音楽はどこで聴くのか
以前上野文化会館の小ホールにバイオリンを聴きにいったとき、自由席だったけど、めずらしく後ろの席に座りたくなって一番後ろに座った。
(普段はどんなイベントでも、なるべく前に座るタイプです)
誰の演奏だったのだろう、客席も後ろはガラガラだったし、どういうわけか気分的に「聴く意気込み」みたいなものが無くて、人がいないのをいいことに、ゆうゆうと浅く座って、頭の後ろで腕を組んで眼を瞑って聴いたのです。
曲さえも記憶に無いけど、私は薄い絹のゆったりした黒い服を着ていて、凄く気分が良かった。
その時、音楽は脇の下で聴くものなんだなと思った。
昨日のクレーメルは、席も良いし、悠々と聴ける選曲でもないし、両隣は恐らくその筋の重鎮の爺さんがそれぞれ非常に仕立ての良いスーツでかっちり座っていたので、どちらかというと決められた容積の中で鎮座して傾聴するという感じでした。
もっと音楽と一体化したいと考えたとき、友達に皮膚から音を出して治療するという施術家さん(@中野)がいるのを思い出し、そうだ、脇は無理でも皮膚で聴こう、と眉間と手の平を開いて聴きました。
そのうちに手の平の皮膚が音を追いかけて波打ち出して、やっぱり素晴らしい音は体にも魂にもその上のものにも、作用するものだと思った。
朝起きたら素晴らしい美人になっているような気がして鏡を見たけど、普通でした。中身は少し洗われたかも知れません。
皆様も良い一日をお過ごしください。
という訳で、続きはサロンでね。サロンで、お会いしましょうー!
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(2015年10月22日の記事)
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