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2次試験で学んだ「文章の書き方」を上手く活かす

『企業内診断士の輪を広げる「楽しい」ブログ』をご覧のみなさま、こんにちは。
毎回、本文だけでなくタイトルの付け方にも四苦八苦しているタガックスです。
ブログの内容を端的に表現していて、なおかつキャッチーなタイトルってどうやったら作れるんでしょうねぇ…。

さて、今となっては思い出したくもない(笑)診断士試験、
みなさんにとって、試験を通して学んだことはなんでしたか?

私が試験勉強を通して特に鍛えられたと思うのは「文章の書き方」です。
2次試験、模試でも本番でもかなり手を焼きましたが、毎回頭を捻りつつ試行錯誤した経験が、それまで文章を書くことにあまり意識を向けてこなかった自分の「書く力」を鍛えてくれたと感じています。
例えば、
・因果関係を明確に示す。
・ポイントとなるキーワードを入れる。
・限られた文字数の中で言いたいことを伝える。
…などは、2次試験の勉強を通して強く意識するようになりました。

こうして学んだスキル、診断士活動で活きているかというと…
答えは「場合による」です。

★文章の書き方、こんなところで役立った!

役に立ったと感じたのは、診断報告書や補助金申請書を書く時です。もちろん簡単なことではありませんが、書く内容を決め、文章を組み立てようとする際に、2次試験で学んだ「文章の型」のようなもの(明確な何かではないのですが、なんとなく自分の頭に染み込んでいる手順やフレーム)が役に立つことが多くありました。
報告書も申請書も、(1)限られたボリューム(枚数)で、(2)わかりやすく、(3)読み手に納得して貰えるように記述することが求められているのかなぁと思います。

★調子に乗ってきた頃に食らった「ダメ出し」

逆に、このやり方がマイナスに響いてしまったこともあります。
共著で参加した書籍で、約20ページの章をひとつ担当させて頂いた時でした。

内容は自分の得意分野に関することだったので、まあこんなもんだろう…と思いながら提出した原稿に対して、編集の方から返ってきた評価は、「高校の教科書みたい。」
どういうことかというと、「言いたいことは分かるし理屈は通っている。でも、それ以上のものが感じられない」。「書き手の想い、熱意が伝わってこない。」ということでした。

これって、2次試験対策で文章の書き方をゴリゴリ訓練してきた人が陥りがちな罠なんじゃないかと思っています。
余計なことは書かない、思い込みを捨てる…、そこに固執しすぎてしまうと、理屈は通っても心に残らない文章が出来てしまうんじゃないかと。(そして、本人はそれに気付かない。)

診断士活動の実績を多少積んで自信を持ち始めた頃のことだったので、この一言は衝撃だったと同時に、「書くものの内容や対象によって、文章に求められるものも違う」という、当たり前のことを痛感させられた出来事だったのでした。

★じゃあ、このブログではどうなのか?

ではこのブログを書く上で、試験で学んだ「書き方」は役立っているのか?という話ですが…
私としては「役立っている部分と、そうでない部分がある」と感じています。
スマホやタブレットで読むこともあるでしょうから、スキマ時間にサクッと読めるボリュームの中でポイントを伝えなければならない。
その反面、「企業内診断士のリアルな姿を伝える」ことがテーマなので、ノウハウや理屈を伝えるだけではなく、読者の方に親近感を持って頂けるような「温度」を持った内容・文章であることが理想なのかな、と思っています。

・・・などと振り返ってみると「書き方を学んだ!」と言いつつ、まだまだ理想にはしばらく遠いようです。
とはいえ、このブログをはじめ、いろいろな形でチャレンジする機会があるのが診断士の楽しいところ。
これからも、懲りずくじけず、頑張っていきたいと思います。

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