
夏にいっぱい選手を補強したのに勝てない
だから辞めろと言う
薄っぺらい意見でしかありません
プロは結果が全てなので言われても仕方ない部分もありますが

こんなに応援してるのになんで勝てないんだ
と声を荒げたり
逆に
勝てないのは応援が足りないんだ
勝たせてやれなくてごめん
そう思われる方がいるなら
その理論が通るなら
何もサッカーの事わかってないから
何も指摘したり
何が間違っているのかわかっていないから
勝たせてやれないんだ
そんな言い分もまかり通るのではないでしょうか

チャントの迫力が増すのと同じくらい
サッカーの中身について議論する事が重要で
そのパワーバランスが多すぎても少なすぎてもいけないと
思っています

コメントの内容に戻りたいと思いますが
確かに𠮟咤激励であっても野次でも誹謗であっても紙一重です
一過性のもので文句や批判ばかりをしているのならば

確かに僕個人の印象かも知れません
ただ僕は僕なりに時間と労力をかけて考えてきた事であり
「RED TAG」を結成する要素になっていたり
今後ツエーゲン金沢が強くなるために必要な考えだと思っています

(いちもってぃの意見も
本人がずっと考えている思いが
このタイミングでの発言になったと
僕は考えています)

最後に

このコメントのおかげで再び色々と考えを巡らせることができました。本当にありがたいのと、勝手にコメントを引用してこんな長文を書いてしまい申し訳ありません。

結局、長文になってしまったせいでまた伝わりにくくなってしまい老害感が強くなってしまった気がしますが、もし少しでも興味を持たれた方は「RED TAG」のYOUTUBE配信を見てやって下さい。








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