6月28日 奈良県桜井市・大神神社 その2
6月28日、奈良県桜井市にある大神神社(おおみわじんじゃ)にお参りしてきました。
今回は、続きです。
前回の記事は、こちら。
さて。
大神神社拝殿・祈祷殿を後にして、参道を進みます。
「久すり道」と書いて「くすり道」と読みます。
大神神社にお祀りされている「少彦名大神(すくなひこなのおおかみ)」は、酒造りの神として知られていますが、医薬の神様としても有名です。
参道の両脇には、たくさんの薬草・薬木が植えられています。
テンダイウヤク。
胃腸に良いそうです。
トウキとキハダ。
詳細は省きますが、どちらも漢方薬として知られています。
ほかにも、トチュウやニッキ(シナモン)など、たくさんの薬草が植えられていました。
灯籠には、製薬会社の名前が書かれています。
まだ進みます。
狭井神社(さいじんじゃ)に到着しました。
狭井神社・拝殿。
こちらの神様は、病気平癒の神様として、信仰を集めています。
また、拝殿の裏手には「薬井戸」があります。
こちらの井戸に湧く水は、万病に効くという「薬水」とされています。
ペットボトルを持参すれば、持ち帰ることができます。
また、狭井神社の授与所では、ペットボトル入りの薬水を買うこともできます。
今回は、2リットルのペットボトル2本を持参しました。
狭井神社の鳥居の少し手前にある、市杵島姫神社(いちきしまひめじんじゃ)です。
こちらにお祀りされているのは、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)です。
海の神、水の神として信仰を集めています。
また、弁財天と同一神とされ、芸能の神様でもあります。
市杵島姫命をお祀りする社殿は、たいていどこも鮮やかな朱塗りになっています。
また水の神なので、水辺に祀られることがほとんどです。
有名なのは、奈良県天川の天河大弁財天社ですね。
…話がそれました。
弁財天は大好きなので。
さて、狭井神社・市杵島姫神社にお参りをしてから、最後の境内社へと向かいます。
狭井神社から伸びる脇道に入ります。
石段を上ります。
さらに進みます。
春なら、桜が咲く参道です。
ひたすら歩きます。
右手には、ユリ園があります。
5月ごろなら、ササユリを見ることができます。
この日は、1~2輪だけ咲いていました。
境内社・久延彦神社(くえひこじんじゃ)に到着しました。
久延彦神社にお祀りされている久延毘古命(くえびこのみこと)は、知恵の神様・学業の神様として信仰を集めています。
久延毘古命のお姿は、カカシです。
しかし、姿はカカシながら、とても博識で「万を知る」とされています。
境内には、「試験合格」を祈願して書かれた絵馬が、たくさんありました。
何を隠そう…
夫もかつて、久延彦神社にお世話になったことがあるのです。
もう10年ちょっと前でしょうか。
ガソリンスタンドで働く夫が、危険物の試験を受けることになったのです。
それまで、何度も危険物の試験にチャレンジしながら、不合格だった夫。
(だって事前に勉強しないから)
さすがに今回は、合格したい!という思いで、試験前に久延彦神社にお参りをしました。
お守りもいただきました。
まぁ試験勉強はやっていたようですが…
試験後、夫は「五分五分かな」と言っていました。
私は、夫の勉強具合から、ほぼ落ちると思っていました。
私も過去、危険物の試験を受けようと思ったことがあるので。
しかし、無事合格!!!
これは、どう考えても久延毘古命のおかげや!!!
本当に、そう思いました。
試験合格もそうですが、人生において「知恵が欲しい」と思った時に、私は久延彦神社にお参りします。
すると、数日後に「おっ」となるような思いつきがあったりします。
久延彦神社に奉納された「知恵ふくろう」。
ふくろうは、大きな目で色んなものを見るところから、「知恵」の象徴とされることが多いです。
撫でてご利益をいただくのですが、今の時期はさすがに無理でした。
久延彦神社は高台にあるので、大和の風景を一望することができます。
帰りは、境内から石段を下ります。
久延彦神社・鳥居。
さて、お参りを済ませたので駐車場へと向かいます。
大神神社~狭井神社~久延彦神社は、境内を半周する形になっています。
なので、久延彦神社から参道を歩き、駐車場へと戻ります。
この参道途中にも、境内社があります。
今回はお参りしませんでしたが。
三輪といえば、そうめん。
柿の葉寿司も、名産品です。
もう少し参道を進むと、ちょうど大神神社の二の鳥居の場所に出ます。
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