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離婚したら旧姓が消滅していた件

わたしの旧姓は「渡辺」である。

年末のM-1でもちょっと話題になった「令和ロマン」のネタでも登場した。
が、昨今は別の問題で話題の人となってしまったようだ。

というのはさておき、
よくある出席番号38番の「渡辺」だ。
その多さは全国第5位でもある。
ご多分にもれず 、わたしの「渡辺」の「辺」は、旧漢字の「なべ」で変換では出てこない。

わたしは2011年に結婚をした。
「鈴木」になった。

「渡辺」から「鈴木」へ、
さらにスタンダードの最高峰へ…


て、結局どっちも変わんなくね?みたいな感じ。
結婚して、なんかいい感じの苗字にでもなんないかな〜という、学生時代からのわたしの浅はか〜な野望は即座に消えた。

でもね、全国の佐藤さん、小林さん、田中さん、高橋さん、あたりはそんな密かな夢を一度は持ったことがあるはずだ!

14年前、婚姻届を出しに行った際、まだ昭和の香り漂う佇まいの渋谷区役所前で、「こ、これで自分の苗字が無くなるのか…」と、恐怖でカナリたじろいだことを今でもよく覚えている。
正直震えていた。よろこびじゃない方で。
(すまん、元夫よ)


そして時を経て、わたしは結局離婚することとなる。

これがだ、

思っていた以上に、苗字が取りもどされる喜びがじわじわ湧き上がってくる。だ、だいぶうれしい

結婚しようがしまいが、子どもがいようがいまいが、
こんなにも人生好き勝手やりたい放題のわたしでも、まるで本来の自分を取り戻したかのような気持ちになった。
今ならわかる、ハク(千と千尋の神隠し)の気持ち。

「あぁ、ただいま、渡辺よ…」

が、しかし…

確認書類に目を通すと
わたしの旧姓の渡辺の「なべ」が、
ん?アレ、違う…?
あぁ、これね、これよく間違えられる「なべ」ね、でしょ?
でも、さすがに戸籍間違えるのはまずいですよね?

そして、関係各所いろいろ確認していただいた結果…



まさかの「なべ(旧漢字)」消滅!!!!
なぬーーーーー!!


平成22年度より、変換できない漢字としてこちらに統一されたそうです。
と…

「邉」



令和の時代に漢字無くなるとかあるん??

わたしがちょっと「渡辺」を抜けていた間に、
消滅あるんかーーーいっ!!!!

小学生の頃、あんなにも練習して覚えた「なべ(旧漢字)」がないなんて…
苗字の漢字が変更されることがあるなんて…


とりあえず、今日一番の衝撃で書いてしまった。

離婚についてはまた今度。



まず、自分がこの「邉」覚えるの大変だわ…




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