開業奮闘記⑦ホームページに対する愛情がハンパない話
独立するにあたり、今の時代ホームページがないとダメだ!ということで店より前にホームページが出来上がりました。
パソコンに疎い母が奮闘
母は私の独立を応援するスポンサーのような存在。時間のある母がホームページ立ち上げのために教室に通ってくれました。パソコン教室によると『ホームページビルダー』なるもので簡単に作れてしまうらしいのです。
半年通い、ホームページに必要なサーバー、ドメイン、データベースを知った母。
しかし、家に帰ってホームページビルダーを使おうとするとまずこれが上手くいかない。パソコンって全てが一致しないと『NO‼️』を突きつけてくる。でも、何がNO‼️かは教えてくれない。トップページもメニューも出来上がり、最後に公開しようとすると『できぬ』と普通に言ってくる。その時の絶望感たるやハンパじゃないです。
そこからは間違いを探す旅。
サーバー、データベース、何かが悪いからこうなっている。まるでSEさんのするようなことを半年教室に通った母と鍼灸マッサージ師の娘が紐解こうとしている…
この時のサーバーはロリポップだったと思いますが、確かビルダーにはビルダーのサーバーがあったか何かで一向に世間に公開されず、月日はどんどん流れていきました。
ビルダーから紐解こうとすると謎解きのスパイラルにハマる、と考えた母。
母は何と!教室で習っていない『ワードプレス』で自力で作ると言い出しました。
ワードプレスも簡単ではない
後から知ったのですが、素人がワードプレスでホームページを作るって結構難易度が高いそうです。まず、申し込みからしてワードプレスにも2種類あって、ホームページ立ち上げにはorgが必要になります。
それを使う場合のログインページは『自分専用のログインページ』。ですから、ワードプレスさんのサイトからログインしてもエラーが出るというわけ。これがわかるまでに一度頭が割れています。『ここからいつも入るのですよ』と教えてくれてもいいではないか🌀と思いました。
サーバーはさくらサーバーに変えて、ヘルプサポートのアドバイスもずいぶん活用しました。親切なサーバーさんです。
母はデータベースとやらと、ワードプレスのインストールを行い、ビルダーの反省を踏まえていくつかのドメインに分けて制作を進めました。ダメだった時も戻れるように。
そのため、しろたえのドメインは最後に『homepage0』とついた、サブドメインになっているんです。
この前にたくさんの失敗作があるという、いわば勝利の証であるわけです。
公開できた喜びに満ち溢れる
ワードプレスを公開し、ネットの検索に現れた時の喜びは言葉にできませんでした。実際、ここから集客が必要になるというのにこの達成感はなんなんだ✨色々錯覚してしまいましたね。
無駄に自分で検索する日々。
今日もホームページは存在する…✨こんな嬉しいことがあって良いのだろうかと。
一回テーマを変える
大元を作って力尽きた母。そこからは私がバックアップやカスタマイズ、SEO対策をして運用していきます。初回のテーマはしばらく更新が止まっていたのでlightning という、シンプルなデザインの国産のテーマに変更しました。
最初のデザインは少し違いますが、それは色合いと自分のイラストが加わった程度。ビルダーの時から変わらずトップページは海と自分のロゴにしています。
愛着がありすぎる
誕生から育成まで、多くの時間と手間をかけると、例えホームページといえども底知れぬ愛情が湧いてきます。現代では『ホームページで集客はできない』とか『時代はSNS』と言われていますけど、そんなこたどうでもよくて、自分の店の窓口はホームページで決まりなのです。
通常、業者に頼むと車一台分の費用がかかるそうですが、しろたえのホームページは7万足らず。制作時間半年かけて完成しました。
さまざまな失敗を繰り返したおかげで、パソコンの非情な世界も知ることができました。
・エラーを出す割にそれがどこかは教えてくれない
・ボタン操作のミス一発で普通に全部消えることがある
人間界でこんな頭の硬いやついたら使いづらくて仕方ないですよ。知ってるなら途中で教えてくれても良くない?とかよく思いました。
業者に頼んだホームページも今の時代ちゃんと使う側が手入れしないと検索には上がってきません。Googleの精度が上がり、質の悪いサイトが出てこなくなっているんです🤔
昔のように、画像がいっぱいあったり、コピペや広告がやたら多くて見にくくても、キーワードを詰め込めば上位に上がる時代は終わったんです。
しろたえのドメインパワーというやつは40ですが、手作りにしては上出来だと思いますし、サイトの質の評価は高く誇りに思います。
ホームページに救われた
SNSも連動させてはいますが、やはり中心はホームページです。気になるお店を見つけた時に最終的に探すのは『店のホームページ』ですから。それがあるのとないのは大違いですし、私の活動、仕事としてちゃんとやっている事を一番説明できるのはホームページの存在です。
また、コロナ禍がスタートした時にさまざまな給付金、補助金、融資が設けられましたが、提出書類にはサイトを記載する欄が必ずあり『私が本気で仕事していること』を一発で伝えることができました。
おそらくインスタやブログ、Twitterだけだと趣味扱いで終わってしまうかもしれません。
愛情を持って育てるのは生き物だけでなく、こういう形を持っていないものに対しても必要ですね✨次の目標は『お店の魅力を的確に伝えていくこと』。品物を売っているわけではないので、いかにわかりやすく、必要としている人に伝えていくか?が課題です。
ちなみに最近『手技の説明をしても伝わりにくい』ことが判明しました。
私ならどういう手技をしてるのか調べるところですが、これが業者目線なのですね💦もともとアピールやマーケティングが苦手なのでここも次の課題です。
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