9月7日 三重県名張 赤目四十八滝 その2
その1はこちら
さて、不動滝からさらに先へと進みます。
実はこの日、母が体調不良だったので、父とともに途中でリタイアしました。
ここから先は、夫と二人で歩きました。
不動滝から遊歩道を、さらに15分ほど歩くと…
大きな滝が見えてきました。
赤目五瀑のうちのひとつ、千手滝です。
高さ15m、幅4m、滝壺の深さ約20m。
岩を伝って流れる滝の姿が、千手観音に似ているから、この名前がついたんだとか。
落差はそれほどでもありませんが、とても美しい滝でした。
遊歩道沿いのコケ。
水が滴っているのがおわかりいただけますでしょうか。
さて、千手滝から細く急な階段を上り、さらに階段を下りたところに、3つめの赤目五瀑があります。
高さ30mから一条の布をかけたように落ちる滝。
布曳滝です。
滝壺の深さは、30m。
岩盤をえぐる水の力は、すさまじいですね。
さて、先へと進みます。
渓谷沿いの遊歩道は涼しかったのですが、歩いているとやはり汗をかきました。
アップダウンもそれなりにありましたのでね。
こちらは、大きな滝ではありませんが…
「竜ヶ壺」という名前がついています。
水の力が一面の岩盤を石臼のように掘り抜いて、底無しと言われるほど深い壺となっています。
ここには竜が棲むという言い伝えがあります。
先ほどの「布曳滝」の滝口(水の落下開始場所)です。
夫はこれを見て、
「ここからウォータースライダーで滑りたい」
などと、おバカなことを言っておりました。
「命と引き換えにするか?」
と、私は鼻で笑いました。
赤目渓谷は、とても急な流れになっています。
自然の中、水はどこまでも透明でした。
せせらぎの音に癒されます。
ちなみにこの遊歩道、携帯電話の電波がほとんど入りません。
おかげさまで、着信に邪魔されずに歩くことができます。
けが人、急病、落石があった場合は、遊歩道のところどころに設置されている緊急連絡ポイント(インターホン)で、管理センターに連絡することができます。
大きな岩がゴロゴロ。
小さな滝ですが、「陰陽滝」という名前がついています。
遊歩道入り口からここまで、約50分の道のりです。
水の色が、深さをあらわしています。
深い、深い緑色。
さらに渓流をさかのぼります。
周囲の緑、清流の音、木々の匂い、足元の落ち葉。
五感で自然を感じました。
(厳密には4感)
私が写真を撮っていても、夫は先に進みます。
ひな壇のような流れ。
大小の岩の間を、水が流れています。
ここまで、ちょうど1時間かかりました。
この先はちょっとした広場になっていて、お弁当を広げる人もちらほら。
時計を見ると、ちょうど12時でした。
「次に来るときは、弁当持ってきてここで食べよう」
と、夫が言いました。
まだこの先にも、良い滝があるのですが…
両親を待たせているので、引き返すことにしました。
帰路は下りが多いので、脚がガクガクになりました(笑)
下りの方がしんどいんですよねぇ。
引き返して、ふたたび千手滝をパチリ。
恒例の、夫の後ろ姿。
脚ほっそ。
また行きたいです。
いつ訪れても良い場所ですが、できれば雨上がりがいいです。
そういえば数年前に行った時は、車で向かう途中、大雨で…
西名阪道は、バケツをひっくり返したかのような土砂降りでした。
到着した時、雨が上がりました。
大雨の後の滝は、素晴らしかったです。
まぁ今回も、雨が続いた後なので、水量は多かったのですが。
秋は紅葉が素晴らしいんだそうです。
私は夏にしか行ってないですが。
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赤目四十八滝公式HP
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