42歳。そろそろ自由に生きることにした。
公園の空に上がった凧。
気持ちよく空を飛んでるように見えて繋がった糸。
そう、糸があるんだよね。それも結構しっかりした糸に繋がれてる。
まあまあ真面目に生きてきた。いや、生きてきてしまった。幼稚園の頃から祖母と暮らし始めたから、母が2人いるような環境で、躾も厳しかった。
親の言うこと、先生の言うことを聞き、みんなと仲良く。人に迷惑をかけず、頼らず、自分でできることは自分で。苦手なことは頑張って、できるようになるように努力する。私が第一子、お姉ちゃんだったこともそれを強める要因だった。
今小学生の三兄弟を育てている私は、そんなことを言いたくなくて、自分らしくを大切に、その子その子の個性や良さを潰さないように心がけている。
誰かが決めた社会の幸せとか、価値観とかじゃなくていい。
まるで自分に言い聞かせるように子供に話している時もある。
自分らしさがわからなくなるくらい他人軸で生きてきてしまったからこそ、自分が本当は何がしたいのかすらわからなくなるような辛さを子供たちには味わってほしくない。
自分のしたいことがわからないってなかなか辛いからね。
もういい加減自分を解放してあげよう。
いきなりはそれができないこともここ数年でよくわかっている。
でも、一歩一歩。
自分を解放してあげたい。
凧を見上げながら
「糸切っちゃえ。」そう感じた。