すっかり食から江戸に魅せられてしまった
すっかり江戸のとりこになってしまいました。
複数人から勧められて、私もどこかの広告で見かけて気になっていた「おいしい浮世絵展」。終わる前に行かなきゃと、でもせっかくならあーだこーだ言いながら観れた方が今回は面白そうだなと思い、会いたかった新婚ほやほやの幼馴染と一緒に行ってきました。
浮世絵に興味ない幼馴染も楽しむくらい面白かった
入ってすぐ、ところどころにある説明の文章もけっこうがっつり書いてあるし、浮世絵も壁際にずらーっと並んでいて、興味あるか分かんないと予めはっきり言われていた私はとても内心ヒヤヒヤしていたのですが、ぶっちゃけそんなちひろでも最後までずっと楽しめるくらいめちゃくちゃ面白かったです。
美術館苦手な人も大丈夫。これは絶対楽しめる!
いっぱいいっぱい、いろんな視点から思ったことを書きたいのだけどとりあえず江戸の「みんなで食、楽しんでいこうぜ!」というオープンで粋な江戸前気質にが最高だったのでそれを書きたいなと!
なにか楽しいこと×食
昔の他の都市は知らないのでこれがスタンダードだったのかもしれないのですが、江戸って、平屋で長屋がずらーっとあるところに色んなお店がたくさんあったのだなとまず理解しました。(雑)
私の日本史学習は中学で止まっています
醤油一つとってもたくさんお店があって、江戸ではこれを相撲の番付のようにして紹介していたらしいのです。それぞれのお店にロゴ?がしっかり存在していて、店名とロゴが番付になって〇〇年版みたいな感じでアーカイブされている。ちなみに酒屋さんも番付になってた。何でも番付にしちゃう。笑
ちなみにキッコーマンとかもこのころからそのままのロゴだったのは感動
とか、歌舞伎役者が一枚に一人描かれている浮世絵には、江戸の名高い料理やが必ず小窓に紹介されていたり
出典:Amuzen
しまいには、そんな料理屋が大きなポスターのような形で一覧になって描かれているものがあるのですがその仕掛けも最高で。マスごとに料理屋が描かれているのだけど、ちゃんとスタートとゴールがあってスゴロクになってるんです。「一の目が出たら○○、二の目が出たら○○,,,」とか全部に書いてあって、色んな料理屋をちゃんと見た人が目を通せるように、遊びながら知れるようになっていて!なんでも面白おかしくしちゃおうっていう粋な感じに、愛くるしさを感じるというか、江戸の人と友達になりたい気持ちになりました。
これでどの目が出てもたどり着かない店があったらうけるね、とかぺちゃくちゃしながら観ていた
常に「食って楽しい」で溢れていた江戸
江戸は歌舞伎×食、相撲×食、スゴロク×食、のように食を市民が好きなものに掛け合わせて紹介されている!食って楽しいものだよって自然に思ってしまう状態になっている!っと、終わった頃に感動していました。しかもお店がたくさんあるけどかならずしも客を奪い合うただのライバルではなくて、ここの店も面白いから行っておいで、という紹介し合うようなオープンなマインドを感じられたのもすごく気持ちが良かった。
どんな風に毎日食べるものを決めていたのかなぁ...
ケラケラ笑いながら蕎麦をすすっていたのかなぁとか、色々気になってしまいました。展示、行ったら絶対和食が食べてくなりますよ。寿司、天ぷら、うなぎ、そば。おすすめですー!
(あと、遊女は髪にたくさん棒みたいな飾りが刺さりまくってる人だなと判別できるようになりました。)
これを機に江戸もちょっと調べてみようかな!今日は何をたべようかー!
(最初の画像、出典:ART AgendA)