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アートポスター:ピントの奥に


久しぶりに友達の家にお邪魔した。出世して、引っ越して、外観からひと目でこだわりっぷりがわかる、デザイナーズ・アパートだった。

一面の本棚に、世界の神様と植物が沢山飾られていて、
ベッドサイドの壁には、現代美術作家の、大きななポスターが掛けてあった。

B全でインパクトあるサイズ。
写真と手書き文字。
うーん、何もかも私の好みに一致するわ。

立ったまま暫く眺めて、
「このポスター、良いねえ!!!フレームも良いね!!」

って言ったら、友達が呆れた顔で

「あなたから貰ったんだけど」
と言った。

そこで何かのピントが次々締まり出し、画像が定まった。
そうだ、これ私が買ったんだった。水戸芸だったかな、文化村だったかな。

何年前だろう、20年前くらいかな。
買って、黒いフレームに入れて、長いことうちの寝室に飾ってあったんだ。

それをフレームごと、あげたのか。
あの時、別れだのなんだの、色々あって、あんな大きなものをどういう状況であげたのか、思い出せない。

印刷が少し色褪せて、それもまた良い感じだった。
この部屋に合ってる。良かったな。

私も友達も、なかなか良いセンス。
自己満足で眠りませう。
おやすみなさい。

ではでは、サロンでお会いしましょうね!

https://www.iki-aoyama.com/

(2016年9月30日の記事)

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秋山妙子
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