結婚とは。3度目の結婚をしてみて、思うこと
みなさまこんにちは。
今日は夫と、ちょっとお高いホテルのランチを食べに出かけたのに…
「コロナ感染対策のため、火曜日と水曜日はランチ営業はしておりません」と言われてしまいました。
仕方なく、ラーメンを食べて帰ってきました。
さて。
#とは 、というハッシュタグ。
まず思いついたのは、「結婚とは」というタイトルです。
自己紹介でも書きましたが、私は現在、3度目の結婚生活を継続中です。
夫もまた、3度目の結婚生活です。
(夫の場合、2度目は事実婚でしたが)
私たち夫婦は、同じ数だけ、結婚に失敗しているのです。
お互い結婚に向いてないんちゃうか、と言いつつも、何とか結婚10年目を迎えました。
夫と入籍をする前、3年間同棲生活を送りました。
その間、「いつか結婚しよう」などということは、お互い言ったことはありませんでした。
しかし、同棲生活も長くなってくると、色々考えるようになったのです。
・どちらかが急に病気になったら、どうなるのか
・夫が仕事中、ケガや事故にあっても、私に連絡は来ない
(おそらく緊急連絡先は夫の実家になっていたと思われる)
・家族手当が出ない
・扶養控除が受けられない
…などなど。
3年も同棲すれば、夫がどんな人間なのかもわかっています。
夫という人は、分厚い取扱説明書が必要だということも、理解していました。
お互い、過去に2度失敗している…
それでも、夫の「顔」は一生見ていたい…
この人やったら、骨を拾えるかもしれない…
2011年、6月。
色々考えた私は、占い師さんに相談することにしました。
当時私は、占いにハマっていました。
そして、結婚について相談しました。
すると…
「結婚するなら、今年ですね。来年以降になると、思い切りがつかないまま、ズルズルとした関係が長く続きます」
と、言われてしまいました。
やっぱりか、と思いました。
でも、夫は自分からは言わないだろうなぁ、とも思いました。
占い屋さんの近くにある神社で、私は手を合わせました。
「結婚できますように」
…と。
そして翌日。
朝刊の占い欄を見ると、
「12月生、今週は縁談を進めると吉」
と書かれていたのです!!!
これはもう、逆プロポーズするしかない。
私は心に決めました。
6月28日の夜のことです。
私は、夫と庭でバーベキューをしていました。
当時から住んでいる借家は、庭付き1戸建てなので、時々庭でバーベキューを楽しんでいたのです。
酒も進み、夫も私もほろ酔いで良い気分になった頃…
切り出しました。
「あのさ、『うん』て言ってよ」
「何?」
夫は不思議そうな顔をしました。
「あのな、今年父親が定年になるねん。そしたら、私の社会保険がなくなるねん。国保やったら、保険料払わなあかんねんな」
「うん、そうやな」
「それでや。籍、入れてくれへん?そしたら店長(自宅でも私はそう呼んでいる)の社会保険に入れるやん?」
「えっっ」
さすがに、夫もビックリしたようです。
「ほんで、店長も扶養控除受けられるから、税金で持っていかれる分が減るねん」
私は、畳みかけました。
「お互いに、メリットあるやろ?」
ニヤリ、と笑いかけると、夫の目が泳いでいました。
「まぁ…それはそうやけど…」
「籍、入れようや」
「そやな…そうしようか…」
夫は、気持ちを落ち着かせようとしたのか、缶チューハイをグビリと飲みました。
「でも、こういうのって、普通男から言わへんか?」
と夫が言うので、
「なかなか言わへんからやんか」
と、返してやりました。
それでも夫はブツブツと、
「でも俺も、いい加減な気持ちやったわけちゃうで」
と言い訳をしておりました。
「で?どうする?届け、月末にする?一日(いっぴ)にする?」
私が聞くと、
「そこはやっぱり、一日でええんちゃうん」
夫がそう答えました。
そうして翌月の7月1日、無事婚姻届けを提出したのです。
そう、私にとって結婚とは…
「社会保険と扶養控除」
です!!!
あ、結婚できますように、とお参りした神社には、後日きちんとお礼参りに行きました。