2022年中学受験、うまくいかなかった家庭の特徴

2022年の首都圏の中学入試が終わりました。コロナ禍における公立校のオンライン教育のクオリティに対する不信感もあり、かつてない志願者増でした。このため、学校間の難易度においてもかなりの地殻変動が起きました。

具体的に言うと、倍率が低くく志願者も少なかったいわゆる「滑り止め」的な位置づけの学校がそうでなくなったことです。

例えば、世田谷区の昭和女子大付属などは、問題自体は相変わらず平易なものの手厚い教育内容などが知られるようになったためか、8倍近い倍率になりました。TaFuMoでも昭和女子大には落ちたけど共立女子には受かったお子さんがいました。

ところで、時々、「塾の成績も良くポテンシャルも高いのに全然結果を出せなかった」というお子さんが時々います。そういうお子さんにはいくつかの共通的な特徴があるのです。

結果が出せない家庭の特徴

まず、「塾がどこかに良い中学に入れてくれる」という思い込みから、成績不振が6年に入っても続いているのに、拘束時間の長い塾に通わせているケース。この場合、家庭教師や個別指導など、他のフォロー手段が存在し得なくなってしまいます。

次に、何のために家庭教師を雇ったのか曖昧で、行き当たりばったりの受験勉強になっているケースです。わからないところを質問するために家庭教師や個別指導を利用しているのか、入試の戦略策定から参考書選びまで任せたくて利用しているのかをはっきりさせる必要があります。

そして、保護者の方がテキトーにお子さんをフォローしているケース。「駅前の本屋で買ってきたこの本がすごくよかったんだ」と言って、いきなりお子さんにやらせ始めて、その本に飽きたらまた次の本を買う、というケースです。

ある方法を試して成果が出るまでに優秀なお子さんでも最低4ヶ月はかかります。試行錯誤は必要ですが、行き当たりばったりならないことが大切です。

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