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【らいすき会】村田喜代子さんの文章分析

この記事は、ライティング力を高めるべく発足されたらいすき会(ライティング好き&ライティングスキルUPの会)に向けて執筆しています。
※らいすき会とは、メンバーが同じ文章を読み、その文章について分析し合う会のことです。分析した内容をnoteにまとめていきます。(これでライティング力が高まるといいな……)


お題の本

文芸オタクの私が教える バズる文章教室(三宅香帆 著)

「言葉の発信力を上げたい人へ」というキーワードが帯に書いてあるこちらの本。50名ほどの文章をそれぞれ分析しており、『なぜこの文章がバズったのか?』を解説してくれています。

自分でも分析する+筆写の分析を読んで、ライティング力アップを目指します!

本日のお題:村田喜代子「ゴジラよ、瞑れ」より

 晴れた朝、今日は伊福部昭の『ゴジラ』のCDを鳴らそうかな、と思う。二階の窓の外は穏やかな陽が射して、吹く風もやさしい。こんなのを「ゴジラ日和」というのだろう。
 洋間の棚に置いたミニ・コンポは小さいけれど優れものだ。カセットを入れると雅楽めいたゆかしいクラシックの旋律が、平安京の都からでも流れてくるように、部屋に広がる。流しで食器を洗い、観葉植物に水をやっていると、やがてその曲に不穏な黒雲が混ざり始める。
 部屋の壁に、何かの黒い大きいな影法師が現れる。背中にギザギザのあるヒレを持ち、太い尻尾を引きずっている。南海の澪の中から、水爆実験で原子怪獣となったゴジラが日本へ、日本へと近付いてくるのである。

出典:文芸オタクの私が教える バズる文章教室
~村田喜代子「ゴジラよ、瞑れ」より

私の考察

これまた難しい内容。どうやら日常から非日常への流れが読者を惹きつけるってことみたいなんだけど……分析できませんでした。笑

ゴジラのCDを流していたけど、曲に合わせて感情移入して、最終的にゴジラが出てきそうな雰囲気を味わったってことなのかな?と思いました。

著者の分析

文章の書き出しって、何を書いたらいいかわからないことが多い。そんな時は「ごく日常的な習慣」から始めると書きやすい。ってことみたいです。

今回の題材は、ゴジラ考察を書きたかった。でも「ゴジラって皆さんみたことありますよね?」みたいな書き出しだとインパクトがない。

だから、「毎朝CDを聴いている」という日常に落とし込む⇨この日は「ゴジラ」だったっていう非日常でギャップをつけることで、伝えたいテーマに読者をひき込みやすなる。

ってことなんだと思います。。。

私の考察は全然違った笑

まとめ

今回の内容も難しかったし、自分がこの手法を使うんだったら……って考えてもあまり良いテーマが思いつかなかったです。

でも確かに、「文章の書き出しって難しいな〜」って思うことは多々あって。そこをのどかな日常から書き出すっていう発想はあまりなかったです。奇抜な書き出しの方がインパクトあるんじゃないかな?って思ってました。

でも、テーマが奇抜(非日常)なものであるなら、書き出しはのどかな日常にすると、そのギャップで面白くなるんだろうな。ドキドキする展開な文章も書いてみたい!と思いました。

おわり

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