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友へ。

世間の誰しもが、日々日がな、「感情を抑えて、怒ることを堪えて」生きていると思います。

私は嫌な人や困った人と対する時は、まずは 必ず時間を作り、こちらからお茶やお菓子を差し出し、腹を割って相手の言い分を聞くようにしています。

問題はいっぱいあります。
それを解決するには、「相手の嫌なところは一旦置いといて」、相手に心を開いてもらう必要があります。

直ぐに怒りをぶつける人は、「良識のない人です」。

人と接する時には「寛容さ」が必要ではないのでしょうか。

もちろん 自分が損することはたくさんあります。

それでも相手は人間です。

「持ちつ持たれつ。袖振り合うも多生の縁」

私は子供の頃から、本当は滅多に怒らないのですよ。

いじめられても、受け流してきました。

私が怒るのは、「大切な人が害されたとき」です。
その時は本当に怒ります。

子どもの頃から、自分が虐げられても、まず私は怒りません。

『許すこと』ができなくては、「仏様を成仏させること」など、とてもできないのです。

「嫌なこと」「裏切られたこと」「いじめられたこと」そんなことは本当はどうでもいいのです。

はい 次!!と、前へ進みます。

「怒り」の感情は、何も産みません。

そして「怒り」とどう向き合うか、これは常識や良識の範疇で、自分が戦うべきこと です。

私はそう思います。

そして人間、誰しも『見栄っ張り』です。

そんなところが、人間の愛しくも滑稽なところかと。

ユーモラスで身も蓋もなくて、愛すべきところかと。

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卯月妙子
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