誰でも確認できる「ダイジェスト」から見る選手の特徴 その3 杉浦恭平
中断期間が延長されてしまいましたので、この企画も3回目を迎える事ができました。昨年のダイジェスト映像から特徴を見ていきます。今回は令和おじさんこと杉浦恭平選手です。
視野が広い・・・スペースの活用
横浜FC戦。動画が始まってすぐ清原→杉浦とボールが渡るのですが、垣田くんを見てすぐに、ドリブルで持ち込んで相手を引き付ける事を決断します。垣田くんのゴールもゴラッソでしたが、杉浦くんのドリブルがかなり効果的な得点でした。
鹿児島戦。こちらは長谷川くんがパスカットしてすぐに杉浦くんへパス。この時に相手CBから離れる事で時間的余裕を生み出し、スペースに向かってドリブルを開始します。右から垣田くん、左外から金子くんが入り込むスペースをつくり、よりボールが奪われにくいほうの金子くんへパス。視野が広いという事は判断の速さにもつながります。
そしてアシストオブザイヤーの山口戦。僕は令和初ゴールよりこちらのほうがインパクト大。バックステップでパスを受けています。自らはサイドに流れてパスを受け、普通なら垣田くんにスルーパスを出しそうなのですが、インステップでやや右に流れるボールを加藤くんに供給。このように自分が動くことでスペースを作り出す、空いているスペースを使うのが杉浦くんの最大の魅力です。
チーム1のテクニシャン
岡山戦。動画が始まるところでセカンドボールを拾います。密集空間で一人躱しながらも、走り込んでくる沼田くんを確認しパス。
京都戦。大石くんが右足を振り抜いたボールを至近距離で止めてシュート。勢いのあるボールをスッと止められるテクニック。ちょっとビビりました(笑)
長崎戦。狙って仕掛けた股抜きです。このプレーの前にボレーシュートを決めているのですが、乗ってるキョンペーは止められません。マジで。
意外とヘディング得意
歴史に名を刻んだ福岡戦。長身選手に相手の意識が集中しているのを見計らってのヘディング。令和初のゴールはヘディングでした。その次のシーンの飛行姿勢も綺麗です。
栃木戦。タイミングバッチリ。藤村くんのアーリークロスも切れ味抜群でした。
2019年は出場時間1149分と、前年から900分ほど減ってしまいましたが、まだまだ若いヤツには負けて欲しくないですね。杉浦くんが必要な時は必ずある!11番はリーグ再開後に存在感を示せるか!?注目です!
ツエーゲン金沢応援集団「RED TAG」運営費用としてありがたく使わせていただきます