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私の妊娠~出産までの日々④-アメリカでの私たちの自宅出産計画 妊娠後期-臨月

あっという間に妊娠10ヶ月目!臨月になってしまいました。
30週目までは初産婦ということもあり、そんなにお腹は目立っていなかったのですが、 妊娠30週に入ってからあっという間にお腹が膨らんできて妊婦らしい体型になりました。

妊娠後期からは甘いものを食べたい欲が止まりません!
普段はお煎餅とお茶派の私なのに、クッキーやケーキ、甘いジュースを飲みたくてたまならくなってしまいました。
妊娠中はホルモンによって味覚が変化して甘いものが食べたくなる妊婦さんも多いみたいですね。
プラス安定期に入ってからの妊娠7〜8ヶ月頃は赤ちゃんが急激に成長するためにブドウ糖がたくさん必要になるため、赤ちゃんから送られる信号によって、お母さんも甘いものを欲する傾向があるそうです。
赤ちゃんが欲しているならしょうがない。と甘えつつ(笑)食べ過ぎには注意しつつ、いつもより甘いものを多く楽しんでいる日々です。

だいぶとお腹も大きくなりました。

以前に私達夫婦は自宅出産を予定している話をしましたが、なぜそうすることにしたのか、そしてこれまでの自宅出産に向けての経験について少しだけ書きたいと思います。

もともと、アメリカに来るまでは自宅出産という発想すらありませんでした。
平成育ちの私は出産は病院でするのが当たり前。という感覚でした。
しかし、アメリカで出会った先輩ママさんたちが自宅出産かつ自然出産を経験されている方がすごく多くて、そんなママさん達の話を聞いているうちに、自宅出産してみたい、という思いが募っていきました。
私は子供の頃から健康で、これまで病院通いをしたこともなく、お医者さんにお世話になったことがあるのは健康診断くらいでした。
なので、慣れない病院で、入院して会ったこともない人達に囲まれて子供を産むということに少し抵抗も感じていました。
だけど自宅出産なら、慣れ親しんだ我が家で、10ヶ月を通して信頼関係を築いてきた助産師さん達と、そして旦那ちゃまの立ち会いのもと、自分のやりたいように出産ができる。お産はリラックスすることが何より大切と言いますから、それが私にとって1番リラックスして赤ちゃんを迎えられる環境だと思ったのです。

自宅出産をすると決めたらまずやるべきことは、自分に合った助産師さんを探すことです。今はネットで検索すればその地域の助産師さんを簡単に探すことができます。
何人かとコンタクトをとって、最終私は3人の助産師さんたちとインタビューをして、その中から1人の方を選びました。
1人のメイン助産師さんと、サポート役の助産師さん1人と、これから検診をしていくことになります。
私たちの生活はどこまでも薬に頼らない、自然派思考の生活をしているため、そういうことも初めに伝えていたので、
「これぐらいの週数にはこういう検査やワクチンを打ったりするけどあなたはどうしたい?もちろん絶対しないといけないわけではないから拒否してもいいよ。」と度々聞いてくれます。病院では有無を言わさずに、なんてこともあると思いますが、助産師さんとの信頼関係が築けているとそういったこともいつも二人三脚で個人の思いを最優先にしてくれるのがとても有り難いです。

自宅出産の場合、入院準備も要りません。もちろん緊急で何か合った時は病院に行かないといけない可能性も出てきますが、助産師さん達に「入院準備も一応しておいた方がいいのかな?」と訪ねると
「別にその必要はないわ。したいならしたらいいけれど、病院には行かない。と思っていた方がいいでしょ?」と。
お母さん自身の想念の大切さを教えてもらいました。自宅で産むと決めたのだから、自宅で赤ちゃんを迎えよう!と最後までしっかり心に思っておくことが大切なのです。

37週の生産期に入ってから毎週の検診が始まりました。
助産師さん達に自宅に来てもらったり、助産師さんのお宅の1階にある、オフィスを訪ねたりと色々ですが、病院のように毎回ウルトラサウンドで赤ちゃんの様子をモニターで見たりよく妊婦さん達が仰る内診グリグリというのはありません。
基本的には血圧検査と赤ちゃんの心音を聞いて、子宮低長の長さを測ってもらい、
あとは助産師さんがお腹を触って赤ちゃんの位置や大体の大きさを計測されます。
いつもとてもリラックスした雰囲気でできるので緊張することはありません。
病院のように検診前に長い間待たされるなんてことももちろんありません。

最近リノベーションされて、とっても綺麗で雰囲気のいいオフィスです。
助産師さんのペットのジェイドちゃんがいつもフレンドリーに迎えてくれます。
家具やインテリアのセンスが素敵です。
こちらのアートも素敵!

妊娠後期に入ってから貧血気味と言われてますが、それ以外は今のところ順調です。ベイビーちゃん、元気に育ってくれて有難う😭❤️

なんやかんかと長くなってしまいましたが、最後にもう1つだけ、同じ自宅出産をしたママさんに貸して頂いた本の紹介です。
さかのまことさんという自然哲学者で看護学校の講師や大学教授も勤められ、「プライベート出産情報センター」を運営されている、自宅での自然出産を推奨されている先生の書かれた本です。

とても分厚い本ですが興味深い、初めて聞く内容がたっぷりなので、貪るように読み終えました。
病院出産の不自然さ、自宅で自然出産することの素晴らしさ、感動を知ることができます。詳しい内容はここでは語りませんが、自宅出産してみたいなぁ、と思われている方、病院で産むか助産院で産むか、など迷われている方にもお勧めしたい本です。
私はこれを読んで自宅出産することにしてよかった!!とつくづく思いました。

まぁ、そうは言いますが、どこで産むにしても妊娠、そして出産するということは本当に小さな奇跡の連続で成り立っているのです。
本当に出産は神秘でしかありません。
こちらの本でも、出産中も祈ることが大切。と仰られています。
昔の人たちは、月に安産を祈ったり、その日に出産を迎える人がいる村では民族総出で儀式を行い分娩中みんなで祈ったそうです。
この世に命を授かるということはそれくらい尊いものなのですね。
そんな経験がこの人生でさせてもらえることに本当に感謝です。

予定日まであと少し!
ベイビーちゃん一緒に頑張ろうね!✨


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