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日本で生きづらさを抱えているなら海外へ出てしまおう 【旅の魅力インタビュー】


現在スウェーデンの大学に留学中の、大学4年生のきさきさん。

これまでカナダ、マレーシア、上海、韓国、ハンガリー、そして今いるスウェーデンの6カ国へ行ったことがあるというきさきさんに、旅のきっかけや魅力についてインタビューしてみました。


最初の留学で感じた文化の差

ーー海外に行くようになったのはいつ頃からなんですか?

「家族旅行で韓国や上海などに行っていました。
高校1年生の時、カナダのバンクーバーで2週間の留学プログラムに参加したのが、家族旅行ではない初めての海外渡航です。
その時は、ホームステイをして現地の高校に通ってました」

カナダでの留学プログラム参加

ーーなぜ参加しようと思ったのですか?

「中学校の時英語が得意だったのと、高校で帰国子女など海外に親しみがある人が周りに多かったのがきっかけだったと思います」

ーー行ってみてどうでしたか?

「最初はとにかくホームシックで寂しかったです。時間がすごく長く感じた。ホームステイだったのでホストファミリーのルールがあって、シャワーの時間が決められていたり、トイレットペーパーをあまり流さないように注意されたり… そういうのが大変でした。

あと、英語が伝わらなさすぎて!
これがきっかけで英語を勉強しようと思いました(笑)
良いモチベーションになりましたね」

カナダ留学プログラム参加時。左から2番目がきさきさん

ーー海外の良さは感じましたか?

「すごく自由なところが良いなと思いました。バンクーバーでは普通に上半身裸でリュック背負ってる人がいたり(笑)
あとは、バス降りる時運転手さんに「ありがとう」っていう文化があったりして、そういう何気ない日常の会話に優しさがあったりするところは良いなと思います」

ーー東京だと冷たい人も多いですもんね、、(苦笑)高校時代はそれ以降どんな経験があったんですか?

「高校2年の夏休みに、アメリカの大学生と交流するプログラムに参加しました。英語で何かを発表したり議論したりするのは初めてで、全然英語も出てこないし、こんなこと言っても良いのかな?みたいな不安があったり大変でした。
でも、アメリカの大学生の方たちがたくさん発言している姿に刺激を受けて、だんだん自分も発言できるようになって。すごく良い経験だったし、改めて英語の勉強頑張ろうと思えました。

あとは、高校の修学旅行がマレーシアでした。
マレーシアでは、中国系やインド系の方もいて宗教も様々で、いろんな文化共生しているのが印象的でした。
良い意味で、街全体が混沌としているのが面白かったです」

修学旅行先のマレーシアの街
修学旅行中マレーシアにて


大学での2度の留学経験


ーーその後大学に入ってからも、海外に行かれてるんですよね。

「大学に入ってからは、3年生の時にカナダに3ヶ月行きました。
もともと、大学で留学したいと思ってたんですが、ちょうどコロナ禍だったのでいつ行けるかな〜って見計らってて」

カナダにて

「3年の秋から1年間休学をして、前半の半年にアルバイトしてお金を貯めてから行きました。カナダの語学学校で英語の勉強をしながら、カナダ国内を旅行に行ったり、楽しかったです」

ーーもう一度カナダを選んだのはどうしてですか?

「高校生の時に行ったバンクーバーの街の雰囲気が好きで、もう少し長く滞在してみたいなって思いがあったのと、英語勉強の参考にしていたインスタグラムで活動する留学サポーターの方がバンクーバーにいて、その方にサポートしてもらいながら留学したい!と思ったからです。

帰ってきてから残りの休学期間は就活をしてました」

ーー今はスウェーデンに留学中なんですよね。

「はい、就活も終わったので4年生になってから交換留学でスウェーデンに来ました。半年間、スウェーデンの大学で移民について勉強します」

スウェーデンでの生活の様子。左から2番目がきさきさん

「スウェーデンでの生活にも慣れてきて、「卒業までにもう一度留学する!」という目標が叶ったことから、実は少し前までバーンアウト気味でした。

今は、卒論でスウェーデンの移民のための語学教室について取り上げようと思っているので、その調査を行うことを目標に頑張っています」


日本がすべてじゃない。海外でいろんな価値観に触れよう

カナダにて


ーー22歳ですでにいろんな国に行かれてるきさきさんが思う、海外の楽しさってなんでしょうか。

「海外の開放感が好きですね、日本から出た時にすごく開放感がある。
例えば、海外にいると周りの人が何言ってるかわからないし、自分が言ってることも周りにわからない。

あとは、大変なこと多いからこそ強くなれるところです。
ホームステイもそうだし、学校や人間関係での文化の差とか、スリとか。トラブルがたくさんあるけど、その経験が自分の自信になるし強くなれた感じがします」

ーー文化の差って結構大変ですよね。

「そうですね、でも面白いところもあります。
私は海外では観光地も行くけど、どちらかというと地元の人みたいに過ごすのが好きなんです。
川沿いで座って人間観察したりとか、現地のスーパー行ってみたりして日本との違いをみるのも面白いです」

ハンガリー旅行

ーー海外への旅をしたことがない人に、渡航をすすめる一言をお願いします。

「海外に行くと、いろんな価値観に出会える。
いろんな価値観に触れた方が、生きやすくなるんじゃないかなと思います。
日本は閉塞的な感じがして。 
「日本にあのままいたら自分もういなかったかも、」ってたしかインフルエンサーのkemioさんが言ってました。
日本で生きづらいと思っていたとしてもそこが全てじゃないから、一回出てみて欲しいなって思います。

私もずっと日本にいたら考え方が偏ってしまいそうなので、就職後も定期的に海外旅行とか行きたいと思っています」

カナダにて

きさきさんは卒業後、地元の企業に就職する予定だそうです。
海外に支社がある企業で、好きな英語を使えるということ。

海外に行って培った自信やスキルとともに、素敵なキャリアを積んで行くのでしょう。これからも楽しみです。



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