頑固な人に自分の話を聞いてもらうためのテクニック
1.相手に自分の意見に聞く耳を持ってもらうために
自分の考えはあらゆる価値観にさらしつつ、
多様な価値観を柔軟に取り入れていくことが大事だと私は考えていますが、
いつもぶつかる問題は、どうしても自分の考えが相手に受け入れてもらえないことがあるということです。
相手にも柔軟な姿勢があれば話は早いですが、必ずしもそうではないというのが世間の実情だと思います。
この場合、何かしらの工夫を施すことによって相手の自分の考えの聞く耳を持ってもらうことはできるのでしょうか。
100%相手に聞き入れられるようになる方法というものは残念ながら存在しないとは思います。
何も努力しないに比べると、聞いてもらう可能性が高まる方法は存在していると思います。
今回は相手に意見を聞いてもらうための方法についてまとめたいと思います。
2.「ふわふわ、ひらひら」な「言葉」を使うべし
参考にするのはこちらの本です。
こちらの本では、意識的に使うことで人生における様々な場面でのコミュニケーションを自分が意図する方向へコントロールすることができるいろいろな「言葉」が意図のカテゴリー別に紹介されています。
その中で今回紹介したいのは「ふわふわ、ひらひら」カテゴリーの「言葉」です。
「ふわふわ」とか「ひらひら」という言葉は、空を漂う雲や風に舞い散る木の葉のように、やわらかで自然の摂理に従っている様子が表現されているオノマトペだと思います。
このイメージで相手に語りかけるような「ふわふわ、ひらひら」カテゴリーの「言葉」を意識的に使うようにすると相手に受け入れられやすいのだといいます。
例えば「よろしければ」とか「どうも」とか「ちょっとだけ」などのような「言葉」です。
「よろしければ」には相手に考える余地をふんわりと与える優しさがありますし、
「どうも」には「どうもありがとう」や「どうもすみません」などのように誠意や努力がしみこむような感じがあります。
あるいは主張のすべてを伝えるのが難しくても、「ちょっとだけ」を用いることで相手の受け入れハードルを下げることができるかもしれません。
このように相手に自分の話を聞いてもらうために「ふわふわ、ひらひら」の「言葉」を活用することが助けになってくれるのではないかと思います。
本の中では他にも様々な「ふわふわ、ひらひら」フレーズが紹介されています。
3.自分が聞いてみたいと思う話し方を相手にもすべし
そもそも逆の立場になってみればわかることかもしれませんが、
自分なら相手のどんな言葉であれば聞いてみようと思いますでしょうか。
最初から自分の価値観に合っていることであれば、取り立てて「ふわふわ、ひらひら」としていなくとも、
よほどの無礼な表現でもない限り、ちょっと話を聞いてみようかなという気持ちになるのは当然のことです。
しかし自分の価値観とは一見異なるようなことであっても、
「ちょっと話を聞いてみようかな」と思えるとしたら、それはどんな人でしょうか。
それは相手に話しを聞いてもらえるように誠意を持って必死に努力していて、
相手の意見に対しても一概に否定せず聞く耳を持っていて、
なおかつ相手のことを尊重しようとする姿勢を持っている人ではないでしょうか。
それを「言葉」で具体的に示すための方法のひとつが、「ふわふわ、ひらひら」カテゴリーの言葉を使うことかもしれません。
ただ、外国の言葉を話す時にも単語を覚え、文法を覚え、表現を覚えることで言葉を話せるようになっていくものですが、
日本語の中では自然と学び取った単語を自分の感覚で組み合わせて会話につなげている人がおそらくほとんどなのではないかと思います。
「ふわふわ、ひらひら」のフレーズをいきなり使おうと思っても、今までのクセが邪魔して難しいかもしれません。
それであれば、まるで外国語を練習するかのように、フレーズを確認して意識的に使ってみることを繰り返すことで、
「ふわふわ、ひらひら」のフレーズを自分のものにしていくことができるのかもしれません。
どうしても相手に伝えたいことがあるのにうまく伝えられないという人は、
是非とも練習してみてもらえればと思います。
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