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13年前、ギターとピアノで
夫と付き合い始めたのは、今から13年前。
とはいえ、私は夫の「彼女」ではなかった。
ちょうどその頃、夫は何を思ったのかギターを始めた。
夫の住むワンルームマンションの片隅には、ギターが置かれていた。
通販で買ったものらしい。
職場のお客さんに、ギターの上手なAさんという人が居た。
夫は月に1回、Aさん自宅に行ってギターを教えてもらっていた。
Aさんは、とりあえずコード進行が簡単な曲を、いくつかピックアップしてくれた。
夫はA4のコピー用紙に歌詞を書き、コードを写した。
私は7歳から20歳まで、ピアノを習っていた。
分野はクラシックだったが、コードがどんなものか、というのは何となく知っていた。
今の家に引っ越してからは、ギターとピアノでよく演奏をした。
だが、残念なことに…
夫に音楽のセンスは無かったのである。
3年ほど、ちょこちょこと弾いていたが、夫は仏像彫刻を始めた頃に、ギターを辞めてしまった。
30万円出して買った、桜井和寿モデルのギターを、あっさりとハードオフに売ったのだ。
ま、それで正解だったとは思うけど。
仏像に路線を変更してくれて、良かったんだけど。
私は今でも、酔っぱらった時限定でピアノを弾く。
クラシックも弾くし、久石譲さんの曲も弾く。
ナウシカのテーマなど、高校生の頃に暗譜した曲は、今でも楽譜無しで弾くことができる。
また、ソナチネやブルグミュラーを今弾いてみるのも、けっこう楽しい。
さて。
音楽のセンスは皆無の夫だが…
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夫が書く「文字」は、けっこう好きである。
書道的にいえば、クセ字だ。
だが、罫線なしの白紙に、夫はブレずに文字を書く。
クセ字ではあるが、読みやすい。
書道有段者の母いわく、
「性格は字にでる」
これを踏まえると、几帳面、真面目、という夫の性格が文字に表れているのだろう。
この画像の字は少々粗いが、普段はもっと柔らかい字を書く。
字だけ見ると、女性かと思うくらい。
少なくとも、夫は文字を書くセンスはあるのかもしれない。
ラベンダーさんが、文字について書かれていました。
字のきれいな男性って、萌えますよね💗
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